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がん治療に新しい光か

2010年11月11日 23:57


現在、高齢化によりさらに癌になる人が増えています。
それに伴い、さまざまな治療法・抗がん剤の研究が進められています。

今回の発表は、新たながんの治療方法になるかもしれないしれません^^


  「トロイの木馬」でがん退治


 へその緒の中にある血液からつくった細胞ががん細胞に入り込み、内部から死滅させることを国内の研究者が確認して注目されている。「トロイの木馬」のようなこの細胞侵入現象は、ピンポイントでがん細胞をやっつける新たながん治療方法の開発につながる可能性がある。 


 がん退治をする細胞は、二〇〇六年、林原生物化学研究所(岡山市)が発見したHOZOT(ホゾティ)。新生児のへその緒の臍帯(さいたい)血を培養してつくった。
 がん細胞を殺す作用と免疫抑制作用があり、がん、関節リウマチなど自己免疫疾患の治療に活用しようと、研究を続けている。
 がん細胞を殺す仕組みを調べている中で、ホゾティががん細胞だけを選び、積極的に侵入して内部から死滅させることを世界で初めて確認したという。研究成果は大阪で開かれた日本癌(がん)学会学術総会で発表され、関心を集めた。

 【侵入者】
 「見つけたのは二年前。たまたまです。変な細胞があるなって」。“トロイの木馬現象”を発見した同研究所研究センター基礎細胞研究部門主任研究員の竹内誠人さんは話す。
 スライドガラス上にがん細胞とホゾティを混ぜて標本を作り、顕微鏡で見ていた。すると、がん細胞でもホゾティでもない妙な形をした細胞があることに気付いた。
 何度も繰り返し、詳細に調べてみた結果、がん細胞の中にホゾティが入り込んでいることが分かった。だが、がん細胞がホゾティを取り込んだのか、ホゾティが自ら入ったのか、はっきりしない。
 そこで、細胞の動きを止める薬剤を使い、二つの細胞を混ぜてがん細胞の中にホゾティが見えるかどうか調べた。どちらにも薬剤処理しないと、がん細胞百個当たり二十個にホゾティがあった。
 ところが、薬剤でホゾティだけの動きを止めるとがん細胞の中にホゾティは見られず、がん細胞だけを薬剤処理してもホゾティは侵入していた。「ホゾティの方からがん細胞に入っていったことは明らか」と竹内さんは説明する。

 【道連れ】
 さらに、実験の結果、ホゾティは正常細胞には入らず、がん細胞だけに好んで入っていくことも分かった。
 がん細胞に入り込んだホゾティはどうなるか。侵入直後は、がん細胞、ホゾティともに元気だが、二~四時間たつと両方ともぼろぼろになっていった。
 「ホゾティは悪い細胞をやっつける物質(タンパク質)をたくさん持っている。死んでからそれが漏れ出し、時間の経過とともにがん細胞の死を誘導している、と考えられる。つまり悪者を道連れにしているわけです」(竹内さん)
 「セル・イン・セル」と名付けたこの細胞侵入現象による抗がんメカニズムは、将来、抗がん作用を持つ免疫細胞として役立つだけでなく、がん細胞に抗がん剤を直接運ぶ「運び屋」としての利用が期待できる。

 【解明へ】
 今のところ、ホゾティが入り込むのはがん細胞全体の20%がやっと。侵入率を100%に近づけるには、試薬を添加してホゾティをパワーアップさせる必要があるという。
 どのような試薬を使えばいいかを知るには細胞侵入現象の仕組みの解明が欠かせない。「がん細胞だけを攻撃するのはなぜか、どのようなメカニズム、動きでがん細胞の中に入るのか。それが分かれば侵入率を高める試薬が開発できる」
 ホゾティはマウスの細胞の上にヒトの臍帯血を置いて培養する。医薬品にするにはマウスの細胞ではなく、よく知られた安全な薬剤を使って同じ方法を見つけ出さないといけない。今は試験管段階だが、マウスでの実証も必要になる。

 竹内さんは「課題を克服し、五、六年後には臨床試験にこぎつけたい」と話す。

 - 中日新聞より転記 2010.11.08 -

※HOZOT(ホゾティ)の侵入・破壊の様子の写真はこちらの一番下にあります。



細胞が他の細胞の中に侵入する現象(cell-in-cell)というのはとても興味深く、「トロイの木馬」とは実に言い得て妙だと思いました^^

実用化はまだまだはとうぶん先の話だと思いますが、このまま開発が進めばまったく新しいがん治療になるかもしれません。

林原生物化学研究所は「HOZOT」の活用として…
①抗癌作用を持つ免疫細胞として、癌患者自身の血液でcell-in-cell活性を持つ細胞を作り出し治療する。
②新たな癌治療法として、抗癌剤の効きにくい癌に抗癌剤を直接運ぶ「運び屋」として利用する。
など、さまざまな活用の可能性が高まったと考えているようです。

副作用や問題点なども多くあると思います、ぜひとも、頑張って新しい治療方法を実現してほしいですね^^

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