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[薬の話] 内服薬の服用時間について

2011年03月26日 23:08


病院・薬局で内服薬をもらってくると、“いつ飲むのか” を書いた紙をもらいますよね?

例えば、 【 朝・食後に・一錠 】 というように。

しかし、このくすりを服用するタイミングというのにはいろいろあります。
意外としっかり把握して、時間を守って飲んでいるという人のほうが少ないのではないでしょうか。

そこで、今回は 『 内服薬を飲むタイミング 』 について説明していこうと思います




まず、くすりの服用時間にはどのようなものがあるかご存知でしょうか?

主な服用時間には・・・

「食前」・「食直前」・「食直後」・「食後」・「食間」・「就寝前」  があります。


こうしてあらためてみると、意外と服用のタイミングに疑問を持つかも知れませんね^^

あれっ、食前と食直前とどうちがうの? とか。
食間って食べている最中のこと?    とか。

また、内服薬で多いのは「食後」ですが、漢方薬では「食前」「食間」に飲むように指示されたりと、くすりによってちゃんと服用する時間が決まっていたりします。

なにげなく飲んでいるくすりですが、そこには意味と理由があります。

正しくくすりを服用するために、詳しくみていきましょう



 ○ 食前

食前というのは、『 食事のおよそ30分前 』 のことを指します。

簡単に言えば、胃の中がからっぽの状態のときに飲むということですね^^

なぜ「食前」を指示するくすりは食事の30分くらい前に飲むかというと、それは胃の内容物や胃酸の影響を受けないようにするためなのです。

胃の中になにも無いほうが、一般的にくすりは速く吸収され、速く効果を現します(その代わりデメリットとして、胃を刺激しやすく、胃を荒らしやすいということもありますが)。
すぐに効果を出したいくすりの場合、食前を指示していることがあります。

また、溶けにくかったり、吸収しにくいくすりの場合も、なにも胃にないほうがよく、溶けるまでに時間がかかるので、胃にモノを入れる30分程前に飲んでもらうために食前と指示しているケースもあります。

具体的なくすりだと、吐き気止めや食欲増進剤、漢方薬、一部の糖尿病薬など。。。


「食前」は胃の中がからっぽの状態というのが条件なので、絶対に30分前に飲まないといけないというものではなく、食事の1時間くらい前でもOKです

ただし、「食前」というものは、食事を食べる直前ではないということは覚えておきましょう

(“いただきます”を言ってから飲んではいけないということです^^)

食事を食べる直前の場合は、「食直前」という指示になります。



 ○ 食後

食後というのは、『 食事のおよそ30分後 または 30分以内 』 のことを指します。

どっちなの?と思う方もみえると思いますが、まず「食後」にくすりを飲む理由を説明しますね。

「食後」の理由には3つあります。


ひとつは、“ 溶けてほしい部位で溶けさせるため ” です。

食べた直後にくすりを飲むと、胃にある食べ物とくすりが混ざってしまい、ペースト状になったまま小腸に送られることになります。
そのため、胃で溶けて吸収するように作られたくすりが胃で吸収されなくなってしまうのです。

食事を終えて30分が過ぎた頃になると、胃の中の食べ物も少なくなり、消化のために分泌していた胃酸も少なくなっているので、それらの影響を受けずにくすりが溶けて作用してくれる、というわけです。

また、食後は消化のために胃の血液量も増えているため、薬の成分が血液とともに運ばれやすいという効果もあります。



2つめは、“ 胃の粘膜を保護するため ” です。

くすりには、糖でコーティングされた錠剤やカプセルの中に、濃厚に薬剤を詰め込んでいるものもあるため、それが胃の中で溶け出すと胃の粘膜にはかなりの刺激になってしまいます。

また胃が空っぽだと、胃壁に直接くすりがついてしまうので、胃炎や胃潰瘍にもなりやすい。

「食後」は胃に食べ物が残っているため、くすりが胃に直接的に接触することがなく、胃の粘膜を荒らすことをさけることができます。

ただ、一般に内服薬の多くは、胃から吸収されるものよりも腸に行ってから吸収されるもののほうが多く,胃を保護するために、胃では溶けずに腸に行ってから溶け出すようにしてくすりもたくさんあります。

この場合、胃の粘膜の保護という理由からすれば、食後にこだわる必要はなくなります。



そこで3つめの理由 “ 飲み忘れ防止のため ” です。

例えば、朝8時と夜21時に服用してください、なんて指導されると多分飲み忘れが多くなりますよね?

