2010年05月19日 00:12
前回の「子供と運動 その1」では、スキャモンの成長曲線の説明をしました。
そして、子供の成長は段階的に起こり、時期によって運動のさせ方を考える必要があると書きました。
今回は、≪幼児期~小学生≫ ≪小学生高学年~中学生≫ ≪高校生~≫ の3つの時期に分けて書いていきますね
まずその前に、こちら↓のグラフを見てください

このグラフは、運動能力と体力の発達をグラフ化したものです。
スキャモンの成長曲線に似たところがありますね。
A:神経系 B:呼吸・循環系・筋持久力 C:筋系 はそれぞれ発達のピークが異なります。
このピークに合わせて運動のさせ方を考えることが大切になります。
そして、このピークは≪幼児期~小学生≫ ≪小学生~中学生≫ ≪高校生~≫の時期で考えることができるのです。
それでは、スキャモンの成長曲線と運動能力と体力の発達のグラフを参考にしながら、各時期の具体的な「子供と運動」の説明をしていきます^^
≪幼児期~小学生≫
この時期は、神経系の発達がもっとも活発な時期です。
なにをやっても身につくといってもいいくらい、身体の動きを覚えることができます。
赤ちゃんがハイハイからたっちして、そして歩く・走る・投げる・捕る・転がる・跳ぶ・泳ぐ・自転車にのるなど様々な運動を、身体を使い体験することで、新しい動きを覚えることができます。
この時期に、身体の基本的な運動の動作を獲得することができるので、この時期には、とにかく色々な運動をさせることが大切になります!
外での遊びには、重要な動作が多く含まれています。
例えば…、「鬼ごっこ」では、走るという動作だけでなく、鬼との間隔を測る空間認知の能力やとっさにタッチをかわす能力、物の上に登る動作、急に止まったり走ったりする動作・転んだときに手をつく動作など様々な動作や能力が必要になります。
また「ドッチボール」では、投げる・捕る・かわす・転がる・跳ぶ・仲間&敵との距離を測るなど大切な動作が多く入っています。
このように遊びのなかには、大切な動作が多く含まれているのです。
なので、この時期は、ひとつの運動だけでなく様々な運動を体験させてあげましょう。
また、習い事としてひとつのスポーツだけをさせる方もたまにみえますが、それよりもこの時期は色々な運動をさせることが大切です。
この時期は、スポンジのように身体の基本的な運動の動作を覚えることができるのですから、まず基本的な動作を身につけさせてから、ひとつのスポーツをさせる方がよりスポーツパフォーマンスは優れたものになります。
そしてもうひとつ、とても大切なことがあります。
それは、体を動かすこと・スポーツをすることの楽しさを覚える最初の時期であるということです!
運動をする楽しさを覚えるのも、この時期が大切になります。
大人になってからスポーツの楽しさを知ったという方もみえるかも知れませんが、この時期によって体を動かすことが好きになるか嫌いになるか左右されるといっても過言ではありません。
とくに楽しんで体を動かすことができる『遊び』をいっぱいさせてあげましょう。
そして、遊びのなかには「仲間」「遊び相手」など、人とのコミュニケーションが大切ですから、そういった相手を思う能力・仲間意識なども覚えていくのです。
このように≪幼児期~小学生≫の時期は、子供が楽しく、色々な運動をすることが大切な時期となります。
余談ですが・・・
最近の子供たちは、あまり外で遊ぶことをしないようです。
「縄跳びができない」「子供の走り方がぎこちない」「前転ができない」「ボールがうまく投げられない」「転んだときに手が出ない」「すぐ座り込む」などの子供たちの体力低下の話を聞いたことはありませんか?
基本的な動作を身につける前に成長してしまう子供がとても多いのです!
そして、基本的な運動ができず体育の授業やスポーツでも上手くすることができないと、体を動かすことが嫌いになってしまうのです。
子供たちの体力低下が著しいのは、社会問題です。
体を動かすのが嫌いで健康を害したら、生産力・医療費・人口など色々な問題にからんできます。
ぜひとも、子供たちには、体を動かすことの楽しさを覚えてもらいたいです。
そのようにさせるのは、大人の役目が大きいのではないしょうか?
≫次回に続きます
↓役に立った・わかりやすかったなど、よかったらポチッとヨロシクお願いしますm(_ _)m

そして、子供の成長は段階的に起こり、時期によって運動のさせ方を考える必要があると書きました。
今回は、≪幼児期~小学生≫ ≪小学生高学年~中学生≫ ≪高校生~≫ の3つの時期に分けて書いていきますね

