2013年07月15日 20:00
暑い日が続き、テレビでも新聞でも「熱中症に気をつけましょう」というニュースを毎日のように聞きますね^^
熱中症にならないように、水分摂取をしっかりすることは大切です。
しかしそのとき、なにを飲んで水分を摂取するのかを考えて選ばないと新たな病気になる可能性も…。
そこで、今回は 『 ペットボトル症候群 』 という病気を紹介していこうと思います

暑い季節、喉の渇きをいやすために、ついつい清涼飲料水に手が伸びてしまうし、熱中症予防のためにと言ってスポーツドリンクをがぶがぶと飲んでいる人もみえるかもしれません。
しかし、それらの多くは糖分を多量に含んでおり、気をつけないと『 ペットボトル症候群 』になってしまいます。。。
ペットボトル症候群(正式名:ソフトドリンクケトーシス)とは、糖分の多い清涼飲料水やスポーツドリンクなどを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病のこと です。
糖尿病の症状である、身体が重だるい・喉がやたら渇く・体重が減る・尿の量が増えるなどの症状が起き、ひどい場合は意識障害・呼吸困難を起こし、昏睡状態となって救急車で運ばれるケースもあり、最悪死にいたることも…。
私たちの身体は通常、糖分を摂って血液のなかの糖分が高くなると膵臓からインスリンが出ます。
インスリンの働きによって、血液中の糖分をを肝臓や筋肉に取り込み、血液のなかの糖分を正常に戻します。
ペットボトル症候群の場合は、清涼飲料水などの糖分が多い飲み物を大量に摂取することで、急激に血液中の糖分が高くなりすぎ、インスリンの働きが間に合わなくなり、糖分を肝臓や筋肉に取り込めなくなってしまいます。
そうなると、体内の糖分を薄めようと脳が判断して、のどが渇くように感じさせて水分摂取を促し、おしっこの量を増やして正常に戻そうとします。
しかし、のどの渇きをうるおすために清涼飲料水をまた飲んでしまい、さらに血糖値が上昇してしまうという悪循環に陥ってしまうのです。。。
また血糖値が上がると、インスリンの働きが一時的に低下し、肝臓や筋肉に取り込めなくなるので、血液中にはたくさん糖があるのに、エネルギーとして利用されない状態になってしまいます。
すると脳は糖が利用できてないと判断して、代わりに脂肪などを分解してエネルギーを搾り出しますが、インスリンが不足しているので血糖値だけが上昇してしまいます。
こうなると、体重が減少するのに伴い、全身のだるさ・腹痛・嘔吐などの症状が出て、ひどいと意識不明になってしまうのです。。。

“市販で売られているペットボトルの清涼飲料水には、角砂糖が○個分も入っている”
こういった話を一度は聞いたことがあると思います^^
これは本当の話で、清涼飲料水には平均10%程度の糖質が含まれており、500mlなら50gになります。
角砂糖1個は大体5gなので、炭酸飲料なら平均16個程度、そのほかのジュースは平均13個程度、スポーツ飲料にも平均8個程度含まれていることになります。。。
ペットボトル飲料の普及とその手軽さから、知らず知らずのうちに過剰な糖分を摂取することになっていることが多く、熱中症にならないようにとがぶ飲みしていることもあるので注意が必要なのです
患者の多くは10~30代の男性といわれていますが、高齢者も甘さを感じにくくなっていたり、熱中症予防にと一度に大量に飲んだりして、糖分を取りすぎることも多いので気をつけなければいけません。
暑いこの時期、水分を摂ることは大切ですが、ついつい清涼飲料水を摂りがちです
では、ペットボトル症候群にならないためにはどうしたらいいのか…。
まず簡単なことを言えば、のどが渇いたら水やお茶を飲むようにすることです^^
のどの渇きを感じる前に、一日のうちにこまめに水やお茶を補給をすれば、がぶ飲みをする心配はなくなります。
ただ、甘い清涼飲料水が飲みたいときもあるでしょうし、運動の前中後に水分補給として飲むこともあると思います^^;
ここで大切なのは、ペットボトル症候群は“ 甘い飲み物を一気に、また大量に飲むことがいけない ”ということです。
つまり、500ml のペットボトル1本程度なら問題はないです
が、それ以上だと糖分も摂りすぎになるので意識して買わない・飲まないようにしなければいけません。
また、1本程度はイイといいましたが、がぶ飲みをすると一気に血糖値が上がるので、なるべく少しずつ飲むようにすることも大切です。
味は薄くなりますが、1本のスポーツドリンクを2~3倍に薄めて飲むというのもアリですよ。
暑い時期は、知らず知らずのうちに清涼飲料水などを買って飲んでいることも多いです^^;
熱中症対策として水分補給をすることはとっても大切ですが、糖分に気をつけないとペットボトル症候群という怖い病気が待っています。。。
自分で“ なにを飲むか ”を意識して、暑い夏を健康的に乗り越えましょう

