2011年06月22日 21:00
泳ぐ内視鏡で胃と大腸撮影 小型カプセル、がん診断に
遠隔操作で体内を“泳ぐ”小さなカプセル内視鏡を龍谷大理工学部(大津市)や大阪医科大(大阪府高槻市)などのチームが開発し、人間の胃と大腸の撮影に成功したと21日、発表した。
チームによると、駆動力が強く、体を横にした状態で大腸内を肛門側から逆行させることに世界で初めて成功。自走式のカプセル内視鏡で大腸を撮影したのも初めて。従来の内視鏡では撮影が難しかった小腸を含む、食道から大腸までの全消化管を、数時間で検査できるようになる可能性がある。
大塚尚武龍谷大名誉教授は「小型で容易にのめる。患者の負担を減らせる上、内視鏡の向きや場所を精密に制御でき、がんなどの正確な診断につながる」としている。
この内視鏡は愛称「マーメード」(人魚)。従来のカプセル内視鏡に魚の尾びれのような駆動装置を付けたもので、直径約1センチ、長さ約4・5センチ。1秒間に2枚撮影でき、尾びれは体外装置の強力な電磁石で動かす。カメラのバッテリーは8~10時間持ち、体外では1秒間に数十センチ泳ぐことができる。
大阪医科大で21日開かれた記者会見では、尾びれを素早く動かしたマーメードが勢いよく胃や大腸を進んでいく様子や、内側を鮮明に写した画像が公開された。胃では、水を飲んで泳ぎやすくした上でマーメードをのむ。大腸では尻から挿入する。
--------------------------------------------------------龍谷大や大阪医科大などのチームが開発した
“泳ぐ”カプセル内視鏡 →
(大阪医科大、龍谷大提供)
- 中日新聞から引用 -
いままでSFの世界の中でしかありえないと思っていたものが、どんどん現実化・実用化されていくからすごいですよね^^
もともと、カプセル式の内視鏡は07年にすでに国内で保険適用され、世界で100万件以上の実績があるものなのです。
しかし、従来のものは胃や腸の動きに任せて進むため、患部をうまく観察できなかったらしい・・・。
その点、今回の泳ぐ内視鏡は内視鏡の向きや場所を精密に制御できるので、任意の患部の写真が撮れるのです!
しかも、磁場はMRIより弱く、尾びれなどは胃腸を傷つけないし、全消化管を数時間で検査できるようになるので体にかかる負担は少なくて済みます。
もし、これが一般化されれば、ほんとうに有り難いです^^
なにせ、あのつらい胃カメラや大腸内視鏡検査をしなくてもよくなるかもしれませんから

また、検査で体調が悪くなる人もみえるので、負担の少ない泳ぐ内視鏡はとても患者にも優しいはず。
優しい検査なら、いままで胃カメラとかがイヤで検査を受けなかった人たちも検査を受けるようになるかもしれないです。
そうすれば、悪くなる前に治療できるようになります。
なんにせよ、はやい普及が待たれます。。。
今回はすでに人間の体内を撮影する実験なので、実用化し一般化するのはすぐかもしれませんね

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コメント
紅ちどり | URL | Arp8uk.Y
これはすごいですよね!
テレビのニュースで見て驚きました~。
そして、ペットのように家に置いておきたい気がしました。
すごくすばしっこい金魚のような動きがかわいくて癒されるな~と(笑)。
( 2011年06月23日 15:59 [Edit] )
JAKUTAKU | URL | srF/8RA2
Re: これはすごいですよね!
>紅ちどりさん
コメントありがとうございます
いや本当に、私もニュースを見てびっくりしました^^
これは画期的だなぁ、と思うとともに、検査がラクになるかなぁとすごい期待してしまいました。
頑張って泳いでる!といった感じで愛着がもてますよね~
あれが自分の体のなかをエイヤコラと一生懸命泳いでいるかと思うとちょっとコミカルではありますがね(笑)
( 2011年06月24日 00:38 [Edit] )
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