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突然、大きな音や閃光が起こったりしていませんか?

2014年04月15日 21:14


最近、患者さんの中で「 就寝の前後で爆発音が聞こえることがあるんですよ。 」という方がみえました。

もともと耳鳴りをもっていた方で、耳鳴りには新幹線の音・蝉の鳴き声・キーンという高音などがあるので、そんな音がすることもあるんだなぁ。とそのときは思っていました。

が、、、色々調べてみると、突然大きな音が聞こえる『 頭内爆発音症候群 』という病気があったのです!


わかりやすく説明してあったので、引用しますね↓

突然の爆発音で眠れない……頭内爆発音症候群

  少数だが深刻……頭内爆発音症候群の頻度

 眠ろうかなとウトウトしているときに、いきなり「ドカン!」と大きな爆発音が聞こえたら、びっくりして眠るどころではなくなります。戦争や内紛のない国で暮らしていても、「すわ!爆弾テロか?」と驚いて眠気が吹き飛んでしまうでしょう。

 不思議なことに、寝つこうとするときや夜中にふと目覚めたときに、頭の中での爆発音や何かが爆発した感覚に悩まされている人たちがいます。このような状態を「頭内爆発音症候群」と呼びます。

 頭内爆発音症候群は比較的新しい病気で、まとまった症例の報告は1988年にイギリスのピアースが10例の患者さんについて行ったのが最初です。ピアースはのちに50例の報告も発表していますが、一般的にはかなりまれな病気です。


  頭内爆発音症候群の症状

 頭の中で鳴る音は人それぞれで、大音響のバンという物がぶつかるような音や爆弾の爆発音、雷鳴、シンバルを打ち鳴らすような音などと表現されています。

 この爆発音は何の前触れもなく起こり、痛みを伴わず一瞬で終わりますが、患者さんにとってはとてもいやで恐ろしい体験のようです。

 フラッシュのような強い光を感じたり、墜落するような身体の感覚を伴うこともあります。頭の中で何か大変なことが起こったと思い、脳卒中やクモ膜下血腫などの脳血管障害を心配して病院を訪れる人もいます。

 もともと片頭痛を持っている人にこの病気が起きると、発作の間に片頭痛が悪化することがあります。また、爆発音のあとに金縛りが起き、その後、片頭痛を感じた人もいました。

 爆発音が起こる回数はさまざまで、一生のうちに数回の人から、数夜連続して起きたかと思うとしばらく静かになることを繰り返す人もいます。このように発作が長期間にわたって続くと不眠になるため、睡眠障害の国際的な分類では「睡眠時随伴症」の1つに取り上げられています。

 発作が起きたときに睡眠ポリグラフ検査が行えた例では、覚醒から浅い睡眠へ移り変わるときや浅い睡眠中に爆発音が聞こえていました。

  頭内爆発音症候群の原因と治療

 頭の中でなぜ大きな音が聞こえるのか、原因はまだよく分かっていません。

 片頭痛と発作の関係から、爆発音は片頭痛の前兆ではないかと考える研究者もいます。今後の研究が待たれるところですが、何しろまれな病気なため原因やメカニズムの解明には時間がかかりそうです。

 50年以上も頭内爆発音症候群と付き合っている人がいますから、直接、命にかかわる病気ではなさそうです。治療の決め手はまだありませんが、この病気は悪いものではなく生理的な現象に近いものであると説明して安心させると、発作が自然に無くなったり起こっても驚かなくなります。薬物治療としては、抗うつ薬の塩酸クロミプラミンが有効という報告もあります。

    - AllAboutより引用 -


ほかにも調べていくと、意外と病名は知らなくても同じ症状をもった人はいるようですね。

特に睡眠の前に起きるので、睡眠不足になってしまうこともあるそうです。

うちに来られた患者さんは、耳鳴りの治療で収まっていきましたが、仕事でストレスがかかったり体調が悪くなったりすると再発するようです。。。

まだ原因は分からず、安定剤や睡眠導入剤などの対処療法になるかもしれませんが、心当たりのある方は、とりあえず脳出血などの病気がないかを確認の上、最寄の神経内科や睡眠外来のある病院にいってみてください。



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