2010年02月02日 00:19
前回のヒアルロン酸に続き、今回は『コラーゲン』を科学的・医学的視点からみていきましょう( ^_^)ノ
では前回を踏襲して、まずは、そもそもコラーゲンとはなにか? から説明しますね。
コラーゲンは、タンパク質の一種で、皮膚・血管・腱・骨・内臓など全身に存在し、からだを構成するタンパク質の約30%を占めています。
細胞と細胞の間を満たすクッションであり、肌の張りはコラーゲンで保たれているのです。
これも大きく分けて、コラーゲンの使い方には3つあります。
では、ひとつずつ効果があるかみていきましょう。
① 手術での使用 ですが、整形手術や止血剤以外ではあまり使われていないようです。
しかし、コラーゲンに対してアレルギーのある人も多くいるので、過剰反応を起こすか医師と相談する必要があるので注意しましょう。
② 化粧品などの皮膚への使用 について、あまり知られていませんが、コラーゲンの効果はあまりありません!
いまでは、「ぷるぷるのコラーゲン入り」など、あの手この手とあらゆる方法でコラーゲン入りをアピールする化粧品が多くあります。
効果がない!などと一言で言ってしまっては語弊がありますから、説明しますと、
この時のコラーゲンは皮膚表面の保湿剤としての効果のことであり、皮膚自体がツルツルになったり、モチモチ肌になるわけではないのです。
乾燥肌の人が保湿剤として使うなら効果があるが、張りのある肌が欲しいという肌自体の改善を求める人には効果はありません。
③ サプリメント・食品など、口からの摂取 、これも実はあまり効果が期待できません。
コラーゲンとは、前述したようにタンパク質の一種なので、当然口から入ればアミノ酸やペプチドまで分解されてしまいます。
ヒアルロン酸のところでも書いたように、口から入ったものは消化分解されてから、身体に吸収される。
なので、体内のコラーゲン量が不足したからといって、コラーゲンを摂ればそのままコラーゲンになるということはないのです。
これは、「毛髪を食べたら、髪の毛が生える。」ということがないのと同じことを意味しているのです。
では、もう少し詳しく説明していきますね。
もともとコラーゲンというものは、あまり上手く消化されないので、そのまま排泄されやすい栄養素でもあります。
その上、うまく消化されたコラーゲンはアミノ酸になると書きましたが、このアミノ酸は体の中にありふれたアミノ酸で、必須アミノ酸と呼ばれる体内では生成できず、体の外からわざわざ摂取しないといけないアミノ酸でもないのです。
つまり、体内にあるコラーゲンは普段食べている食品で十分作ることができます。
体内コラーゲンにならないから、コラーゲンを摂らなくてもイイ。と言っている訳ではありません。
摂取した一部は、栄養になるわけだから摂ることは大切なのですが、わざわざコラーゲンを摂ろう!!と考える必要はないということなのです。
「関節軟骨のために。」とか「肌の張りを保つために。」とか「コラーゲン入りの鍋が身体にイイ。」などのように、わざわざとる必要はないのです。
私たちは普段肌や関節などの調子が悪い時、「なにか栄養素が足りていないのでは?」という、欠乏心配症になってしまっています。
そこに付け込むように健康食品・美容関係の会社は、さも効果があるような広告・CMをして、巧みに商品を売りつけようとしてきます。
そして行政も、効果がなくても身体に悪い影響が出てこなければ、取り締まることはできないと思うので、世の中に効果がなくても色々な商品が出回ってしまったのです。
それらに騙されず、なにが本当に効果のあるものなのかを知り、自分で選択して使うことがもっとも大切なことです。
これで、『ヒアルロン酸・コラーゲンは本当に効果のあるもの?』も終了です。
どれも長文になりましたが、みなさんの役に立てれば幸いです( ^ ^)/
↓役に立った・わかりやすかったなど、よかったらポチッとヨロシクお願いしますm(_ _)m

さて、「そうは言っても、どうやって調べたらイイんだよ!?」という声が聞こえてきそうです(笑)
いちをこのサイト↓を載せておくので、情報のひとつとして活用されるとイイと思います(^_^)
【国立健康・栄養研究所】 「健康食品」の安全性・有効性情報
また、タメになるサイトがあったら載せておきますね~。
(タメになるサイトを知っていたら、コメントにリンクをお願いしますm(_ _)m)
では前回を踏襲して、まずは、そもそもコラーゲンとはなにか? から説明しますね。
コラーゲンは、タンパク質の一種で、皮膚・血管・腱・骨・内臓など全身に存在し、からだを構成するタンパク質の約30%を占めています。
細胞と細胞の間を満たすクッションであり、肌の張りはコラーゲンで保たれているのです。
これも大きく分けて、コラーゲンの使い方には3つあります。
① 手術での使用
② 化粧品などの皮膚への使用
③ サプリメント・食品など、口からの摂取
では、ひとつずつ効果があるかみていきましょう。
① 手術での使用 ですが、整形手術や止血剤以外ではあまり使われていないようです。
しかし、コラーゲンに対してアレルギーのある人も多くいるので、過剰反応を起こすか医師と相談する必要があるので注意しましょう。
② 化粧品などの皮膚への使用 について、あまり知られていませんが、コラーゲンの効果はあまりありません!
