2010年08月17日 01:12
「湯治入門その1、その2、その3、その4、その5」のつづきです↓
○ 湯治をしよう - 湯治の仕方 の つづき ・・・≫
前回は、「温泉の正しい入浴方法」について説明しました^^
意外と知らないこともあったのではないかと思っていますが、いかがだったでしょうか?
「温泉への入り方はわかったけど、湯治はどのくらいの日数をかけるものなの?」ということが前回、説明しきれませんでした^^;
今回は、その「湯治の期間」について説明していきますね
温泉に1回だけ入浴しただけでは、温泉旅行になってしまいます。
湯治は、疲労を回復させる「休養」、健康を保持し病気を予防する「保養」、病気の治療をする「療養」のために行うもので、ある程度の期間、温泉に入浴する必要があるのです。
そこで湯治には昔から言われている言葉があります。
『湯治、七日一回り、三回りを要す』
地域や泉質にもよりますが大体7日間前後を「ひと回り」とし、それを2、3回りすることが、効果のある伝統的な湯治のスタイルなのです。
つまり、大体2~3週間程度続けて行うのがよいとされていた訳です。
2~3週間がいいと言われても、そんな時間は取れないよ!!という方のほうが多いと思います(笑)
しかし、さらに「ひと回り×3回」を年に数回繰り返すことで、本当の湯治の効果を実感できるとも言われ、病を治すためには長い時間をかける必要があります。
なかなか簡単に時間がとれる人ばかりではありませんが、湯治で病を治すには時間が必要だ。ということは覚えておいてください。
さて、時間がとれる人もいれば、とれない人もいます。また、病を治すために湯治に行く人もいれば、体調を整える保養やリフレッシュのためにいく人もいます。
なので、今回ここでは、いくつかのケースを紹介していこうと思います^^
自分の湯治の目的や社会環境・費用など、自分にあった湯治のスタイルの参考になればいいなと思っています
- 湯治のスタイル その1 『7日ひと回り×3回り』 -
ひと回り×2~3回というのは、伝統的な湯治のスタイルです。
「ひと回り」というのは、温泉の効果があらわれる期間であり、徐々に身体を温泉に慣らしていく期間でもあります。
始めのひと回り目のとき、湯治開始2~3日目または1週間程度で「湯あたり」の症状が出てきやすいです。
「湯あたり」は、温泉の刺激に体が反応しているためで、倦怠感・食欲減退・めまい・頭痛・眠気・不眠・発熱など、症状はさまざま。
必ずしも毎日入浴するのでなく、治癒の過程で体に痛みがでたり、「湯あたり」をしたら、入浴しない休息日をとったり、入浴回数を減らしたりしてください。
始めのひと回りで、温泉に慣れたり、温泉の泉質が体質に合うかなどを確かめます。
そして、1・2日程度休息をとって2回り、3回りと入っていきます^^
また、3回り(3週間程度)湯治をしたら、温泉の入浴効果が落ちてきます。
温泉に含まれている成分が皮膚から吸収されて細胞活動が活性化され、また温泉の成分や温熱の刺激が神経系統を調整し、バランスを崩した内臓の機能をして自然治癒力を高めてくれますが、毎日入浴していると、3~4週間程度で入浴効果が落ちてくるのです。
なので、3回りしたら、1~2ヶ月以上カラダを休ませてあげて、また3回りというように、湯治と休息を繰り返したほうが効果的な湯治の期間となります。
このスタイルは、2~3週間ほどの時間がとれる人や真剣に病を治そうとする人は、このスタイルがいいと思います
ただ、長期滞在は費用もかかりますから、『その4 温泉地・宿の選び方』で説明したような安く長期滞在できる宿を選ぶようにしましょう
- 湯治のスタイル その2 『週に1回温泉入浴する習慣を』 -
週1回の温泉入浴を3~6ヶ月続けても、連続湯治と同じ効果が得られます。
長期の休暇がとれない人は、このスタイルがいいと思います
自分に合った・自分の気に入った温泉に、曜日を決めるなどして、週に1回温泉に入浴する習慣をつけましょう。
週1回の入浴とはいえ、この時も「その5-温泉の正しい入浴方法」を参考にしながら、1日2~3回程度入浴するようにしてください。
あくまで、湯治としての意識をもっておきましょう。
- 湯治のスタイル その3 『2泊3日程度のプチ湯治』 -
長期の休暇もとれないし、週1回通えるような温泉がまわりにない人は、このプチ湯治のスタイルをオススメします
プチ湯治は、基本的には病気の治療をする「療養」ではなく、健康を保持し病気を予防する「保養」を目的とした考え方です。
1週間以上の長期休暇は無理だが、2泊3日、3泊4日のような日程を温泉地で過ごして、体調を整えるというものなのです。
病気とまではいえないが、体調の不調や悩みなど「未病」の状態の人が現代では多くなりました。
日々の生活で、自律神経の失調・免疫力の低下・ストレスやノイローゼなどの精神的苦痛・アレルギー症状など、さまざまな症状を持ちやすくなっています。
それを「プチ湯治」によって、リフレッシュし病気になりにくい身体を維持させようというのです。
「プチ湯治」も1回こっきりではなく、定期的な間隔で行うことが大切です。
疲れや症状を感じる前に、プチ湯治で体調を整えるのが理想的といえます。
この時も「その5-温泉の正しい入浴方法」を参考にしながら、1日2~3回程度入浴するようにしましょう
・・・つづく ≫≫
↓役に立った・わかりやすかったなど、よかったらポチッとヨロシクお願いしますm(_ _)m

