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花粉症について。 その2

2011年02月14日 23:59

花粉症について。その1」のつづき



 ○ 花粉症が起こる仕組み

花粉症になる人とならない人がいますが、花粉症の人はどうして鼻詰まりや目のかゆみなどの症状が起きるのでしょうか?

花粉症の人のカラダの中ではどのようなことが起きているのか、簡単にみていきましょう



さて、花粉症というものを簡単に言えば、「花粉によっておこるアレルギー疾患」といえます。

花粉症は、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎・蕁麻疹などと同じアレルギー反応によって引き起こされています。

つまり、どの原因物質に過剰に反応するか、という違いであり、花粉症はそれが“ 花粉 ”によっておこっているということになります。


人間の身体には、もともと「免疫」という機能があります。

体内に入った異物(細菌やウイルスなど)を排除しようと働き、さらにその異物に対抗するための抗体を作り、日々私たちの身体に侵入するものと戦ってくれています。

しかし、この免疫のシステムに不具合が生じ、異物を排除しようとして抗体が過剰に働いてしまうことを「アレルギー反応」といいます。

花粉症でいえば、体内に入ってきた “ 花粉 ” という異物に対し、鼻水や涙・くしゃみによって排除しようとする反応が過剰に働いてしまっておこっているのです

花粉症は、花粉に対するアレルギー反応ということになります。



もうすこし詳しくみていきます。。。


まず、花粉が体内に侵入します。

すると、身体は花粉に抵抗する「抗体」を体内に作ります。

抗体が作られた後、ふたたび体内に花粉が入ってくると、鼻や目にある肥満細胞という細胞の一種で抗体とが結合し、花粉に対して抗体のついた肥満細胞が化学物質を出して応戦します

この分泌された化学物質(ヒスタミンやロイトコリエン)が、目・鼻の神経や血管に作用し、花粉を外に出そうとしてくしゃみや鼻水、涙を出すなどをします。

しかし、抗体のついた肥満細胞は花粉が入ってくるたびに増え、過剰に化学物質(ヒスタミンやロイトコリエン)を分泌してしまい、くしゃみ・鼻水・鼻づまり、目のかゆみなどの症状を引き起こすのです


花粉症の仕組み - 模式図 -

(ヒスタミンやロイコトリエンの出方や量により、症状が起こる場所や強さが違ってきます。
ヒスタミンは、鼻や目の粘膜の表面にある知覚神経を刺激し、くしゃみ・鼻水、目のかゆみを引き起こします。
一方、ロイコトリエンは、血管に働きかけ、血管を拡張させて粘膜を腫らし、鼻づまり、目の腫れ、充血を引き起こします。)




知っているということも多かったと思います^^;

しかし、花粉症の仕組みについて知っておくことは花粉症対策につながります。

仕組みを知れば、くすりの種類や服用時期、対応策などいろいろと役に立つこともあるかと思います。

今回で、簡単に復習できた!と思っていただけたなら、幸いですね^^


    ≫≫ 次へつづく

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