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健康になるにはどうしたらいいの? 東洋医学・現代医学・食育・スポーツ・自己啓発・美容など、様々な健康情報を気の向くままに書いていく情報日記。
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2015年02月18日 19:21
愛知県民の野菜摂取量最下位
返上へ企業など呼び掛け
野菜不足だと知っていますか-。国の調査で、愛知県の野菜摂取量の平均値が男女とも全国最下位だったため、地元企業が中心となって野菜を食べてもらう取り組みを進めている。行政もワーストワン返上に向けて動きだした。同県東海市の市複合施設。1月上旬、食品会社のカゴメ(名古屋市中区)が提供した「トマトジュースの出る蛇口」が設置された。子どもとともにジュースを飲んだ市内の女性(34)は「家でも野菜ジュースを飲んだり、野菜を小さく刻んで料理に入れたりしています。それでも十分ではないかも」と自信なさそう。
全国最下位が分かったのは、厚生労働省が2013年末に公表した「国民健康・栄養調査」の都道府県別ランキング。同省が目標としている成人の1日の野菜摂取量は350グラム。全国平均は286・5グラムで、愛知県は男性243グラム、女性240グラムだった。
この結果に危機意識を持ったのがカゴメ。日本で消費される緑黄色野菜の約1割を供給する自負もあり、「地元の数字の低さに責任を感じた」と名古屋支店営業推進課の斉藤智彦さん(35)は話す。
野菜摂取量の底上げに向けて、昨春には創業地の東海市と協定を結び、毎月10日の「トマト給食」を保育園と小中学校でスタート。昨秋には同市がトマトジュースでの乾杯を勧める「トマト条例」を制定したのに合わせて、この蛇口を贈った。
岐阜県(男性36位、女性24位)や三重県(男性35位、女性39位)など東海地方は軒並み順位が低く、地域情報誌「東海ウォーカー」に持ちかけ、野菜不足の特集を掲載。野菜ジュースを活用したスムージーのレシピを紹介するなどした。国は理由を公表していないため分析はできないが、男女とも1位の長野県は、同じ調査で塩分の摂取量が男女とも2位という結果も出ている。
東海地区でスーパーを展開する「フィール」(名古屋市昭和区)は、昨春から折り込みチラシのスペースを割いて、野菜不足をアピール。仕入れ先の食品会社にも協力を呼びかけ、野菜がたくさん食べられる鍋つゆの試食イベントを店頭で開くなど、PR活動を続けている。
野菜の売り上げからはまだ効果は見えないが、同社の一般食品バイヤー、水野哲(さとし)さん(35)は「次の調査結果で数字が増えれば」と期待する。
愛知県も動き始めた。野菜不足は20~40代の働く世代で多いことに着目。今月から従業員に食事を提供する事業所でアンケートを始めた。同県健康対策課は「最下位の理由はよく分からないが、キャベツなど野菜の生産量も多いだけに大変ショック。調査して食生活にどんな問題があるのか、把握したい」としている。
<国民健康・栄養調査> 国民の身体の状況や栄養摂取量などを明らかにし、健康づくり施策の基礎資料にする目的で、厚生労働省が毎年11月に行っている。2013年公表の調査は、全国の約6万1000人を対象とし、12年に実施。対象地区を例年の300から475に拡大し、野菜摂取量の都道府県別データを初めて公開した。調査方法は対象世帯で任意の1日間、食べる物すべての重さを量るか、目安量を調査票に記載。世帯のうち誰がどの割合で食べたかも記入する。管理栄養士ら調査員が訪問し、点検する。
- 中日新聞より引用 -
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