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熱中症にならないように、水分摂取をしっかりすることは大切です。
しかしそのとき、なにを飲んで水分を摂取するのかを考えて選ばないと新たな病気になる可能性も…。
そこで、今回は 『 ペットボトル症候群 』 という病気を紹介していこうと思います


暑い季節、喉の渇きをいやすために、ついつい清涼飲料水に手が伸びてしまうし、熱中症予防のためにと言ってスポーツドリンクをがぶがぶと飲んでいる人もみえるかもしれません。
しかし、それらの多くは糖分を多量に含んでおり、気をつけないと『 ペットボトル症候群 』になってしまいます。。。
ペットボトル症候群(正式名:ソフトドリンクケトーシス)とは、糖分の多い清涼飲料水やスポーツドリンクなどを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病のこと です。
糖尿病の症状である、身体が重だるい・喉がやたら渇く・体重が減る・尿の量が増えるなどの症状が起き、ひどい場合は意識障害・呼吸困難を起こし、昏睡状態となって救急車で運ばれるケースもあり、最悪死にいたることも…。
私たちの身体は通常、糖分を摂って血液のなかの糖分が高くなると膵臓からインスリンが出ます。
インスリンの働きによって、血液中の糖分をを肝臓や筋肉に取り込み、血液のなかの糖分を正常に戻します。
ペットボトル症候群の場合は、清涼飲料水などの糖分が多い飲み物を大量に摂取することで、急激に血液中の糖分が高くなりすぎ、インスリンの働きが間に合わなくなり、糖分を肝臓や筋肉に取り込めなくなってしまいます。
そうなると、体内の糖分を薄めようと脳が判断して、のどが渇くように感じさせて水分摂取を促し、おしっこの量を増やして正常に戻そうとします。
しかし、のどの渇きをうるおすために清涼飲料水をまた飲んでしまい、さらに血糖値が上昇してしまうという悪循環に陥ってしまうのです。。。
また血糖値が上がると、インスリンの働きが一時的に低下し、肝臓や筋肉に取り込めなくなるので、血液中にはたくさん糖があるのに、エネルギーとして利用されない状態になってしまいます。
すると脳は糖が利用できてないと判断して、代わりに脂肪などを分解してエネルギーを搾り出しますが、インスリンが不足しているので血糖値だけが上昇してしまいます。
こうなると、体重が減少するのに伴い、全身のだるさ・腹痛・嘔吐などの症状が出て、ひどいと意識不明になってしまうのです。。。

“市販で売られているペットボトルの清涼飲料水には、角砂糖が○個分も入っている”
こういった話を一度は聞いたことがあると思います^^
これは本当の話で、清涼飲料水には平均10%程度の糖質が含まれており、500mlなら50gになります。
角砂糖1個は大体5gなので、炭酸飲料なら平均16個程度、そのほかのジュースは平均13個程度、スポーツ飲料にも平均8個程度含まれていることになります。。。
ペットボトル飲料の普及とその手軽さから、知らず知らずのうちに過剰な糖分を摂取することになっていることが多く、熱中症にならないようにとがぶ飲みしていることもあるので注意が必要なのです

患者の多くは10~30代の男性といわれていますが、高齢者も甘さを感じにくくなっていたり、熱中症予防にと一度に大量に飲んだりして、糖分を取りすぎることも多いので気をつけなければいけません。
暑いこの時期、水分を摂ることは大切ですが、ついつい清涼飲料水を摂りがちです
では、ペットボトル症候群にならないためにはどうしたらいいのか…。
まず簡単なことを言えば、のどが渇いたら水やお茶を飲むようにすることです^^
のどの渇きを感じる前に、一日のうちにこまめに水やお茶を補給をすれば、がぶ飲みをする心配はなくなります。
ただ、甘い清涼飲料水が飲みたいときもあるでしょうし、運動の前中後に水分補給として飲むこともあると思います^^;
ここで大切なのは、ペットボトル症候群は“ 甘い飲み物を一気に、また大量に飲むことがいけない ”ということです。
つまり、500ml のペットボトル1本程度なら問題はないです

が、それ以上だと糖分も摂りすぎになるので意識して買わない・飲まないようにしなければいけません。
また、1本程度はイイといいましたが、がぶ飲みをすると一気に血糖値が上がるので、なるべく少しずつ飲むようにすることも大切です。
味は薄くなりますが、1本のスポーツドリンクを2~3倍に薄めて飲むというのもアリですよ。
暑い時期は、知らず知らずのうちに清涼飲料水などを買って飲んでいることも多いです^^;
熱中症対策として水分補給をすることはとっても大切ですが、糖分に気をつけないとペットボトル症候群という怖い病気が待っています。。。
自分で“ なにを飲むか ”を意識して、暑い夏を健康的に乗り越えましょう


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