○ 湯治をしよう - 湯治の仕方 の つづき ・・・≫
前回は、「温泉の正しい入浴方法」について説明しました^^
意外と知らないこともあったのではないかと思っていますが、いかがだったでしょうか?
「温泉への入り方はわかったけど、湯治はどのくらいの日数をかけるものなの?」ということが前回、説明しきれませんでした^^;
今回は、その「湯治の期間」について説明していきますね

温泉に1回だけ入浴しただけでは、温泉旅行になってしまいます。
湯治は、疲労を回復させる「休養」、健康を保持し病気を予防する「保養」、病気の治療をする「療養」のために行うもので、ある程度の期間、温泉に入浴する必要があるのです。
そこで湯治には昔から言われている言葉があります。
『湯治、七日一回り、三回りを要す』
地域や泉質にもよりますが大体7日間前後を「ひと回り」とし、それを2、3回りすることが、効果のある伝統的な湯治のスタイルなのです。
つまり、大体2~3週間程度続けて行うのがよいとされていた訳です。
2~3週間がいいと言われても、そんな時間は取れないよ!!という方のほうが多いと思います(笑)
しかし、さらに「ひと回り×3回」を年に数回繰り返すことで、本当の湯治の効果を実感できるとも言われ、病を治すためには長い時間をかける必要があります。
なかなか簡単に時間がとれる人ばかりではありませんが、湯治で病を治すには時間が必要だ。ということは覚えておいてください。
さて、時間がとれる人もいれば、とれない人もいます。また、病を治すために湯治に行く人もいれば、体調を整える保養やリフレッシュのためにいく人もいます。
なので、今回ここでは、いくつかのケースを紹介していこうと思います^^
自分の湯治の目的や社会環境・費用など、自分にあった湯治のスタイルの参考になればいいなと思っています

