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有機水銀と胎児について。

2011年09月18日 23:17

妊婦の有機水銀摂取、胎児の感情神経に影響

  三重大教授ら解明

 妊婦が魚を食べ体内に摂取することで胎児への影響が懸念される有機水銀が、胎児の脳神経のうち感情や行動をつかさどるセロトニン神経に発達異常を起こす可能性のあることが、厚生労働省研究班(班長・成田正明三重大大学院医学系研究科教授)の研究で分かった。有機水銀による胎児内の反応メカニズムを解明したのは初めて。論文は米神経科学誌「ニューロサイエンスレター電子版」に掲載された。

 有機水銀は、自然界の魚介類に微量含まれ、食事により体内へ摂取される。大人に害はないが、厚労省は胎児への悪影響を考慮し妊婦に対し、食物連鎖をへて水銀濃度が高くなった一部大型魚を食べ過ぎないよう注意を促している。

 研究班の江藤みちる同研究科助教らは、人間でいえば妊娠2カ月のラットに高濃度の有機水銀を注射し、6日後の胎児で発育の違いを調べた。有機水銀を与えたラットの胎児は脳幹で発達中のセロトニン神経の量が2倍になり、本来は神経がない場所にも見つかった。

 セロトニン神経は大脳全体に指示を与え、感覚や行動、精神までコントロール。この神経の働きの不具合が、うつ病などの精神疾患と関連することも分かっている。

 実験では魚食で摂取する有機水銀をはるかにしのぐ量を投与しており、実際には魚を食べた程度では影響はない。成田教授は「有機水銀がセロトニン神経に異常を起こせば、生後の認知や行動に影響が出る恐れがあり、有機水銀の危険性が一層明らかになった」と指摘している。

 日本周産期新生児医学会理事を務める名古屋市立大の戸苅創(はじめ)学長の話 有機水銀が中枢神経に影響を及ぼすことは知られているが、胎児への影響やどの神経に異常を及ぼすかなどは不明な点が多く、今回の動物実験での証明は意義深い。衛生行政の観点からも、有機水銀の摂取をめぐる基礎データになるはずだ。

    - 中日新聞 より引用 -



昔から水銀の危険性については、水俣病のメチル水銀などをはじめ、色々なことが言われてきていました。

国も、厚生労働省が 「 妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて 」 と銘打って平成17年に公表しています。

今回のニュースは、そんな有機水銀による胎児内の反応メカニズムを動物実験によって初めて解明された、というものでした



さて、こんなニュースを採りあげると、「魚は食べないほうがいいかも。。。」 なんて思ってしまった人もみえたかもしれませんが、それは大きな間違いです

まず始めに書いておきますが、“ 魚介類の摂取は人の健康においてとっても有益なこと ” なのです。

魚介類には、EPA(エイコサペンタエン酸) や DHA(ドコサヘキサエン酸)という脂肪酸が多く含まれています。

これらは血栓を防止し、悪玉コレステロール値の低下させて動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞を予防することができます。

また、魚介類に含まれるオメガ3脂肪酸は、関節や軟骨の健康、美肌、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、正常な心拍リズムの促進、血管保護、神経系や脳の機能促進、うつ、アレルギー、炎症を抑えるなどの多才な効果・効能がわかってきています。

魚介類を多く食べていた妊婦の子供は、認知能力・IQが高かった。 という研究結果もあるくらいです。


じゃあ、水銀の話はどうなるの?と・・・

つまりそれは、妊娠中も継続して魚介類を食べるべきだが、水銀含有量の低いものを選ぶ必要がある。ということなのです

妊娠中の魚介類の摂取量が多いと、産児の認知能力は高くなるが、水銀摂取量が増えれば逆に認知能力は低下し、色々な障害が出る可能性が高くなります。

とくに、大型の魚介類を食べ過ぎると水銀の影響がでやすいとされています。

私たちが普段の食事で体にとり込んでいる水銀の量は、健康に影響を与えない程度の量であり、しかも徐々に排泄されています。

しかし、お腹の中の胎児は水銀を排泄できないため、魚介類の中に含まれる水銀の量がある一定以上になったとき、胎児の中枢神経に影響が出る可能性が指摘されているのです


ここで簡単に、水銀を摂取するまでの過程を説明しますが…

自然界に存在する水銀は、プランクトンに入って、これを小さい魚が食べ、その魚を少し大きい魚が食べて、さらに大きい魚が食べ、最終的にカジキやイルカ・マグロ・クジラなどが食べ、そして、人、妊婦がそれらを食べると胎児に入っていくことになります。

いわゆる、食物連鎖です。

この過程で、プランクトンレベルでは微量だった水銀が、次第に濃縮され、妊婦が食べ過ぎると心配な濃度に達してしまうのです。


そこで、さまざまなデータから、厚生労働省が 「全部で15種類の魚種について、妊婦が1週間に食べてもよい量と回数の目安」 が示されました。

摂取目安

妊婦が注意すべき魚介類15種の中には、クジラ・イルカ・サメなど、普段あんまり日本人の口にはあまり入ってこないようなものも含まれています(笑)

ただ、マグロやキンメダイ・カサゴなどなど、食卓に普通に出てくるものもありますから、妊娠中の人がいる家庭は気をつけるようにしましょう^^


また、今回の注意の対象は 「妊婦」 に限定されたもので、子供や一般の人に対しては、現段階では通常食べる魚介類による悪影響が懸念される状況ではないことから、注意事項の対象とはしないとされています。

厚生労働省も、今回の検討は 「胎児」 に対する影響を検討したもので、それ以外の人が魚介類の水銀について神経質になりすぎることを逆に心配しています。

それは必要以上に心配を煽るような報道がなされ、妊婦以外の人達が不必要に魚の摂食を制限する結果になることが、国民の栄養不足につながる可能性があるからです。

そうでなくても、年々国内で魚を摂取する量は減り続けています。

魚介類をなんでも毛嫌いするのではなく、ぜひ正しい知識を身について、魚介類を食べるようにしましょう

魚介類は良質なタンパク源で、EPAやDHAなど体にイイ成分も多く含まれています。

妊娠中は水銀の問題のことを頭に留めておきながら、健康的な食生活のために、いろいろな種類をバランスよく食べるようにするのがベターだと思いますね



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