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風邪をひいたときの基礎知識 その1

2012年04月14日 21:00


どの人も一度は、風邪をひいたことがあるのではないでしょうか?

今回はそんな身近な “ 風邪 ” について、改めて見直していきたいと思います
意外と、いままで思っていたこと・行っていたことと違うかもしれませんよ^^

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でははじめに、「風邪とはなにか?」といった基本から見直していきたいと思います


さて、わたしたちはただ風邪と呼んでいますが、風邪はひとつの病気を指す正式な病名ではありません。

医学的には 『 風邪症候群 』 といい、鼻やのど・気管支などの呼吸器系に現れる症状の総称です。

主にウイルスの感染による上気道(鼻腔や咽頭等)の炎症性の病気のことで、咳・咽頭痛・鼻汁・鼻づまりなどの局部症状、発熱、倦怠感、頭痛などの全身症状が出現した状態を指します。

ウイルスの違いや個人の体質によって、症状の出方はさまざま。

異なった病原体が鼻やのどなどに取りついて起こるさまざまな症状を、わたしたちはひとくくりに「風邪」と呼んでいるのです

(今回の記事は、風邪症候群だと長く、読みづらくなるので、“風邪”で進めていきますね^^;)


風邪をひく原因は、さっきも書きましたが、多くはウイルスです。

風邪の病原は、80~90%が複数のウイルス感染で、その他10~20%が細菌・マイコプラズマ・クラミジアなどの感染になります。

ウイルスはそれぞれ多くの型をもっており、そして複数のウイルスが関係しているので、400種類以上のウイルスがかぜ症候群の原因となるといわれています。

そのため風邪をひいて抗体ができても、少しでも違えば抗体の意味がないので、何度も風邪をひくことになってしまうのです。

また、だから確実に風邪のウイルスを倒す抗ウイルス剤が未だに開発されていないといえますね^^

よく聞く風邪薬というものは、熱・咳・鼻水などの症状を和らげ、体力の消耗を抑えるものであり、ウイルスを抑えるわけではありません

風邪は、自身の持つ自然治癒力に頼り、それぞれの症状にあわせた対症療法を施すしかないのです^^


もうすこし、症状についてもみていきましょう。。。

風邪は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せき、のどの痛み、発熱、頭痛、全身のだるさ、下痢、腹痛などの症状が主になります。

症状は比較的軽く、普通は数日で治ります。

ただ、「風邪は万病の元」といわれているように、風邪をきっかけに中耳炎や副鼻腔炎、肺炎といった病気にかかったり、ほかの病気の初期症状だったりすることもあります。

そのため、「ただの風邪だから大丈夫」と思っていても、数日で軽快に向かわない場合は、はやめに病院にいく必要があります

通常、風邪は2~3日以降、症状が下り坂になって完治していきますが、それ以降も「39℃近くの高熱がある」・「4日以上熱が下がらない」・「激しい咳が続く」・「鼻水の色が黄色や緑色になった」・「咳や痰などで眠れない」・「のどの痛み、腫れのために食事や水分が取れない」 などの症状がある場合は、合併症やそのほかの病気を考えて受診したほうがいいといえます

重症になればなるほど、ツライのは自分なので、病院にいくことの大切さを肝に銘じておきましょう。。。


また、風邪と症状が似ているところがあるかもしれませんが、インフルエンザはまったく違うものです!

ウイルスが原因ですが、インフルエンザウイルスは急性で激しい症状が出ます。

悪寒、発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの全身症状がいきなりあらわれるのが特徴で、咽頭痛・鼻汁・鼻閉・咳・痰などの気道炎症状や腹痛・嘔吐・下痢といった胃腸症状を伴う場合もあります。

風邪とインフルエンザの違い

風邪とインフルエンザはこれだけ違うので、風邪だと思っていても症状が急に激しく出たら、すぐに病院にいきましょう


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簡単に、風邪の基本的なことについて復習していきました^^

ここまでは軽いおさらいになるので、あまり新しい発見はなかったかもしれませんね(笑)

いよいよ、次回から本題に入っていこうと思います


    ≫≫ 次回につづく


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