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春の養生法・健康法

2011年03月23日 23:40


徐々に暖かくなっていますし、日照時間もだいぶ長くなりました^^
春分も過ぎて、いよいよこれから春も本番ですね。

春は、万物が芽生える・発生する季節で、生物の動き始める時期です。

今回は、そんな「春」に気をつけることを、東洋医学の視点を入れながら紹介していきます



さて、春に気をつけることを書く前に、東洋医学の予備知識として “五臓と季節” について説明しておかないといけないので、簡単に説明しておきますね

まず、五臓とは、『 肝・心・脾・肺・腎 』の5つのことです。
五臓六腑というときの五臓とはこれらのことを指します(※1)。

この五臓を季節と当てはめると、『 肝=春、心=夏、脾=長夏(土用)、肺=秋、腎=冬 』 ということになります。
五行説(五臓と季節)
そして、図を見ればわかるように、すべての臓は関係しています。
他の臓を助けたり、助けられたり、いじめたりしながら、五臓はバランスをとりあっているのです。

(※1 … 東洋医学でいう“肝”と、現代医学でいう“肝臓”とは似ていますが少し異なります。確かに似通ったところはありますが、東洋医学でいう臓は体で起こっている現象や機能を含めて“肝”といっているので、そのまま現代医学の臓器に繋がるわけではありません。
例えば、「肝が弱っている」などという言い方をすることがありますが、それがそのまま「肝臓に病気がある」「肝機能が落ちている」ということになる訳ではないので注意して読んでいってくださいね^^)



ということで、今回気をつける「春」は・・・、「 肝 」が大きく関わってきます


「肝」には次のような働きがあります。

  -肝の主な働き-
 ① 発生・上昇
 ② 血を貯蔵する
 ③ 目・筋肉・爪・子宮・陰器を支配している
 ④ 積極的・計画的・徹底的・清潔な精神状態を司る


「肝」に異常があると、これらの働きに支障が出てきます。
そして、この「肝」の働きに異常があるかどうかによって、春に病が出るかどうかが関係してくるのです。


この春というのは、万物が芽生える・発生する季節、生物の動き始める時期なので、当然、人間も活動的に動く時期になります。

活動ためには血というエネルギーが必要になってきますが、この血を貯蔵してるのが「肝」です。

だから、春は活動するために 「 肝 」の働きが盛んになる季節なのです

「肝」に血が充分貯蔵してあれば、春になっても自然と調和でき、体を活動的に動かすことができるわけです。


しかし、春に、この血が消耗されて少なくなって「肝」が弱っていたり、逆に「肝」が活発過ぎると、色々な病が出てきくることになります。。。


では、どんな症状が出てくるのでしょうか?


まず、多いのが“ 血の不足 ”による症状です

その中でも、「肝」が支配してる②目・筋肉・爪・子宮・陰器に症状が出やすくなっています。

春に、ぎっくり腰や肉離れなど筋肉に関する症状が多いのは、血の不足により、筋肉を血で養えなくなっているからなのです。

その他にも、神経痛・涙が出てくる・目が乾く・爪がもろくなる・月経が不調・精力減退などの症状も引き起こします。

また、“ 血の不足 ”により④積極的・計画的・徹底的・清潔な精神状態に異常が出てきます。

集中力の欠如 ・イライラする・決断力がなくなる・頭痛・睡眠障害・胃潰瘍・食欲異常などの症状が現れやすくなります。


そして、①発生・上昇 に関係する症状です。

春は万物が芽生えるというように発生するときで、「肝」も発生する働きがあります。

しかし、「肝」が血の不足などで弱り、発生するほどのエネルギーがないと、体から“気”などが上手く発散できずに滞ってしまいます。

そのため、蕁麻疹や肌荒れなど皮膚表面に気が溜まることによる皮膚病、手足or全身の倦怠感などが起こります。

逆に、発生・上昇するエネルギーがあり過ぎると、頭部に気が溜まりすぎて、鼻づまりやくしゃみ・目のかゆみなどの花粉症の症状、頭がボーとする、頭痛・めまい・耳鳴りなどの症状を起こしやすくなります。


このように、春は、「肝」に関係した症状が起こりやすくなっているのです


 --------------------------------------------------------

前置きが大変長くなりました^^;
では、これらのことを踏まえて 『 春に気をつけること 』 をみていきましょう


説明してきたように、春は「肝」の働きが活発になる季節です。

しかし、働き過ぎると「肝」は疲れてしまい、血も不足してしまいます。

なので、春は、『無理をせず、休息を十分にとって過ごすこと』が大切になってきます

暖かくなり、ついつい活動的に動いてしまう時期ですが、春は体を使い過ぎないようにして、休息をしっかりととるようにしましょう。

そして、物事を考えたり、イライラしたりすると血を余分に使ってしまうので、『気持ちをゆったりとさせて過ごすように努める』ようにもしましょう。

深呼吸をしたり、お風呂に入ったり、軽い運動をしたりと、自分なりのリフレッシュ方法をもつといいですね^^

また春というのは、冬に蓄えた力で動くことができるので、春の病の予防策として、『冬の間に無理をしない』ということも大切になります。

冬に頑張って動きすぎると、春に使う分の血を消耗してしまい、春に病が出やすくなるのです。



無理をせず、休息をよくとるというのは予防です。

すでに血が不足して、症状が出ているという場合は、「肝」や「血」を補うような養生法が必要になってきます。

そこで、ポイントとなるのは、“食べ物”と“睡眠”です


「肝」が正常に働けるようにするには、血を増やすことが重要になっていきます。

そこで、『増血作用のある食品・肝を養う食品を積極的に摂る』ようにましょう。

主に、にんじん・ほうれん草・ピーマンなどの緑黄色野菜・レバー・小松菜・あさり・しじみ・ひじきなどです。

また、「肝」を養うものも一緒にとるといいです

酸味のもの(酢の物・レモン・梅干など)・韮(ニラ)・鶏肉・麦・すももなどがそれにあたります。

特に、酸味は肝臓の働きを正常にして、体の疲れをとる作用があるので、オススメです^^

ただし、なんでも摂りすぎは毒になるので注意してください。

普段の食事の中では、少し多めにとるくらいの気持ちにしておきましょう。


そして、「肝」が回復して血が増えるのは、活動をしていない睡眠中になります。

睡眠をとることで、正常に戻っていきます。

とくに、「肝」が回復する時間帯はPM11時~AM3時(特にAM1~3時が大切)なので、『最低でもAM0時までには寝る』ようにしましょう。

ただ「肝」の働きに異常があるときは、寝つきが悪かったり、不眠症になりがち。

無理して寝ようとしても、寝れないために余計イライラしてしまうことも多いです。

始めは、横になっているだけで体は休まるんだという気持ちでいいので、普段より少し早めに布団のなかに入るようにしてあげましょう。

そのうち、「肝」の働きが戻ってきて、より寝れるようになりますよ^^




春というのは、万物が発生し気持ちもウキウキとしてくる季節ですが、油断していると、病につけ入られることになってしまいます

以上のことを気をつけて、健康に楽しく春を過ごしましょう~

 - 春の養生法・健康法 まとめ -

 ・ 無理をせず、休息を十分にとって過ごす
 ・ 気持ちをゆったりとさせて過ごすように努める 
 ・ 冬~夏の間は動き過ぎない
 ・ 増血作用のある食品・肝を養う食品を積極的に摂る
 ・ 最低でもAM0時までには寝る






  ≪関連記事≫
 ・ 冬~春にかけての養生法・健康法


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