(多忙・痴呆など以外では)普通、食事を摂り忘れることはまずないので、条件反射的に食事をしたらくすりを飲むという習慣付けを促し、飲み忘れを防止するために「食後」を指示しているという場合もあります。

胃の粘膜にあまり影響しないくすりでも「食後」とされているのはこのためです。


また、よく使用されている降圧剤などは、空腹時よりも食後の方が吸収効率は悪くなると言われています。

ただ、飲み忘れは、効果は0で、1日の必要量が不足してしまい、期待した効果が得られない恐れがあります。

食後にくすりを飲むために多少吸収効率が悪くなったとしても、頻繁に飲み忘れるよりは、食後に必ず飲むという習慣をつけさせたほうがはるかに効果を出すことができるので、「食後」としているというのもあります



・・・という理由で、「食後」になっています。

胃の中の食べ物の関係で、約30分後以降といっていますが、あまり食後から時間が経ってしまうと飲み忘れるかもしれないので、30分以内という言い方もされています。

なので、「食後」と指示されたときは、大体「30分」を目安に服用するようにしましょう

食事後すぐに飲むくすりは、「食直後」となるので、間違えないようにしてくださいね^^


また、ここで注意しなくてはいけないのが、「食後」ということなので、たまたま食事を摂らなかったときに、くすりまで飲まないという勘違いです。

決められた量の薬を飲まないと、期待した効果が得られないので、食事を摂らなかったときでも、いつもの食事時間にきちんと決められたくすりを飲むようにしましょう。

ただし、食べ物が胃にないといけないくすりもあるので、詳しくは主治医や薬剤師と相談して下さいね。



 ○ 食間

食間というのは、『 食事のおよそ2~3時間後 』 のことを指します。

つまり、「食事と食事の間」ということです^^

食間ということなので、食事を食べている間と思い、食事中に服用する人もみえるかもしれませんが、それは間違いなので注意してくださいね。

食後2時間たった頃は、胃が消化・吸収の働きをすっかり終えているので、胃酸の分泌が少ないため、よく吸収してくれます。

そのため、漢方薬のように吸収されにくく、胃を荒らしにくいくすりや、胃粘膜を保護するためのくすりなどが「食間」になります。

また、食間も飲むのを忘れる人が多いですが、忘れた時は気が付いた時に飲むようにして下さいね^^



 ○ 就寝前

就寝前というのは、『 就寝のおよそ30分前 』 のことを指します。

この30分というのは目安なので、就寝1~2時間くらい前でも大丈夫です。

この就寝前に飲むくすりは、食前や食後の場合と違って、胃の中の状態とはあまり関係がありません。

就寝の30分前くらいにくすりを飲むようにしましょう

就寝前に飲む薬には、下剤(寝る前に飲むと翌朝便通があるもの)や、夜間の発作を予防する薬、睡眠薬などがあります。




なにげなくくすりを服用していますが、服用するタイミングには理由があります。

普段、ほとんどの人は医師・薬剤師の指示通りに服用していると思いますが、その言葉の意味を間違えてしまっては本末転倒です。

せっかくきちんと服用していても、間違った飲み方をすると、効果が低くなるばかりか、からだに悪影響を及ぼすこともありえます。

なので、しっかりとこれらの『 内服薬を飲むタイミング 』 を覚えておき、正しくくすりを飲むようにしましょう



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