2014年09月01日 22:41
今日は『 防災の日 』ですね。
今年のテーマは、 “ 自分の住んでいる地域、場所のことを知っておく ” ということに焦点を当てていこうと思います


今年の夏は、全国各地で異常気象が起こったり、8月の日照時間が平年の50%を切っている県もあったりと、全国的に天候がおかしかったですね。
最近では、ゲリラ豪雨なども含め、比較的狭い範囲での災害も目立つようになってきました。
気象庁も、「 特別警報 」という新基準をもうけ、想定地域で数十年に一度起こるかどうかの異常気象に警戒するように呼びかけ、実際に何回か発令もされています。(想定地域で数十年に一度であって、日本列島全体では年に何回か発表されることもあります。)
つまり、自分の住んでいる場所に合わせた防災が大切という考え方がスタンダードになりつつあります。
しかし、いまでも30年以上前の訓練がそのまま続いていたり、全国一律の訓練が行われていたりします。
もちろん私たちの考え方も、東日本大震災などを経て、いろいろと変わっているところもありますが、昔の常識にとらわれているところもあるかと思います。
ただ、これからはより地域にあわせた防災の仕方・考え方が必要です。
例えば、釜石の奇跡と言われた岩手県釜石市内の小中学校では、津波に対する避難訓練を8年間重ねていたので、全児童・生徒計約3千人が即座に避難しました。
その土地の地域性(津波被害が起こりやすい)を把握して、それに則した防災訓練をやっていたからよかったのです。
こうした地域を考慮しての防災をしていくべきですが、まずは自分自身が自分の地域のことを知っておくことが防災の第一歩になっていきます。
そこで、 “ 自分の住んでいる地域、場所のことを知っておく ” ということですが、大きく分けて2つのことを調べておきましょう^^
①市や町という大きな地域のこと ② 自宅周囲1㎞のこと
まず、①市や町という大きな地域のことですが、これで土地の大まかなことを知っておきましょう。
その土地が大地震が予想されている・津波が到達する海抜・土地が液状化しやすい・雨が降りやすい地形・地下に空洞がある・土砂崩れがおきやすい・台風がよくくる・豪雪になりやすい・少しの雪でも交通が麻痺しやすい・火山が噴火する可能性がある などなど
このように、その地域ごとにいろいろな特徴があります。
これを知っておかないと、避難の準備の仕方から対策までかなり変わってきますので、きちんと把握しておくことが大切です。。。
そんな地域のことを知るには、各市町村が出しているハザードマップを確認するのが簡単です。
地域の各自治体のホームページに行けばあると思います。
国土交通省が公開しているホームページには、全国のハザードマップにとべるサイトがあるので紹介しておきますね↓
国土交通省 ハザードマップポータルサイト
この機会にぜひ確認してみてください

そして、② 自宅周囲1㎞のこと も大切なので調べましょう。
水はけが悪い・冠水しやすい場所がある・川や海から近い・もともと田んぼや沼地だった・崖の上or崖の下に住んでいる・一軒家orマンションに住んでいる・耐震化工事の有無・避難場所までの距離 などなど
実際の災害時には、こちらのほうが重要かもしれません。。。
自分の家がどんな災害に巻き込まれやすいか や 特別警報が出たときの避難の仕方など、同じ地域内でも変わることがあります。
同じ警報でも一軒家かマンションかでも避難するかどうかが変わってくる場合もあるのです。
普段から①で把握した災害になったらどうなるかを、自宅・避難経路においてイメージしながら生活しましょう。
また、歴史・地名・古地図などから、災害を推察する試みもあります。
住んでいる場所の地名の由来や古地図を調べてみると、災害に関係することも見えてくれるので一度調べてみるといいかもしれません^^
災害にも、大小いろいろありますが、どれもいつくるか分かりません。
その災害に対処するのは、自分自身であり、自分の命を守るのは最後は自分です。。。
まずはこの機会に、自分の住んでいる地域、場所のことを知っておき、災害に対する知識を入れていきましょう


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