2014年07月18日 01:45
現在では、本当にさまざまな食用油が売っていますよね^^
サラダ油をはじめとして、オリーブオイル・コーン油・ごま油・菜種油(キャノーラ油)・エゴマ油などなど。
デパートや少し高級なスーパーに行くと、もっと色々な油がズラリと並んでいたりします。
そんな中で、最近では付加価値をつけるためなのか、“ コレステロールゼロ ” や “ 体内脂肪になりにくい ” などといったことを謳ったパッケージが増えてきました。
でも、これも[モンドセレクション]のときと同じで、イメージだけが先行し、なんとなく買っている人が多いのではないでしょうか?
いつからこの“ コレステロールゼロ ”を前面に出してアピールするようになったのか知りませんが、実は、植物油はどれも元からコレステロールはゼロなので、どれを買っても一緒なのです

そもそもコレステロールとは、動物性脂質の成分の一つであり、卵黄、肉、乳製品などの動物性食品に含まれるものです。
サラダ油・オリーブオイル・ごま油などの植物由来の油には、コレステロールは一切含まれてはいないのです!
確かに植物油にはコレステロールが含まれていないのですから“ コレステロールゼロ ”という表示は嘘ではないのですが、ほかの油はそうではないかのような誤解を与えることはどうかと思います。
この“ コレステロールゼロ ”という表示を油を選ぶ判断基準にする必要はないということです。。。
また、 “ 体内脂肪になりにくい ”などの表示がついた「特定保健用食品」に認定されている油もありますよね?
いわゆる最近出てきている健康オイルですが、これは油に新たな有効成分(中鎖脂肪酸・食用大豆油・ジアシルグリセロールなど)を加えているものです。
多くのものは特定保健用食品に認定されており、消費者庁によって体内脂肪になりにくいなどの効果を表示していいことになっています。
(トクホにまつわる黒い噂は今回スルーします^^;)
それらの有効性や安全性が国に承認された製品とはいえ、あくまで食品であるので、多量に摂取することで疾病が治ったり、より健康が増進したりするものではないということは覚えておかなくてはいけません。
特に、注意しなくてはいけないのは、カロリーです。
「健康オイルは多く摂っても安心」と思われがちですが、カロリーは健康オイルでも普通の油でも同じ。
カロリーはどんな種類の植物油も1gにつき9kcalなので、取りすぎには注意してくださいね

私たちは、ついついパッケージの言葉をなんとなく信じて、なんとなく良い商品の判断基準として買ってしまいます。
表示には、会社側のさまざまな工夫が散りばめられているので、私たちも知識を蓄えて、だまされないようにしなければいけません。
イメージだけで買うのではなく、どんなものかよく理解して食品を買うことが、食による健康への第一歩です^^
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