2014年07月26日 22:56
毎年、多くの登山者が山登りを楽しんでいます。
しかし、その一方で遭難も多く発生しています。
そこで多くの山を有している長野県がすばらしいものを作りました↓
登山ルートに難易度 長野県、体力・技術で判断
夏山シーズンを迎え、北アルプスをはじめ三千メートル級の山々を抱える長野県は、登山者らに力量に応じた山選びをしてもらおうと、登山ルートの難易度表「信州 山のグレーディング」をまとめた。踏破に必要な体力と登山技術をそれぞれ数値化し、県内百ルートを示している。県によると、自治体が詳細な統一基準で登山の難易度を付けるのは全国で初めて。
難易度は、縦軸に体力を、横軸に登山技術の習熟度を数値化したグラフで表示。体力は1~10の十段階、登山技術はA-Eの五段階でそれぞれ評価し、グラフの右上に行けば行くほど難易度が高いルートと分かるようにした。
例えば、上高地から槍ケ岳へ登るルートは、体力では「二~三泊以上が適当」な「8」と評価し、登山技術は「はしご・くさり場を通過できる身体能力が必要」とされる中級者レベルの「C」に分類している。
難易度は、各地の遭難対策協議会の会員らに聞き取って評価。必要な体力は鹿屋体育大の山本正嘉教授(運動生理学)の考案した計算式から算出した。
難易度表の導入の背景には、中高年らの登山ブームに伴う山岳遭難の増加がある。昨年、長野県内で起きた遭難は三百件と、四年連続で過去最多を更新。体力を過信した初心者が難易度の高い山に登って命を落とすケースが後を絶たない。
日本山岳ガイド協会(東京)の降旗義道副会長(66)は「ウエアや道具などの性能が高くなり、初心者でも簡単に高い山へ行くことができ、体力が追いつかず遭難するケースが多い」とみる。インターネットや山岳情報誌の情報を頼りに無謀な挑戦をしてしまいがちだとも指摘する。
難易度表は、大手登山情報サイト「ヤマレコ」内にある県山岳遭難防止対策協会のコーナーや県、県観光協会のホームページなどで閲覧できる。
- 中日新聞より引用 -
非常に有益な取り組みだと思います!
むしろ、なぜいままでなかったのか不思議でなりません^^;
さらに詳しくは、長野県のホームページにあります。
◎ 山のグレーディング -pdf
◎ 山のグレーディング(50音順) -pdf
記事のなかにもありますが、中高年らの登山ブームで登山者人口は急激に増えており、同時に遭難事故も増えています。
登山グループに属さない人も多いですから、このような表はとても指標として使いやすいと思います。
もっとこの表が広まり、有効活用して無理のない登山をしてほしいものです。。。
(治療院に印刷しておいておこうかしら…)
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