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東洋医学 - 2  東洋医学とは!?

2010年01月17日 22:03

さて、『東洋医学』。

こう聞いて、知ってるよという人や聞いたことはあるけどあやしいものでしょ?という人まで、色々いると思います(笑)
実は、東洋医学とひとくちに言っても様々な種類があります。中医学・韓医学・漢方医学・チベット医学・アーユルヴェーダーなどなど。

ここでは、中医学・漢方医学(日本で発達した中国医学系の伝統医学のこと)を東洋医学として書いていきますね。



では、東洋医学とはどのような医学なのでしょうか?


東洋医学は、いまから2000年以上前の中国から始まりました。

西洋医学というものがない時代、数々の名医たちの治療経験が凝縮・淘汰され、独自の治療体系として、東洋医学のもととなる3大古典『黄帝内経』『傷寒雑病論』『神農本草経』が生まれました。(だいたい前漢~後漢でB.C.202年~A.D.220年に作られた)

これらは、陰陽・気血水・五行・虚実・経絡などの概念・思想から成り立った医学書で、これらをもとに発展してきました。

科学的な根拠をもとにした西洋医学とは異なり、東洋医学とは、経験をもとにした医学で、人間をありのままに受け止め、心・体・自然を総合的に捉えて治療する医学なのです。



日本では、飛鳥時代に中医学が伝わり、明治時代まで発展しながら生活と深く結びついていましたが、文明開化・富国強兵などで西洋医学を重視する政策がとられ、東洋医学は衰退の一途をたどりました。

つい100年ほど前までは当たり前だった東洋医学は、今では「やる気」「頭寒足熱」などの言葉は知られていますが、かなりすみに追いやられてしまったのです。

現在では、鍼灸師はもとより、医師や薬剤師にも漢方薬を使う人が出てきたり、薬膳なども知られるようになりましたが、まだまだ知らない人も多くいて(特に若い世代で)、鍼灸師の私としてはとても悲しいのです・・・。



ですから、ここでは、基本となる陰陽・気血水などや自分でできる治療法の説明・紹介を通じて、少しでも多くの人に『東洋医学』というものを知ってもらえれば、うれしいかぎりです。



  めざせ! 東洋医学の普及と定着!!!


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