2011年10月01日 21:53

10月1日は、国際高齢者の日・国際音楽の日・醤油の日・日本酒の日・日本茶の日・メガネの日・ネクタイの日などなど、色々な記念日ですが、 『 コーヒーの日 』 でもあります^^
今回は、コーヒーの歴史や生産方法・淹れ方などはざっくりと省き、“ コーヒーと健康 ” について簡単にまとめてみようと思います

コーヒーは、健康に良いこと・悪いことの両方、いろいろなことが言われています。
古くからコーヒーは飲まれており、日常的に飲む人も多いため、人体に及ぼす作用について医学・薬学的な関心は集まり、さまざまな研究・実験がされているのでしょう^^
そのなかで、特に研究の結果から、コーヒーの作用として認知されていることを挙げていきますね。。。
◎ 覚醒作用
コーヒーに含まれる “カフェイン” が交感神経を刺激し全身の血行を良くするため、眠気を覚ましてくれ、さわやかな目覚めを助けます。
また、コーヒーを飲むと頭も覚醒し、仕事や勉強を効率良く進めるために役立ち、計算力や記憶力が上がるという研究結果も得られています。
◎ 利尿作用
コーヒーは、腎臓の働きを刺激し、利尿を促進させます。
また、新陳代謝も促進し、老廃物を体外に排出する作用があります。
代謝が促進されることで身体の疲労回復にも効果があり、副交感神経が刺激されることで、自律神経のバランスが整い、頭脳労働の疲労にも効果があります。
◎ リラックス効果
アロマ同様、コーヒーの香りにも色々な作用があります。
コーヒーの苦味と酸味そして、特有の香りは気分を安定させてくれます。
仕事や勉強・スポーツなどで疲れた時に飲む1杯のコーヒーには、心身ともにリラックスさせ、リフレッシュさせる効果があります。
このリラックス効果については、コーヒーの香りの好き嫌いによって左右されます。
また、コーヒーの香りすべてにリラックス効果があるわけではなく、豆によってリラックス効果の度合いが異なるとも言われています。
コーヒーの成分を分析すると、少なくとも800種類もの成分があるため、どれが効果があるのかはわかっていないそうです。。。
◎ 抗酸化作用
コーヒー豆に含まれる独特の香りや苦味を形成する成分のひとつである “クロロゲン酸” は、活性酸素に対する抗酸化作用があるとされるポリフェノールの一種です。
このクロロゲン酸を含むコーヒーには、ガンや老化などの誘因となる活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
◎ 口臭予防
コーヒーには口臭を消す効果があります。
コーヒーに含まれるフラン類が、ニンニクやニラ等の臭いの元を消すことによる口臭予防が期待できます。
「いや、コーヒーを飲んだ後臭くなるよ?」という人もみえるかもしれませんが、それはコーヒーを飲んだ後、口が渇くことによって、起こるものです。
嫌な人はコーヒーを飲んだあと、軽く水を飲むといいでしょう。
◎ 二日酔い緩和
お酒をよく飲んだ翌日にありがちな、二日酔いの時に生じる頭痛の解消にも効果があります。
コーヒーに含まれるカフェインが、頭痛の原因であるアセトアルデヒドを体外に追い出し、脳の血液の循環をよくすることで頭痛が緩和されます。
◎ 肝臓がん予防・肝機能向上
2009年に国立がんセンターが実施したコーヒー摂取と肝がんとの関連に関する調査(対象者18815人、13年の追跡調査)では、 「コーヒーをほとんど飲まない」人が肝がんを発生する割合を1とした場合、「1日1杯未満」の集団では0.67、「1日1~2杯飲む」集団は0.49、「1日3杯以上」は0.54となり、癌になる割合がおよそ半減するというデータが得られたそうです。
その他、色々な研究グループが調査していますが、概ね 「 一日一杯以上飲む人は、飲まない人と比べて肝臓がんになる可能性が半減する 」 という結果が出てきます。
クロロゲン酸やカフェインなどの成分が、肝機能酵素活性を改善したり、肝細胞炎症を軽減させたりするのが、要因のひとつと考えられています。
また、クロロゲンにガン細胞の転移を抑制する働きも確認されています。
◎ Ⅱ型糖尿病の予防
先天的なものがⅠ型糖尿病で、普段の生活習慣からくるのが糖尿病患者のうちの9割を占めるⅡ型糖尿病です。
フィンランド国立公衆衛生研究所が行った健康調査結果(35-64歳の約1万4600人が調査対象)で、1日3-4杯のコーヒーを飲んだ場合、飲まない人に比べ女性で29%、男性で27%糖尿病にかかる率が減少し、1日10杯以上飲んだ場合は、女性で79%、男性で55%の減少した、との結果が出ました。
以前から3~4杯のコーヒー常飲者についての報告はありましたが、10杯以上飲んだ人のデータが非常に良好なものであったことも分かりました。
コーヒーに含まれているクロロゲン酸が血糖値の調整に間接的な役割を果たしている可能性や、カフェインがインスリンの分泌を促進させる働きを持っている可能性が指摘されています。
また、これは糖尿病でない人の話で、現在糖尿病の人はコーヒーの飲用に注意が必要です。
『健常者は食後1時間ほどでブドウ糖がきちんと代謝されますが、2型糖尿病者はそうではありません。
特にⅡ型の人が食事の時や食後にコーヒーを飲むと、血糖(ブドウ糖)やインスリン濃度の低下に時間が掛るようになります。』
空腹時ならすこしのコーヒーの飲用はいいみたいです。
◎ 脂肪分解促進
コーヒーは、ダイエットにも効果があります。
コーヒーに含まれる “カフェイン” は脂肪細胞の中に入って、脂肪を分解する酵素を活性化してくれます。
体内に取り込まれたカフェインがカラダにたまった脂肪に働きかけ、体内の貯蓄脂肪の分解を促進して血中に脂肪酸として放出してくれるのです。
ただ、だからといって運動しなければ脂肪酸は再び脂肪物質の中に戻ってしまいます。
コーヒーを飲んだだけでやせられるということではありませんから、気をつけてください。
◎ 運動効果向上
コーヒーに含まれるカフェインは、運動能力を向上させることが知られています。
特に中程度から強度の運動についてその効果が表れ、疲労までの運動持続時間が延びることがさまざまな実験で確かめられています。
また、ダイエットには有酸素運動が効果的ともいわれていますが、運動の10分前にコーヒーを飲んだ場合と飲まない場合について、運動中の酸素摂取量を調べたところ、コーヒーを飲んでから運動したときのほうが酸素摂取量がより高くなるという結果が得られています。
相乗効果を狙うなら、コーヒーを飲んでおよそ1時間後に運動を始めるのがいいみたいです。
ただし、カフェインはぜん息の薬にも用いられる薬品ですので、過剰に摂取すると不整脈や、発作といった副作用が出る恐れもありますので、適量を心がけてください。
また、コーヒーを飲んで一定時間をおいて運動することでエネルギー消費が高まり、カフェインによって中性脂肪がより多く分解されるます。
しかも、コーヒーを飲んだ場合、運動後もその効果が持続することも明らかになっています。
いくらコーヒーが体にイイからといって、毎日大量に飲んでは害になります。。。
砂糖が脳に必要でもとりすぎれば糖尿病になるように、摂りすぎということはいけません。
重要なのは飲み方です。
自分の生活に合わせて、コーヒーを楽しみながら、飲むようにしましょう

