2014年01月14日 23:18
治療院で患者さんに「枕があってないのかなぁ?」と聞かれることがよくあります。
これは半分正解、半分間違いです。。。
よっぽど極端に高いときや、ほぼないに等しいくらい低いときは、影響があるかもしれませんが、普通はあんまり関係ありません。
考えてもみてください。
調子が悪くなってから、枕の高さが気になったのであって、それより前はなんともなかったわけですから。
(ただ、枕を変えてから悪くなった場合は枕のせいかもしれませんが^^)
実は、枕の高さから体調が悪くなるというよりも、身体が悪いから枕と合っていないのです。
姿勢が悪くかったり、身体の調子が悪いときは、枕が高くなります。
治療していくうちに枕の高さは段々低くなっていくのです。
つまり、体の状況によって枕の高さは変わってくるのです

例えば、現在はパソコンを使うことが多くなっています。
パソコンを使っている人はわかると思いますが、パソコンを見ているとだんだん首が前に出ていき、その姿勢のままパソコンを使ってしまいます。

いわゆる猫背の姿勢ですね。
「おっと、いかん!」と思って姿勢を正しても10分もすればもとの猫背に戻ってしまうから、パソコンというものは因果なものですf^_^;
一日中この姿勢をしている人は、これで身体が安定してきてしまいます。
安定と書きましたが、ようは首と肩、肩甲骨間などが凝ってしまっている状態です。
こんな状態のときに、寝るときだけ、理想な首のCラインをとっても違和感につながってしまいます。
つまり、こういう場合は日常の姿勢に近い、少し高目のほうがうまく身体がリラックスできるのです

パソコンはひとつの例ですが、枕自体が悪いのではなく、身体が悪いことが多いのです。
つまり、枕の高さがあっていないから身体が悪くなったのではなく、悪い身体に枕の高さがあっていないのです。。。
だから、身体を治療していくと、首まわりの状態が変わっていくために、枕の高さも変わっていきます。
当然、また身体の調子が悪くなれば、枕の高さも変わっていきます。
枕というものは、身体の体調にあわせて調節するものなのです。
そうなると、「そんなに枕の種類を揃えておけないよ!」という声が聞こえてきそうですf^_^;
そこでオススメ方法を紹介しておきます

それは “ バスタオルとタオルで作る ” というやり方です。

経験上、なるべくふわふわのバスタオルのほうが気持ちいいですね(^^)
この方法だと、洗うのも簡単で、衛生的です。
うちの治療院では、こんな感じで使っています。
そして枕の高さの調節も至って簡単、『 枕の下にバスタオルを敷いて高さを調節する 』だけです



うちの治療院でも採用しているやり方ですが、患者さんの身体に合わせてタオルの数を増やせばいいだけなのです。
患者さんに寝てもらったとき、いちを枕の高さがあっているか聞きますが、パッと見ただけでその人に合っているかわかります。
それで、タオルケットを挟んで調節しています。
何回か治療していくと、このタオルケットの枚数が減っていくわけです。
当然、いまの枕の下にバスタオルを入れて高さを調節してもOKですよ^^
確かに、人間工学にそった高級枕もあります。
お店で測定して作る、フルオーダーの枕もあります。
しかし、それは「 理想の姿勢のとき・そのときの身体状態にあったときの枕 」だと思います。
枕が原因で体調を崩すときも確かにありますが、よっぽどの枕の場合です。
枕の高さを気にするよりも、まずは自分の身体をよく見て、そのときにあった枕を選ぶのがいいのではないでしょうか?
もし、枕に悩んでいたら一度、オススメした方法を試してみてくださいね^^
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