2016年02月22日 17:36
「ツボの探し方 その1 その2 その3」で、ツボの位置はつかめるようになったと思います

今回は、そのツボに対する「 ツボの押し方 」を説明していきますね。
まずツボ押しは、心身ともにリラックスした状態で行うのが基本となります。
緊張して筋肉が硬くなってしまったら正しいところに指が入りにくくなってしまいます。
深呼吸をしたり、軽くツボ周辺をさすってみたり、お風呂に入ったりして、まずは自分なりのリラックスした状態をつくってみてください。
次にツボを押す指ですが、基本は親指・人差し指・中指の指腹をつかって押していきます。
爪を立てるようにして押すと余計な刺激になるので、指の腹を使ってください。
このとき、ツボを押す強さは 「 イタ気持ちいい 」 くらいを目安に行いましょう。
ときどき痛いほうが効くと思って強く押す人がみえますが、これはまったくの見当違い。
強すぎると痛みのために、筋肉が緊張して本来の効果が得られなかったり、脳が過剰に緊張し自律神経の働きが低下して逆効果になることも・・・。
くれぐれも「イタ気持ちいい」を目安に押していってくださいね

また、同じツボでも押す強さによって効果が違ってきます。
やさしく押せばリラクゼーション、やや強めに押せば不調解消になります。
自分の身体と症状と相談しながら押していきましょう。
押すタイミングや呼吸も大切になります。
ツボを押すとき、いきなりギュッと力を入れて押してしまうとかえって筋肉は緊張してしまいます。
ゆっくり力を入れていき、ゆっくり力を抜いていくことがコツになります。
ゆっくりとツボを押していき、イタ気持ちいいところをキープし、またゆっくりとツボから手を放していきます。
このとき、力を入れていく(ツボを押す)ときは息を吐き、力を抜いていく(ツボから手を放す)ときは息を吸うようにしましょう。
息を吐いているときは副交感神経が優位になって体の力が抜けて筋肉がゆるむので、このときに圧力を加え、吸うときに力を抜くと筋肉を傷めにくく、かつ刺激が入りやすくなります。
まず腹式呼吸で大きく息を吸ってから、息を細く吐きながら1・2・3秒とかけてゆっくりと押していき、4・5・6・7秒とイタ気持ちいいところをキープし、8・9・10秒と息を吸いながらゆっくりと力を抜いて離していきます。

この一連の動作を3~5回を目安に繰り返してください。
このとき、あまり何回も繰り返し押すと感覚がマヒして効果が出にくくなってしまいます。
患部が炎症を起こし、あとでかえって痛みや疲れが出たりすることもあるので、押しすぎには注意しましょう。
ツボの押し方 まとめ
・ できれば心身ともにリラックスした状態で。
・ 押す強さは 「 イタ気持ちいい 」 くらいを目安にしましょう。強く押しすぎないこと。
・ ゆっくり力を入れていき、ゆっくり力を抜いていく。
・ 吐きながらツボを押し、吸いながら離す。
・ 1か所10秒くらいで3~5回繰り返す。何回も押しすぎないこと。
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