2010年07月16日 01:59
養生訓 - 第2巻より
毎日、昼夜を通して、『元気』を養ったことと『元気』を損なったことの、どちらが多くて、どちらが少ないかを比べてみるとよい。ほとんどの人は、1日のうち『元気』を養うことはつねに少なく、『元気』を損なうことはつねに多い。
養生の道は、『元気』を養うことのみを心がけ、損なうことがないようにしなければならない。もし、養うことは少なく、損なうことが多いという日が続けば、『元気』は減ってしまい、病が生じて死に至る。このため、多くの人は、病が多くて短命なのである。限りある『元気』を用いて、限りのない欲をほしいままにするのは、危ういことである。
口語 養生訓 - 原著:貝原益軒 訳註:松宮光伸
いいことがあったり悪いことがあったりと、様々なことが起きる日々を私たちは生きていますが、体にもいいことと悪いことが1日の中にはあります^^
人の『元気』というのは、使えば減るし、増やす努力をすれば増える。
元気の収支を考えて生きていくことを“養生訓”ではいっています。
この『元気』を東洋医学では『原気』とも書きます。
『原気』とは、両親からもらった先天的な生命活動の原動力のことをいいます。
原気があるから、体は成長発育し、五臓六腑が活発に活動できるのです。
原気があるから、人は元気でいられるのです^^
この『元気』を損なう原因は内欲と外邪です。
内欲に打ち勝ち、外邪に負けないようにすれば、『元気』がプラスになっていきます。
よく日記を書くことを薦める本に、「良かったこと・嬉しかったこと・頑張ったことだけを書きなさい。」というものがあるけど、これも『元気』を養ったことに目を向け、毎日コツコツと『元気』を養う習慣をつけさせるアイデアだと思います。
『元気』がプラスにいくかマイナスにいくかは、毎日の生活次第です。
『元気』がプラスになるようには、毎日の積み重ねが大切なのです。
体を養うことを続けていけば、健康でいられます。
ぜひ、『元気』を養うことを心がけ、健康でいましょう

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