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臍下丹田を意識する

2010年11月07日 23:42

   養生訓 - 第2巻より

 臍の下3寸のところを丹田という。腎間の動気がここにある。『難経(なんぎょう)』で「臍下腎間の動気は、人の生命なり。十二経の根本なり」といっている。ここは、命の本があるところである。

 “気”を養う術は、次のようになる。つねに腰を正しくすえ、“気”を丹田に集中し、呼吸を静かにして荒くせず、事にあたっては、胸中から少しずつ何回かに分けて空気を口へ吐き出す。胸中に“気”を集めず、丹田に“気”を集める。このようにすれば、“気”は昇らないので胸も騒がず、体に力がわくのである。

 貴人に対してものをいうときにも、また重大な異変に臨んで気が気でないときにも、このようにすべきである。また、やむをえず人と是非を議論するようなときでも、怒りすぎて体に変調を来したり、心が浮ついたりすることがないので、誤った論争にはならない。

 あるいは荒事に努めるときにも、武士が槍や太刀で敵と戦うときにも、みなこの方法を主とすべきである。これは、事に励み、“気”を養うのに益のある術である。およそなんらかの術を使う者、とりわけ武人は、この方法を知らないなどということがあってはならない。

 また、道士(道教の修行をした人)の“気”を養うのも、僧の坐禅するのも、みな“気”を臍下に収める方法である。これは、主静(雑念を去り、心を静かに保つ修養法)の工夫、術者の秘訣である。


   口語 養生訓   -  原著:貝原益軒  訳註:松宮光伸



「肚(はら)」を意識するということは、江戸時代では当たり前であり、大切なひとつの文化です。

水を汲む・土を耕す・火を熾す・物を運ぶなどの日常生活においても、深い呼吸で腹に力がはいらなければできないことが多かったのです。
もちろん、武に携わる人は言わずもがなでしょう。


現代では、この『臍下丹田』を意識して腹式呼吸をする。ということが忘れ去られています。

口呼吸をする人が増え、胸だけで浅い呼吸になっているのです。

口呼吸による浅い呼吸は色々な問題が生じやすく、健康的にもよくありません。

力が入りづらく、持続力が低下し、集中力が続かず、ストレスに対して弱くなり、感情のコントロールが上手くいかなくなる。などなど。
また、口で呼吸をすると口が渇き、唾液が出ないため免疫力が低下しやすく、アトピーや喘息などもより悪化するし、浅い呼吸は過呼吸や過換気などにもなりやすい。

あまりいいことはないのです。



なんらかの術(=鍼灸)を使う者である私は、治療中はなるべく臍下丹田を意識して腹式呼吸をするようにしています。

集中力が切れたとき、なんにか上手くいかないとき、力をいれたいとき、疲れたとき・・・
一日のうち、まずは気が付いたときに臍下丹田を意識して腹式呼吸をするようにしましょう

そうすることで、スッキリとして、体に力が湧いてくるはずです^^


昔から続く大切な文化であるこの「1つの技」を生活に取り入れ、健康で充実した一日を過ごしていきましょう

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コメント

  1. 紅ちどり | URL | Arp8uk.Y

    代謝が落ちていることを感じていることもあって、数日前から腹式呼吸を意識してしています。

    普段は、だいたい鼻呼吸なんですが、呼吸はものすごく浅いんです。

    まずは深い呼吸を・・・・と、かなり大きく呼吸しているんですが、どれだけ使っていなかった部分が多いのか腹部に筋肉痛がきました。
    最初よりも、たくさん空気を吸い込むことはできるようになったんですが・・・・。

    まだまだ上手ではありませんが、腹式呼吸を意識してしたあとは、気分がすっきりします。

  2. JAKUTAKU | URL | srF/8RA2

    Re: タイトルなし

    >紅ちどりさん
    コメントありがとうございますv-266

    はじめてのときは、筋肉痛が来るかもしれませんね^^
    呼吸は筋肉で行うもんのだから、浅い呼吸でいると筋肉も衰えてしまいます。
    少しずつ鍛えてあげてください。

    腹式呼吸のミソは「呼気(はく方)」にあります!
    2~3秒かけてゆっくりと吸って、15秒ほどかけて細くゆっくりと吐いていきます。
    はじめは15秒は難しいかもしれません。10秒でも何秒でもいいので、できる範囲ではじめてください^^
    無理に吐ききると体もリラックスできませんから注意が必要です。
    慣れてくれば、無理なく30秒以上吐き続けれますよ^^

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