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徳島の薬局で手軽な糖尿病検査が…

2012年11月04日 23:35


徳島県は、1993年から14年間ずっと“ 糖尿病死亡率全国ワースト・ワン” を記録^^;
2005年に県医師会と共同で「糖尿病緊急事態宣言」を行って県民あげての糖尿病対策運動を展開して、一時は改善したものの、2008年から2年連続して再び全国ワースト・ワンの座に・・・。

そんな徳島県で、新たな試みが始まりました↓

   糖尿病検査  “薬局で気軽に”

日本の成人の5人に1人は、糖尿病の患者や“予備軍”と推計されています。
しかし、初期は自覚症状がなく、自分が糖尿病だと気づいていない人が多いとみられています。
こうしたなか、薬局を訪れた客に無料で糖尿病の簡易検査を行う取り組みが始まっています。
徳島放送局の藤目琴実記者と社会部の牧本真由美記者が解説します。


   “ついでに”糖尿病検査

薬局で薬を買うついでに。処方薬を受け取るちょっとした待ち時間に。薬局で血液の簡易検査を行うというこの取り組み、茨城県の筑波大学と徳島文理大学の研究グループが共同研究の一環として、29日から試験的に始めました。

糖尿病による死亡率が全国で最も高い徳島県の10の薬局で行われています。
徳島市内の薬局では、薬剤師が訪れた客にさっそく検査を呼びかけていました。
客は専用の器具を使って自分の指に細い針を刺し、わずかな量の血液を採ります
痛みはほとんどありません。
薬剤師は検査機器で糖尿病の指標となる「ヘモグロビンA1c」の値を測定してくれます。

結果が出るまでの時間はわずか6分。
検査を受けた60代の女性客は結果の紙を見て少しショックだった様子でした。数値は正常な範囲を超え「糖尿病が強く疑われる」レベルだったのです。薬剤師は専門の医療機関のリストを示して受診を勧めていました。女性は「以前から糖尿病が気になっていたのですが、なかなか病院に行けなかったので、分かってよかったです。これを機に病院でしっかり診てもらおうと思います」と話していました。

   糖尿病は早期発見が鍵

厚生労働省の推計では、糖尿病が強く疑われる人は全国でおよそ890万人。
“予備軍”とされる人を含めるとおよそ2200万人。実に成人の5人に1人と推計されています。
悪化すると失明したり、人工透析が欠かせなくなったり、さらに死に至ることもある病気です。
しかし、初期の段階では痛みなどの自覚症状がほとんどないため、糖尿病だと気づかないまま悪化してしまう人が多く、早期発見が重要なのです。

   すでに効果が出た人も

薬局での簡易検査の取り組みは、筑波大学の研究グループが2年前から東京・足立区でも行っています。
中には、この検査がきっかけで糖尿病に気づき、悪化を防ぐことができた人もいます。
足立区に住む井上勝利さん(68)は、去年9月、近所の薬局で検査を勧められ、軽い気持ちで受けたところ、高い数値が出ました。すぐに病院へ行き糖尿病と診断されました。薬を服用しながら医師の指示で食事を見直し、運動も心がけた結果数値は大きく改善しました。
井上さんは「自分が糖尿病だとは考えたこともなく、驚きました。手遅れにならなくてよかったです。だいぶよくなっているので、引き続き頑張ります」と話していました。
研究グループによりますと、足立区では、これまでに1000人ほどが検査を受け、このうち、およそ280人が糖尿病か、その疑いがあることが分かりました。
その4割ほどの人は定期的な健康診断を受けていなかったということです。

薬局での簡易検査を行っているのは、今のところ、徳島県と足立区だけですが、糖尿病の検査は各地の医療機関で受けることができます
筑波大学の矢作直也准教授は「糖尿病は早期に発見して治療につなげれば重症化を防ぐことができる。取り組みを通じて糖尿病になる人を一人でも減らしていきたい」と話しています。

11月14日は国連が定める「世界糖尿病デー」です。
糖尿病が気になっている方も、自分は関係ないと思っている方も、一度、検査をしてみてはいかがでしょうか。
 
       - NHK NEWS WEB より引用 -



糖尿病は悪化すると非常にやっかいな病のひとつですから、こういった試みはとてもいいと思います^^

今回の検査機器で測定できる「ヘモグロビンA1c」というのは、過去1~2ヶ月の平均的な血糖値の高さを知ることができる指標です。

血糖値そのものは、時々刻々変化をし、一度の検査では全体像を捉えるのが意外に難しいのに比べ、ヘモグロビンA1c値は直前の食事の影響などを受けず、比較的容易に平均的な血糖値の高さがわかります
直前の食事の影響を受けないという特性により、今回薬局で行われている簡易検査はいつでも正確な値を測定可能で、この点も気軽なスクリーニング検査(集団検査)に適しているといえます。

医療の進歩のおかげで、糖尿病の治療方法や透析の技術が昔よりも格段によくなっています。

例えば、糖尿病で透析になったら、昔は5年後に生きている人は半数といわれていましたが、いまでは透析技術が進み、寿命を全うするぐらいまで生存する方は珍しくなくなりました。

とはいえ、薬局で早期発見でき、早期治療&生活改善できれば、そんな透析を受けずにすみ、国の医療費もかからなくなります。


東京の足立区で行われた「糖尿病診断アクセス革命」とした薬局での糖尿病簡易検査の2年間の実績は以下の通りで↓
■ 2010年10月~2012年9月の2年間に「糖尿病診断アクセス革命」プロジェクト参加薬局(10薬局)で指先HbA1c検査を受けた人は996名(男性433名、女性563名;糖尿病治療中の人は対象外)に達しました。
■ 996名のうち、糖尿病が強く疑われた人(HbA1c(NGSP):6.5以上)は約13%、糖尿病予備群と疑われた人(HbA1c(NGSP):6.0~6.4)は約16%。併せて3割近くに対し、糖尿病またはその予備群の疑いで医療機関へ受診勧奨を行いました。
■ 996名のうち、男性では約36%、女性では約42%が定期的な健康診断を受けておらず、「糖尿病診断アクセス革命」の提供する「新たな検査の場」が生かされました
となっており、すでに薬局での糖尿病の検査の実績がでています。

いまは徳島県と足立区だけですが、こういった取り組みが広がっていけばいいと思います^^


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