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“ 血管ほぐし ”で健康に。

2013年12月22日 21:02


冬の真っ只中で、毎日寒い日が続きますね^^

今回は、簡単な健康法を紹介していこうと思います


さて、寒いとき、無意識に身体をゴシゴシと擦って温めようとしますよね?

表面が一時的に温かくなるのは摩擦によって温まるからですが、実は同時に、身体の中の血管も広がって血流がよくなり、外と中の両方から温かくなる効果があります。

この仕組みを用いた健康法が “ 血管ほぐし ” です^^


血管ほぐしとは、皮膚の上から手で血管をマッサージすることです

体をこすると、筋肉や内臓などに酸素と栄養を送っている動脈が刺激され、血管が広がるという仕組みを生かした健康法で、大阪市立大の井上正康教授が「誰でも、いつでも、どこでもできる健康法」として呼びかけています。

仕組みはこうです↓

血管に刺激を受けると、血管の内側にある細胞で一酸化窒素がつくられ、それによって血管を取り巻く筋肉が緩まります。
すると、収縮していたり圧迫されていた血管も緩まり、血流がよくなるのです。

実は、この擦ると血管が広がる仕組みの発見で、アメリカの研究者3人がノーベル賞を受賞しています。


では、具体的にはどうやってやるのか??

皮膚の上から擦るようにマッサージをしていきます。

そのとき、血管ほぐしのコツは、血管(動脈)に沿って強めにゴシゴシと擦ることです。

動脈は、静脈やリンパより深い位置にあるので、やや強めにこすらないと刺激が伝わりにくいのです。

怪我や痛みのある部位・皮膚の乾燥が激しいところは避けて、そのほか全身をこすりましょう。


とくに井上教授は、忙しいときは手と顔の2ヶ所だけでもいいと言います。

手をこすると手が温まるとともに、手と指のために使われる脳の領域は1/3以上を占めるので脳も刺激しやすく、顔の鼻筋をこすれば鼻炎・シワの予防、頬をこすると皮膚にうるおいが出ます。


また、身体には動脈が触れやすいところがあります。

浅側頭動脈、総頸動脈、上腕動脈、橈骨動脈、大腿動脈、腋窩動脈、後脛骨動脈、足背動脈です。

  ↓クリックで拡大
  脈拍を触知しやすい部位

人によって血管の走行位置はすこし違いますが、大体ここらへんを通っています。

この部分は皮膚のすぐ下を通っているので、軽くこするだけでも血管に刺激を与えることができ、全身をやる際はここの部位をこすれば、血管が広がりやすいと思います。



昔から経験的に健康によいとされてきた乾布摩擦も、まさしくこれと同じ作用があると思います。

乾布だと皮膚を傷めることもありますが、手で擦る程度ならそこまで強い刺激になりません。

この血管ほぐしは冷え症だけでなく、高血圧・動脈硬化などの生活習慣病にも効くといいます。

手軽でどこでもできる健康法なので、ぜひ気がついたときにゴシゴシと身体を擦ってやりましょう



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