2014年08月24日 21:35

アロマテラピーでの主役 “ 精油 ”
これがなければ、始まりません^^
アロマテラピーで使われる精油は、エッセンシャルオイルとも呼ばれ、植物の花びら・葉・枝・根・果皮・種子・樹皮など、さまざまな部位から抽出されてできています。
現在、約250~300種類の精油が存在するといわれているくらい沢山ありますね。
植物は生きていくためにさまざまな特殊な分泌腺(精油)を出しており、微生物や虫からの防御 ・ 傷を治す ・ 受粉を助ける生き物を引き寄せる ・ 水分を保つ ・ 太陽からの光や熱を防ぐ など、植物にとって様々な有用な作用をもっています。
さまざまな効果を生み出す分泌腺を抽出したものが、アロマテラピーで使う精油なのです。
そんな精油は、100%天然物質であり、人工的に合成した物質を一切含まず、アルコール希釈などをしていない完全成分のものだけを指します。
そして、どの精油にも共通して、①強い香りがある ・ ②揮発性がある ・ ③水には溶けにくいが油にはよく溶ける(親油性)の3つの特徴があります。
一般的にはハーブ葉の質量に対し0.01%~0.2%程度しか含有せず、植物から採れる精油成分は非常にわずかなのです

たとえば・・・
クローブ の精油1kgを採るには … 7kgのつぼみ
ラベンダー の精油1kgを採るには … 160kgの花穂
ローズ の精油1kgを採るには … 4000kgのつぼみ
植物の種類、抽出方法(水蒸気蒸留法・圧搾法・溶剤抽出法など)によって採油率は大きく違いますが、非常にわずかしか採れません。
このわずかの成分が精油であり、天然の化学物質が数十から数百種も集まってできた芳香物質を含む有機化合物の集合体なのです。。。
これらの有機化合物の構造や成分・分量などによって、香りや作用が変わってきます。
ラベンダーを嗅ぐと気持ちが落ち着く、ティートゥリーを使うと抗菌作用があるなど、さまざまな違いが出てくるわけです。
精油は、植物の力を濃縮したものであり、すばらしい効果をもったものなのです。。。
≫≫ 次回へ続きます
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