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コメント
紅ちどり | URL | Arp8uk.Y
知らなかった!
1日はコーヒーの日だったのですね。
コーヒー大好きです。
コーヒーの豆知識がたくさん。嬉しいです。
これからは、コーヒーを飲んだら、軽く運動することを心がけたいと思います。
( 2011年10月03日 18:16 [Edit] )
JAKUTAKU | URL | srF/8RA2
Re: 知らなかった!
>紅ちどりさん
コメントありがとうございます
私もコーヒー大好きです。よく豆を挽いてドリップしてます^^
10月1日は、いろいろな珈琲店でセールとかやっていましたよ。
今回、改めて調べてみると意外と知らなかった効果があって、私もびっくりしました(笑)
自分なりのコーヒー道を見つければいいと思います。
もし運動前に飲むなら、利尿作用がコーヒーにはあるので、運動後にしっかりと水分補給した方がいいかもしれませんね^^
( 2011年10月04日 01:05 [Edit] )
まじっくわんど | URL | -
勉強になりました♪
1日はコーヒーの日だったんですね。

ワタシも初めて知りました。
同じくコーヒーは大好きで毎日飲みます
作用の説明がとってもわかりやすかったです
興味しんしんで読ませていただきました。
飲むタイミングでも効果が違うんですね。
勉強になりました。
どうせ好きなら、
カラダにいい飲み方を知って飲むのが賢いです
( 2011年10月10日 00:21 [Edit] )
JAKUTAKU | URL | srF/8RA2
Re: 勉強になりました♪
>まじっくわんどさん
コメントありがとうございます
実は私もコーヒーショップの張り紙をみて、はじめて知りました^^;
コーヒーは本当においしくて毎日飲んでしまいますよね^^
コーヒーの味を知るとなかなか止めれません。。。
まじっくわんどさんがおっしゃるように、好きで毎日飲むなら効果や作用を知って飲んだ方がイイですよね
( 2011年10月10日 23:25 [Edit] )
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