まずその前に、こちら↓のグラフを見てください

このグラフは、運動能力と体力の発達をグラフ化したものです。
スキャモンの成長曲線に似たところがありますね。
A:神経系 B:呼吸・循環系・筋持久力 C:筋系 はそれぞれ発達のピークが異なります。
このピークに合わせて運動のさせ方を考えることが大切になります。
そして、このピークは≪幼児期~小学生≫ ≪小学生~中学生≫ ≪高校生~≫の時期で考えることができるのです。
それでは、スキャモンの成長曲線と運動能力と体力の発達のグラフを参考にしながら、各時期の具体的な「子供と運動」の説明をしていきます^^
≪幼児期~小学生≫
この時期は、神経系の発達がもっとも活発な時期です。
なにをやっても身につくといってもいいくらい、身体の動きを覚えることができます。
赤ちゃんがハイハイからたっちして、そして歩く・走る・投げる・捕る・転がる・跳ぶ・泳ぐ・自転車にのるなど様々な運動を、身体を使い体験することで、新しい動きを覚えることができます。
この時期に、身体の基本的な運動の動作を獲得することができるので、この時期には、とにかく色々な運動をさせることが大切になります!
外での遊びには、重要な動作が多く含まれています。
例えば…、「鬼ごっこ」では、走るという動作だけでなく、鬼との間隔を測る空間認知の能力やとっさにタッチをかわす能力、物の上に登る動作、急に止まったり走ったりする動作・転んだときに手をつく動作など様々な動作や能力が必要になります。
また「ドッチボール」では、投げる・捕る・かわす・転がる・跳ぶ・仲間&敵との距離を測るなど大切な動作が多く入っています。
このように遊びのなかには、大切な動作が多く含まれているのです。
なので、この時期は、ひとつの運動だけでなく様々な運動を体験させてあげましょう。
また、習い事としてひとつのスポーツだけをさせる方もたまにみえますが、それよりもこの時期は色々な運動をさせることが大切です。
この時期は、スポンジのように身体の基本的な運動の動作を覚えることができるのですから、まず基本的な動作を身につけさせてから、ひとつのスポーツをさせる方がよりスポーツパフォーマンスは優れたものになります。
そしてもうひとつ、とても大切なことがあります。
それは、体を動かすこと・スポーツをすることの楽しさを覚える最初の時期であるということです!
運動をする楽しさを覚えるのも、この時期が大切になります。
大人になってからスポーツの楽しさを知ったという方もみえるかも知れませんが、この時期によって体を動かすことが好きになるか嫌いになるか左右されるといっても過言ではありません。
とくに楽しんで体を動かすことができる『遊び』をいっぱいさせてあげましょう。
そして、遊びのなかには「仲間」「遊び相手」など、人とのコミュニケーションが大切ですから、そういった相手を思う能力・仲間意識なども覚えていくのです。
このように≪幼児期~小学生≫の時期は、子供が楽しく、色々な運動をすることが大切な時期となります。
余談ですが・・・
最近の子供たちは、あまり外で遊ぶことをしないようです。
「縄跳びができない」「子供の走り方がぎこちない」「前転ができない」「ボールがうまく投げられない」「転んだときに手が出ない」「すぐ座り込む」などの子供たちの体力低下の話を聞いたことはありませんか?
基本的な動作を身につける前に成長してしまう子供がとても多いのです!
そして、基本的な運動ができず体育の授業やスポーツでも上手くすることができないと、体を動かすことが嫌いになってしまうのです。
子供たちの体力低下が著しいのは、社会問題です。
体を動かすのが嫌いで健康を害したら、生産力・医療費・人口など色々な問題にからんできます。
ぜひとも、子供たちには、体を動かすことの楽しさを覚えてもらいたいです。
そのようにさせるのは、大人の役目が大きいのではないしょうか?
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コメント
sumito | URL | dSgqtt7g
分りやすい!
こんにちは。
とても分りやすくて勉強になります。丁度息子たちとかぶるので
なおさらです。やはり、自然のなかで楽しく遊びながら鍛えるこ
とが、一番子供の立場に立っていると思うのですが・・・そうい
う体験の無い親が増え過ぎてしまいました。
( 2010年05月20日 10:28 [Edit] )
JAKUTAKU | URL | -
Re: 分りやすい!
>sumitoさん
コメントありがとうございます
小さい頃の遊びがいかに大切か・・・。
ほんとうにいまの子供たちは外で遊ばないですね。
公園でベンチに座ってみんなでゲームをしているのをみると、無性に悲しくなります
いまでは安全性に問題がなどといって遊具が減少しているし、山や森などの自然で遊ぶ機会も減っているので、ほんとうに今後日本の子供たちが大人になったときどうなることやら・・・
( 2010年05月20日 23:44 [Edit] )
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