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脳卒中の発症リスク 数値で予測

2013年03月27日 23:08

 脳卒中リスク 簡単に予測できる算定表を開発 

 脳卒中になる確率を、簡単な計算で予測できます――。国立がん研究センターなどの研究グループは、40~60歳代の日本人が今後10年間に脳卒中になる確率を自分で簡単に予測できる算定表を開発した。年齢や肥満、血圧、喫煙習慣、糖尿病など6つのポイントから点数化し、合計点数を求めると今後10年間の発症確率を予測できる。

 算定表では、▽年齢、▽肥満度(BMI)、▽性別、▽喫煙習慣、▽糖尿病の有無、▽血圧と降圧薬を内服しているかを自分でチェックし、点数を合計して表と照らし合わせると脳卒中の発症確率がわかる。同時に血管の健康度を示す「血管年齢」も算出される。

発症リスク算出法

 例えば、48歳の男性で身長168cm、体重74kgで肥満度(BMI)が26、喫煙習慣あり、降圧薬服用なしで最高血圧が145、最低血圧が89、糖尿病ありの人は、それぞれの項目点数の合計が32点で、10年間に脳卒中を発症する確率は7%以上8%未満となる。
 算定表は、茨城、新潟、高知、長崎、沖縄の5県で1993年に40~69歳だった男女計1万5672人を平均14年間追跡した大規模調査「JPHC研究」にもとづくもので、実際に脳卒中になった人(790人)の危険因子を調べ、発症確率を求めた。

 脳卒中は、脳の血管が詰まったり破れたりして、脳の機能が損なわれる病気の総称。脳卒中は日本人の死因の第4位で、患者数は123万人に上る。

 脳卒中の危険因子となるのは高血圧、糖尿病、肥満、不整脈(心房細動)、喫煙、過度の飲酒、脂質異常症など。研究では、日本人の脳卒中の原因の上位となるのは、高血圧(35%)、喫煙(15%)、肥満(6%)、糖尿病(5%)と推計された。

20130321-2.jpg


 算出法は、がん研究センター多目的コホート研究のサイトで公開されている。
 八谷寛・藤田保健衛生大教授(公衆衛生学)は「脳卒中予防で重要なのは、第一に高血圧対策、次いで禁煙といえます。この算定表を、生活習慣を見直し、健康診断を定期的に受け、改善していくきっかけにしていただきたい」と述べている。

   - 日本生活習慣病予防協会より引用 -



非常にわかりやすく、脳卒中防止の啓発に役に立つと思います^^

興味深いのは、“男性というだけで6もつくこと”と“降圧剤を飲んで血圧を抑えていてもリスクが高いこと”でしょうか。
高血圧が最大要因になるのですね。

血圧・喫煙・肥満度・糖尿病の4つを改善すると、どれくらい脳卒中のリスクが小さくなるかも分かるから、より改善に力を入れやすくなるような気がします


脳卒中(脳血管障害)は、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血が代表的なもので、脳の血管がつまったり、破れたりして、その先の細胞に栄養が届かなくなって、細胞が死んでしまうものです。

死因となるだけでなく、助かっても半身麻痺などの後遺症を患うことも多いです。
そうなると、本人がツライのはもちろん周りの介護者の負担も大きくなり、医療費もかさむので、予防できるなら予防したほうがいい病気です。

そして、生活を見直せば予防できます

藤田保健衛生大教授の八谷寛教授がいうように、この算出表を使えば、生活習慣を見直し改善していく助けになると思います。

この機会に、一度自分の発症リスクをチェックしてみてはどうでしょうか^^?



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コメント

  1. T・YAMADA | URL | -

    あ~トップページの写真が変わったのね。
    サクラ、今の季節にぴったりじゃないの!
    綺麗だわ。

  2. JAKUTAKU | URL | srF/8RA2

    Re: タイトルなし

    >T・YAMADA さん
    コメントありがとうございますv-266

    うまく撮れた一枚です!
    数年前に撮った、名古屋の桜の名所のひとつである山崎川の写真ですね~。
    トップページの写真は季節に合わせてコロコロと変えて楽しんでます^^

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