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[薬の話] くすりの体内での動き その4

2011年01月12日 23:29

前回「くすりの体内での動き その1その2その3」の続き。




 ○ くすり の 代謝

いままで「代謝」という言葉を何回か使ってきましたが、よくわからないといった方が多かったのではないでしょうか(^_^;?

というわけで、まず簡単に「代謝」について説明していきますね


くすりの多くは、化学物質なので体にとってはほとんどが異物です。
そのまま体の中にあると、中毒症状や副作用を起こす危険性が高くなってしまいます。

なので、くすりを分解し、体の外に排泄できる物質(代謝物)に変化させてやる必要があります。

このような体内でのくすりの化学変化のことをくすりの「代謝」といいます。

もっとわかりやすく言えば、体内に入ったくすりが分解(無毒化)されて、効果を失って体外に出ていける状態になることです

(多くのくすりは代謝されることで効果が弱くなったり、消失したりしますが、一部のくすりは代謝によってくすりの効果が出てきたり、あるいは毒性が増強されたりすることもあります。)



さて、この「代謝」が行われる場所は、“ 肝臓 ”がメインになります。

小腸・腎臓などの組織でも行われますが、もっとも大きな役割を担っているのは肝臓です。

くすりの形状によって通過するタイミングは異なりますが、ほとんどのくすりは肝臓を通ることになります。
この肝臓を通過する際、くすりの代謝が行われるのです。


肝臓を通過し、分解されたものは排泄されますが、分解されなかったものは血液にのって、目的の部位で効果を発揮することになります。

そして、細胞に分布しきらなかったくすりは、再び血液にのって肝臓に戻り、代謝(分解)されます。

このように、くすりは肝臓で代謝・通過を繰り返しながら、徐々に効果を失い、排泄されていくのです。

くすりの代謝-模式図

このくすりの体内での代謝は、数時間から数日かかるものまで多種多様です。

くすりの目的によって代謝の速度を考えられ、調節されて製造されています。



また、肝臓や腎臓で分解(代謝)され、肝臓から胆汁として腸、便へ、また腎臓から尿として分泌され体外へと排泄されます。

なので、肝臓や腎臓の機能が低下した方では、薬の用量を減量するなど調節が必要です。
(もっとも、一般的なくすりはある程度の安全な範囲を考えて用量が設定がされているので、用量オーバーで副作用が出る可能性は少ないです)

機能障害が相当進んだ方は注意が必要となります。
このような意味でも、検診などで時々血液検査や尿検査をするのは大切です。

軽い慢性肝炎などでは概ね問題ありませんが、肝臓病なら肝硬変に入ったり、腎臓病なら解毒作用低下の指標のクレアチニンが上がってきたら解毒力(代謝や排泄)が低下している可能性が高いので注意が必要になります。

肝臓や腎臓の悪い人は、医療機関にかかったり、薬を買うときには、必ず相談するようにしてください




くすりの代謝は、性差・加齢などの生理的因子や遺伝的因子、個人差、体質、喫煙、食事の有無・内容、病的状態、肝臓・腎臓の機能状態、体調などにより変動し、くすりの働きや効果に大きな影響を及ぼします。

代謝は作用・副作用などに大きく関わることので、医師にはなるべく上記のことを話したり、薬剤師の方に注意することを聞いたりするようにしましょう


       ・・・≫ つづく


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