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トマトでメタボ対策?

2012年03月01日 23:04

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 食べるほどメタボ改善 京大などグループ、トマト成分を解明

 トマトを食べてメタボの改善を-。京都大などの研究チームは、脂肪肝や血中の中性脂肪値を改善する有効成分がトマトに含まれていることを突き止めた。これまでトマトが脂質異常症(高脂血症)や糖尿病などに効くことは知られていたが、具体的な成分が分かったのは初めて。米科学誌の電子版に10日発表した。

 京大の河田照雄教授(食品機能学)らは、トマトの果実やジュースに含まれる雑多な成分を、大きさや性質の違いで細分化。肝臓の脂肪を燃やすタンパク質を活性化する有効成分だけを取り出し、化学構造を調べた。

 その結果、食用油などに含まれるリノール酸によく似た脂肪酸と判明。この脂肪酸を人工的に合成し、肥満で糖尿病のマウスに4週間与えたところ、与えなかったマウスに比べ、血中と肝臓内の中性脂肪量がいずれも約3割減少し、血糖値も約2割低下することが分かった。肝臓での脂肪燃焼が進んだ結果とみられる。

 効果のあった量を人間に換算すると、1日にトマト6個かトマトジュース600ccを摂取する計算になるといい、河田教授は「メタボリック症候群の人はトマトを積極的に食べて」と話している。

  - 中日新聞 より引用 -



このニュースで、健康にいいと報道された食品に消費者が殺到する「フード・ファディズム」が起こり、またまたお店からトマトが消える騒ぎになったそうです

相変わらず、すぐに飛びつく人が多い・・・。

とはいえ、トマトが健康にいいことは確か!

今回の研究では、その成分が明らかになったわけです^^


イタリアでは、「トマトが赤くなれば医者が青くなる」 と言われており、トマトが健康にいいことは昔から知られていました。

それもそのはず。。。

トマトには、今回は解明された脂肪酸だけではなく、リコピンと呼ばれる赤い色素には強い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に効果があることが知られていますし、その他、ビタミンA・C・Eなどのビタミン、カリウム・マグネシウム・カルシウム・鉄・亜鉛などのミネラルも多く含んでいるのです

トマトは、栄養満点の野菜というわけですね^^




さて、ここでせっかくなので “ おいしいトマトの選び方 ” も紹介しておこうと思います

食べるなら、おいしくて栄養価が高いものがいいですからね~


  ◎ まず トマトの旬を知っておきましょう

トマトは、スーパーに行けば1年中買うことができる野菜ですが、露地栽培トマトは6月~8月、ハウス栽培のトマトは2月~5月がトマトの旬となり、特においしく、しかも安い時期です。

トマトは、昼と夜の温度差が大きいほど、赤くておいしいものが収穫できます。
そのため収穫時期は、ハウス栽培が中心の冬春トマトと、露地栽培が中心の夏秋トマトに分かれます。
主な産地と時期は、次の通りになっています。

  冬春トマト(7月~11月):熊本県、愛知県、千葉県
  夏秋トマト(12月~6月):北海道、茨城県、福島県



  ◎ トマトの選び方 ~見た目から見分ける~

このようなトマトがオススメ ・ まずは形が丸くて、ツヤのある実が引き締まっているものを選びましょう。。。角ばっているものは、中身がスカスカの可能性があります。

 ・ 皮が赤く艶やかなものを選びましょう。。。真っ赤に色づいているトマトは鮮度が高く、少し黄色がかっているものは鮮度が落ち始めています。

 ・ ヘタがピンとしていて、緑色のものを選びましょう。。。ヘタが枯れていたり、ヘタの周りがひび割れているものは避けます。

お尻のスジ ・ トマトのお尻の部分に、放射線状のシマがはっきり出ているものを選びましょう。。。このスジは、水がよく切れている証拠で、甘いトマトは右下の画像のようなにスジが浮き出ていることが多いです。逆に、この筋がまったく出ていないトマトには、甘いトマトは少ないはずです。



  ◎ トマトの選び方 ~手に取って選ぶ~

 ・ 硬いトマトは鮮度がいい証拠。手に取ってトマトの硬さを感じるなら、それは新鮮なトマトと言えます。柔らかくプヨっとしたものを選ぶのはやめた方がいいです。

 ・ 手にとって、ずっしりと重いものは、実が詰まっていて、果肉が緻密です。トマトは水分が少なくなるほど甘みが増すもので、甘いトマトを選びたいなら重く実のつまったものにしましょう。。。





最後に、今回のニュースで、“マウスに与えた成分を人間の食事に換算すると、1日にトマト6個(毎食2つ)、トマトジュースなら600ml(毎食200ml)に相当する”とありましたが、あくまで目安です

無理にそれだけ食べる必要もないし、トマトを意識して摂ると身体にいいですよ。程度の受け止め方のほうがいいと思います。

ちなみに、そのトマトジュースですが、食塩が含まれているものといないものとがあります。

普通のトマトジュースには食塩が含まれており、毎食200mlずつ飲むと摂取する塩分は約2.4gとなり、WHOが提唱する塩分摂取量の目安、1日5~6gの約半分に到達してしまいます。

トマトジュースに含まれるナトリウムの量はカリウムの含有量に比べると塩を含んだものでもその半分程度のため、汗や尿などによりカリウムと同じ量のナトリウムも排出されることを考えると、有塩トマトジュースに含まれるナトリウムは同時に含まれるカリウムにより排出されると考えられるため、必ずしも無塩のトマトジュースにこだわる必要はない。とも言われていますが、無塩のものを選んだほうがいいかと思われます^^

話がすこしズレましたが、あまり躍起になって食べるというよりは、バランスよく食事を摂りつつ、トマトを食べる機会を増やすくらいでいいと思いますね



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