2011年08月13日 23:00
名古屋市大、脳内での神経細胞再生の仕組み解明
名古屋市立大学医学研究科の沢本和延教授と沢田雅人大学院生、生理学研究所の鍋倉淳一教授らの研究グループは、脳内での神経細胞の再生の仕組みを解明した。古い神経細胞が死んだ場所に新しい神経細胞が加わる仕組みで、その仕組みは脳の活動で調節されていることを突き止めた。脳疾患を再生医療で治療する方法の開発につながる可能性がある。
同グループは生きた動物の脳の中の神経細胞を観察できる二光子顕微鏡を使い、マウスの脳内で匂いの情報処理にかかわる部位である嗅球の神経細胞を2カ月観察した。その結果、古い神経細胞の死や新しい神経細胞が神経回路に加わる様子を捉えた。レーザーで狙った部位の神経細胞を殺すと同じ場所で新しい神経細胞に再生された。
またマウスの鼻に栓をして匂いの情報を遮断すると神経細胞の再生は起きなくなり、脳が神経細胞の再生を調節していることが分かった。
澤本教授は「再生効率を高める方法や、脳の活動が再生をどう調整しているかが分かってくれば、新型万能細胞(iPS細胞)などを用いた再生医療に貢献できるはず」と話している。
- 日刊工業新聞より引用 -
神経を損傷しても、修復されることはわかっていましたが、その仕組みが解明されました^^
神経を損傷した場合、よくなることもあれば、いっこうによくならない人もみえます。
今回の研究が進んでいけば、神経損傷の患者さんを完治できるようになるかもしれません!
再生医療の分野は、いますごいスピードで進んでいっています。
同時に、このような再生医療を支える研究結果もでてきています。
神経損傷で苦しんでいる人はとても多いと思うので、研究を進め、少しでも早く実現してもらいたいものです^^
↓役に立った・わかりやすかったなど、よかったらポチッとヨロシクお願いしますm(_ _)m


コメント
コメントの投稿