2010年06月09日 01:11
私たちがこうやって生きているのも、微生物や菌などがいてくれるからだ。
からだの中はもちろん、身体の外にもいる約100兆の菌たちと共存しながら私たちは生活している。
身体に必要な微生物や菌もいれば、害をなすものもいるし、害をなすものから有効な薬が作られたりと、人間はいままで肉眼ではみえないものたちと密接な関係にある。
COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が名古屋で開かれるために、最近名古屋にいると生物多様性についての特集記事や番組をよく見る。
それを見ていると絶滅危惧種などの話がよく出てくるので、ふと思った。
「生態ピラミッドの底辺の底辺である微生物や菌たちはどうなっているのか?」と。
微生物や菌たちは宇宙から深海までと生活圏はとても様々で、ものすごい数存在しているだろうし、私たちが発見しているものはまだまだ少数に過ぎないかもしれない。
それだけに、もし微生物や菌たちがいまどんどん絶滅していたとしても私たちは把握することができていないのだ。
肉眼ではほとんど見えないのでわたしたちが気にかけることはあまりない。
しかし、もし絶滅しているものが出てきていたとしたら、わたしたちに必ず影響がやってくる。
つい膨大な数を想像し、絶滅なんて考えたこともないが、わたしたちは天然痘を根絶においやった(自然界においてウイルス自体存在しないものと人間がかってに決めたことではあるが。)訳だから、絶対に絶滅しないなどとはいえない。
私たちとは切ることのできない関係だけにその影響は大きいし、どうなるか予測できないだろう。
現に、いま作られている新薬のなかには新たに発見された微生物や菌たちを使って作られているものもあるのだから、絶滅したものが不治の病の特効薬になりうるものだったら、その損失は計り知れないものになる。
それだけでなく、絶滅したことで新たな不治の病や奇形などが出てくるかもしれない。
そうなったら、人間という種に関わってくる。
わたしたちは、生態ピラミッドの上の方を気にしやすいが、目にみえないものたちもとても大切なものだ。
繊細で緻密なバランスと関係があるから、どっちが重要でなく、どっちも重要なのだ。
目にみえないものを含めた生物多様性を考え、地球の環境を考えていかなくてはいけないのだろう。
地球が出来てから56億年あらゆる環境を過ごしてきただろうから、そんなことはないと思うが、なんとなくこんなことを考えてしまった今日この頃でした・・・m(_ _)m。
& 今回は微生物や菌などということで書きましたが、絶滅していたとしても私たちは把握することができていないものというのは昆虫や植物なども同じことです。
目にみえていないところで起こっているだけにとても恐いことです。
みなさんも環境に目を向けてみて、自分のできるところから環境に関わっていきませんか?
「情けは人のためならず」ではないですが、結局人間に帰ってくるのだから。

からだの中はもちろん、身体の外にもいる約100兆の菌たちと共存しながら私たちは生活している。
身体に必要な微生物や菌もいれば、害をなすものもいるし、害をなすものから有効な薬が作られたりと、人間はいままで肉眼ではみえないものたちと密接な関係にある。
COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が名古屋で開かれるために、最近名古屋にいると生物多様性についての特集記事や番組をよく見る。
それを見ていると絶滅危惧種などの話がよく出てくるので、ふと思った。
「生態ピラミッドの底辺の底辺である微生物や菌たちはどうなっているのか?」と。
微生物や菌たちは宇宙から深海までと生活圏はとても様々で、ものすごい数存在しているだろうし、私たちが発見しているものはまだまだ少数に過ぎないかもしれない。
それだけに、もし微生物や菌たちがいまどんどん絶滅していたとしても私たちは把握することができていないのだ。
肉眼ではほとんど見えないのでわたしたちが気にかけることはあまりない。
しかし、もし絶滅しているものが出てきていたとしたら、わたしたちに必ず影響がやってくる。
つい膨大な数を想像し、絶滅なんて考えたこともないが、わたしたちは天然痘を根絶においやった(自然界においてウイルス自体存在しないものと人間がかってに決めたことではあるが。)訳だから、絶対に絶滅しないなどとはいえない。
私たちとは切ることのできない関係だけにその影響は大きいし、どうなるか予測できないだろう。
現に、いま作られている新薬のなかには新たに発見された微生物や菌たちを使って作られているものもあるのだから、絶滅したものが不治の病の特効薬になりうるものだったら、その損失は計り知れないものになる。
それだけでなく、絶滅したことで新たな不治の病や奇形などが出てくるかもしれない。
そうなったら、人間という種に関わってくる。
わたしたちは、生態ピラミッドの上の方を気にしやすいが、目にみえないものたちもとても大切なものだ。
繊細で緻密なバランスと関係があるから、どっちが重要でなく、どっちも重要なのだ。
目にみえないものを含めた生物多様性を考え、地球の環境を考えていかなくてはいけないのだろう。
地球が出来てから56億年あらゆる環境を過ごしてきただろうから、そんなことはないと思うが、なんとなくこんなことを考えてしまった今日この頃でした・・・m(_ _)m。
& 今回は微生物や菌などということで書きましたが、絶滅していたとしても私たちは把握することができていないものというのは昆虫や植物なども同じことです。
目にみえていないところで起こっているだけにとても恐いことです。
みなさんも環境に目を向けてみて、自分のできるところから環境に関わっていきませんか?
「情けは人のためならず」ではないですが、結局人間に帰ってくるのだから。


コメント
sumito | URL | dSgqtt7g
見えないもの
JAKUTAKUさん、こんにちは。
確かにそうですよね。微生物など見えないものあっての生態系。
いつも大事なことを発信されて、とても勉強になります!
人間は地球の癌なのかもしれませんね。
( 2010年06月09日 13:37 [Edit] )
JAKUTAKU | URL | -
Re: 見えないもの
>sumitoさん
こんばんは、コメントありがとうございます
人間は地球の癌だとわたしも昔から思ってました^^
ガイア説のように、地球と言う生命体にとって人間は体を蝕む癌ですよね。
でも、癌なのはここ数百年の先進国の人間たちであって、それ以前の人間やいまでもいる精神
文化を基軸とした先住民たちは地球と上手く共存しているのだから、現在の先進国の人間が癌化したのかもしれませんね。
( 2010年06月10日 00:26 [Edit] )
牛嫁 | URL | RiQ7BJJ.
農業でも大活躍
久々にPC開きました・・・
微生物や菌は農業でも大活躍しています。
特に最近は、消費者が減農薬志向なので、色々な微生物農薬出てますよ~。でも高価なので、生産物価格も上げてもらわないと、割に合わないんですよね。
最近は除菌除菌と除菌ブームですが、本来微生物や菌って(虫も植物も)、多様性の中でバランスを取りながら生きているんですよね。
それを、人間の都合で除菌だったり殺虫しているから、バランスあ崩れて大量発生につながっているんですよね。
虫は苦手だけど;;;共生していくことが大事だな~と日々思います。
( 2010年06月13日 17:55 [Edit] )
JAKUTAKU | URL | srF/8RA2
Re: 農業でも大活躍
>牛嫁さん
コメントありがとうございます
お久しぶりです!子育て大変だと思いますが、体調大丈夫でしょうか?
微生物農薬というものもあるんですね^^
カルガモ農法とか昆虫を使ったりとか微生物農薬とか農家もいいものを作ろうと頑張っておられるので、私たち消費者は感謝し、少しでも農家のために買うべきですね。
私も虫は苦手なほうですが、微生物や菌たちの支えられていることを自覚し共存しないといけませんね^^
( 2010年06月13日 23:54 [Edit] )
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