2014年10月07日 23:35
ここ数年、いろいろな雑誌で『 ベジブロス 』というものが採りあげられています^^
みなさんはご存知でしょうか??
ベジブロスのベジはベジタブル=野菜 、 ブロスは材料を煮出して作る透明な出し汁のこと。
野菜の出し汁といってもこのベジブロスというものは、調理のときに普通は捨ててしまう皮・ヘタ・茎・種・芯などでとる出し汁なのです

野菜の皮や芯など捨ててしまう部分でとるベジブロスは、動物質を使わない分すっきりとしていて、抗酸化作用の高いフィトケミカルもたっぷり含まれています。
ホールフードの概念( 食べ物の皮も根も葉も全部食べる一物全体食の意味 )から生まれた、いま注目の健康&美容食です^^
前々から、野菜の切れ端はもったいないなぁと思っていました。
私は野菜や果物などの植物を育てていないので、堆肥材料にすることもなく、ただ捨てるだけ。
そういったものにも栄養分があると知っていただけにとても勿体無いなぁと思っていたところ、このベジブロスの存在を知り、ときどき実践するようになりました^^↓
≪ 材料 ≫
・ 野菜の切れ端 … 両手一杯分
・ 水 … 1300ml
・ 酒 … 小さじ一杯
水を入れた鍋に、よく洗った野菜の切れ端を入れます。
火をつける前に料理酒を小さじ一杯入れて、弱火で20~30分煮出します。
・ 表面の泥や農薬を落とすために、切れ端もよく洗っておきます。
・ 煮込めば栄養が出てくるので、細かく切る必要はありません。
・ お酒を入れることで臭みが消え、よりいっそう旨みが引き出されます
・ 沸騰させると雑味が出てしまうので、煮出す間は弱火が基本!



20~30分間煮て、野菜がクタクタになったらザルでこします。
・ アクはファイトケミカルが出たものなので、取り除きません。
・ ザルに残った野菜をつぶしたりすると濁るので、一気にこします。
・ 蒸発分を引いて約1ℓできます。
・ 残った野菜は旨みが抜け出しているので、冷ましてから捨てましょう。



これでベジブロスの完成です
味噌汁・スープ・カレー・煮物・おひたしなど、さまざまな料理に使えます。
すぐに使わないときは、冷ましてから冷蔵庫か冷凍して保存します。
作り方がとっても簡単なので、実践しやすいのも魅力のひとつですね^^
普段、捨てているものがこうやって栄養満点のだし汁に変わるんですから、すごいことです。
野菜の切れ端は、ジッパー付きの袋によく水を切って入れ、冷蔵庫で保存すれば一週間くらい持ちます

そして、飲んでみての感想はというと…
そんなにおいしくはない(笑)
すごい野菜の味が強く出ているイメージを持たれている人もいるかもしれませんが、さまざまな野菜の風味が出ているが、そこまでキツイ味はしません。
クセがなく、意外とさっぱりとしているので、イメージほどおいしくないと感じます。
が、裏を返せばどんな料理にも使えるということでもあります

和洋中、なんでも使えると思います。
また、使う野菜の切れ端によって味も変わってきます。


前に紹介したベジブロスよりも色が濃いと思います。
味も変わってくるので、いろいろな野菜の切れ端を使ってみて、味の変化をみるのも面白いかもしれませんね^^
最後に、ベジブロスをつくるときの注意点です。。。
ベジブロスには野菜の質がそのまま表れます。
皮や根は農薬が残留しやすい部分だけに、野菜選びや下処理を気をつけるべきなのです。
旬のものや無農薬のものがよく、質の悪い野菜を使えば味が悪く、身体にもよくありません。
よく流水で流してから使うと、表面の農薬は落とせます。
これからのことを気に留めて作るようにしてください。
基本の作り方さえ押さえれば、あとは自由にアレンジできます。
みなさんもこの機会に、一度ベジブロスをつくってみてはいかがでしょーか^^?
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