- 湯治のスタイル その1 『7日ひと回り×3回り』 -
ひと回り×2~3回というのは、伝統的な湯治のスタイルです。
「ひと回り」というのは、温泉の効果があらわれる期間であり、徐々に身体を温泉に慣らしていく期間でもあります。
始めのひと回り目のとき、湯治開始2~3日目または1週間程度で「湯あたり」の症状が出てきやすいです。
「湯あたり」は、温泉の刺激に体が反応しているためで、倦怠感・食欲減退・めまい・頭痛・眠気・不眠・発熱など、症状はさまざま。
必ずしも毎日入浴するのでなく、治癒の過程で体に痛みがでたり、「湯あたり」をしたら、入浴しない休息日をとったり、入浴回数を減らしたりしてください。
始めのひと回りで、温泉に慣れたり、温泉の泉質が体質に合うかなどを確かめます。
そして、1・2日程度休息をとって2回り、3回りと入っていきます^^
また、3回り(3週間程度)湯治をしたら、温泉の入浴効果が落ちてきます。
温泉に含まれている成分が皮膚から吸収されて細胞活動が活性化され、また温泉の成分や温熱の刺激が神経系統を調整し、バランスを崩した内臓の機能をして自然治癒力を高めてくれますが、毎日入浴していると、3~4週間程度で入浴効果が落ちてくるのです。
なので、3回りしたら、1~2ヶ月以上カラダを休ませてあげて、また3回りというように、湯治と休息を繰り返したほうが効果的な湯治の期間となります。
このスタイルは、2~3週間ほどの時間がとれる人や真剣に病を治そうとする人は、このスタイルがいいと思います

ただ、長期滞在は費用もかかりますから、『その4 温泉地・宿の選び方』で説明したような安く長期滞在できる宿を選ぶようにしましょう

- 湯治のスタイル その2 『週に1回温泉入浴する習慣を』 -
週1回の温泉入浴を3~6ヶ月続けても、連続湯治と同じ効果が得られます。
長期の休暇がとれない人は、このスタイルがいいと思います

自分に合った・自分の気に入った温泉に、曜日を決めるなどして、週に1回温泉に入浴する習慣をつけましょう。
週1回の入浴とはいえ、この時も「その5-温泉の正しい入浴方法」を参考にしながら、1日2~3回程度入浴するようにしてください。
あくまで、湯治としての意識をもっておきましょう。
- 湯治のスタイル その3 『2泊3日程度のプチ湯治』 -
長期の休暇もとれないし、週1回通えるような温泉がまわりにない人は、このプチ湯治のスタイルをオススメします

プチ湯治は、基本的には病気の治療をする「療養」ではなく、健康を保持し病気を予防する「保養」を目的とした考え方です。
1週間以上の長期休暇は無理だが、2泊3日、3泊4日のような日程を温泉地で過ごして、体調を整えるというものなのです。
病気とまではいえないが、体調の不調や悩みなど「未病」の状態の人が現代では多くなりました。
日々の生活で、自律神経の失調・免疫力の低下・ストレスやノイローゼなどの精神的苦痛・アレルギー症状など、さまざまな症状を持ちやすくなっています。
それを「プチ湯治」によって、リフレッシュし病気になりにくい身体を維持させようというのです。
「プチ湯治」も1回こっきりではなく、定期的な間隔で行うことが大切です。
疲れや症状を感じる前に、プチ湯治で体調を整えるのが理想的といえます。
この時も「その5-温泉の正しい入浴方法」を参考にしながら、1日2~3回程度入浴するようにしましょう

・・・つづく ≫≫
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コメント
鯵LOVE | URL | -
湯治って温泉に入るだけって認識しかありませんでしたが、
入り方があるんですね!
今出来る湯治スタイルは、旅行をかねたプチ湯治です^^
( 2010年08月20日 21:53 [Edit] )
JAKUTAKU | URL | srF/8RA2
Re: タイトルなし
>鯵LOVE さん
コメントありがとうございます
どちらかというと期間が大切なのが湯治ですからね~。
ただ、なかなかそこまで休める人は少ないですけど(笑)
いろいろスタイルはあるけど、プチ湯治を繰り返す方法が多分一番現実的だと思います^^
( 2010年08月21日 21:29 [Edit] )
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