いまでは、「ぷるぷるのコラーゲン入り」など、あの手この手とあらゆる方法でコラーゲン入りをアピールする化粧品が多くあります。
効果がない!などと一言で言ってしまっては語弊がありますから、説明しますと、
この時のコラーゲンは皮膚表面の保湿剤としての効果のことであり、皮膚自体がツルツルになったり、モチモチ肌になるわけではないのです。
乾燥肌の人が保湿剤として使うなら効果があるが、張りのある肌が欲しいという肌自体の改善を求める人には効果はありません。
③ サプリメント・食品など、口からの摂取 、これも実はあまり効果が期待できません。
コラーゲンとは、前述したようにタンパク質の一種なので、当然口から入ればアミノ酸やペプチドまで分解されてしまいます。
ヒアルロン酸のところでも書いたように、口から入ったものは消化分解されてから、身体に吸収される。
なので、体内のコラーゲン量が不足したからといって、コラーゲンを摂ればそのままコラーゲンになるということはないのです。
これは、「毛髪を食べたら、髪の毛が生える。」ということがないのと同じことを意味しているのです。
では、もう少し詳しく説明していきますね。
もともとコラーゲンというものは、あまり上手く消化されないので、そのまま排泄されやすい栄養素でもあります。
その上、うまく消化されたコラーゲンはアミノ酸になると書きましたが、このアミノ酸は体の中にありふれたアミノ酸で、必須アミノ酸と呼ばれる体内では生成できず、体の外からわざわざ摂取しないといけないアミノ酸でもないのです。
つまり、体内にあるコラーゲンは普段食べている食品で十分作ることができます。
体内コラーゲンにならないから、コラーゲンを摂らなくてもイイ。と言っている訳ではありません。
摂取した一部は、栄養になるわけだから摂ることは大切なのですが、わざわざコラーゲンを摂ろう!!と考える必要はないということなのです。
「関節軟骨のために。」とか「肌の張りを保つために。」とか「コラーゲン入りの鍋が身体にイイ。」などのように、わざわざとる必要はないのです。
私たちは普段肌や関節などの調子が悪い時、「なにか栄養素が足りていないのでは?」という、欠乏心配症になってしまっています。
そこに付け込むように健康食品・美容関係の会社は、さも効果があるような広告・CMをして、巧みに商品を売りつけようとしてきます。
そして行政も、効果がなくても身体に悪い影響が出てこなければ、取り締まることはできないと思うので、世の中に効果がなくても色々な商品が出回ってしまったのです。
それらに騙されず、なにが本当に効果のあるものなのかを知り、自分で選択して使うことがもっとも大切なことです。
これで、『ヒアルロン酸・コラーゲンは本当に効果のあるもの?』も終了です。
どれも長文になりましたが、みなさんの役に立てれば幸いです( ^ ^)/
↓役に立った・わかりやすかったなど、よかったらポチッとヨロシクお願いしますm(_ _)m


さて、「そうは言っても、どうやって調べたらイイんだよ!?」という声が聞こえてきそうです(笑)
いちをこのサイト↓を載せておくので、情報のひとつとして活用されるとイイと思います(^_^)
【国立健康・栄養研究所】 「健康食品」の安全性・有効性情報
また、タメになるサイトがあったら載せておきますね~。
(タメになるサイトを知っていたら、コメントにリンクをお願いしますm(_ _)m)
コメント
蘭奈ママ | URL | -
大臀筋のストレッチをしていますと自分のブログに書きましたら
どんなとの質問がありましたのでJAKUTAKUさんのブログを
紹介させてください<m(__)m>
参考になりました。
時々お邪魔させて頂きます。謝謝\(^o^)/
( 2010年12月08日 18:48 [Edit] )
JAKUTAKU | URL | srF/8RA2
Re: タイトルなし
>蘭奈ママさん
はじめまして^^
訪問&コメントありがとうございます
参考になったなら、嬉しいです^^
紹介は一向に構いませんよ~。わかりにくい個所があれば、わかる範囲で答えますので質問してくださいね!
(わたしの絵では伝わりきらないと思うので(笑))
これからもなるべく役に立つような記事を書いていきたいと思ってます。
こちらこそよろしくお願いしますね
( 2010年12月09日 18:02 [Edit] )
コメントの投稿