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「悩み」。

2010年09月29日 23:18

「悩み」とは、誰しもが持つものです。

悩みを持ち、それを乗り越えるからこそ人は成熟していきます。


悩む力と言ってもイイかもしれません。

悩むことができるというのは、人生においてとても大切なことだと思います。


しかし、どんなことでも“過ぎる”ことはよくありません。

悩む→解決できない→さらに悩む。では悪循環ですし、色々な悩みを同時に抱えている状態も決していい状態とはいえません。

「悩む」ことも過ぎれば、健康を害しかねません。

悩みに対する戦略を知らない人は病気になりやすいのです。


不安や悩みから病気になることも多く、身体と心は密接な関係にあります。

昔からそのようなことは言われてきました。

≫医師の犯している最大の過ちは、心を治療しようとせず、肉体を治療しようとすることだ。心と肉体は1つのものであり、別々に治療できるはずがない。  byプラトン

最近、心療内科や精神科などもでき、心に対するアプローチも増えてきました。

それは心の病がより表に見えるようになったからかもしれません。

悩み過ぎることで、心の健康を損ない、身体の健康も害しているのです。



さて、突然ですが悩むことでの最大の欠陥はなんでしょうか?


それは、“私たちの集中能力を奪ってしまうこと” です。


悩むことで周りに気を配れなかったり、見えなかったりしますが、恐いのはどうして悩んでいるのか?どうすればいいのか? そのことを考える集中能力がなくなることなのです。

悩み始めると、気持ちは絶えず動揺し、決断力が失われます。

「悩み」にぶつかり苦悩している時、最悪の事態を直視しなければ、それは考えているのではなく、ただ悩んでいるだけになっているのです。

そして、悩み続けて最終的には病気になってしまいます。



考える力を取り戻し、悩みを解消するためには、まず最悪の事態を自問し、受け入れなければいけません。

自分の目を無理やり、最悪の事態へと向けさせ、それに対する心の構えを固めることができれば、悩みにつきまとう妄想はことごとく消え去り、問題解決のため全力を集中できるような立場に自分を置くことができます。

真の心の平和は、最悪のことがらをそのまま受け入れることによって得られるのです。

それが、エネルギーを解放することになり、どんな不幸な結果をも克服する出発点となります。



また、「悩み」とは、過去か未来に対するもの。

しかし、「悩み」に対して、全力で集中できるのは今だけです。

全知全能を傾け、あらゆる情熱を注ぎ、今日を努力することが「悩み」に対する唯一の方法なのです。

どれだけの問題があったとしても1日やれることは限られています。

1日にやれることを懸命にやり、その積み重ねで人生ができている。

今日1日に未来の不安・過去の失敗を思い悩む時間はいらないのです。




 「悩み」について色々と書いてきましたが、良くも悪くも人生には必ずあるものです。

必ずあるからこそ悩みに対する対応策を勉強しておかなくてはいけません。

それが、本からでも、人からでも、マンガからでもかまいません。

「悩み」に対する対応を間違えず、健康を害するものではなく、人生をより良くする方法であれば。


私たちは、自分が思っているよりも頑丈にできています。

まだ一度も使ったことのない精神的資源(エネルギー)を内に数多く秘めているのです。

それを使えば、様々な環境の中でも、悩みに負けず内心の安らぎを保つことができます。

最後に、「悩み」の対応策でこの精神的資源を使う手順を書いておきます。

  Ⅰ. 「失敗の結果起こりうる最悪の事態とは何か」を自問・分析すること。
  Ⅱ. やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。
  Ⅲ. それから落ち着いて最悪の状態を好転させるよう最大限の努力すること。



「悩み」に囚われすぎず、心の健康を大切にしましょう・・・。




今回の話はコチラの本↓の第一章を参考にしています。

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