最近、本屋さんにいけば酵素コーナーが出来上がっているくらい、酵素ブームが続いていますね。
でも、意外となんとなく「健康に良さそう」というイメージだけが先行してしまっている気がします。
私もあやふやな所があるので、この機会に
“ 酵素 ”について見直していこうと思います
◇ 酵素とはまず、酵素とは …
生物のあらゆる生命活動に関わる物質の総称 です。
これだけではあんまりなので、もう少し説明していきますね^^
酵素というものは、生命の存在するところには必ず存在し、生命の営みには不可欠な存在なのです。
単細胞生物も、微生物も、植物も、動物も、みんな酵素を持っています。
逆をいえば、
生物は酵素がなければ生きていけないということです^^
生物が、食べた物を消化する段階から吸収・輸送・代謝・排泄に至るまでのあらゆる過程に関係していて、身体が物質を変化させて利用するのに欠かせないのです。
多くの酵素は、基本的にタンパク質でつくられており、酵素の働きに応じて色々なタイプが存在しています。
内臓、筋肉、血管、血液、脳などあらゆる場所で、それぞれの働きに必要な色々な酵素が活躍しています。
酵素という言葉から酸素とかのようにひとつの物質を思い浮かべる人もいますが、いろいろな種類のものがあり、それぞれが異なった役割を持っているのです。
現在、約4000の酵素に名前が付けられて登録されており、それらひとつひとつが、たったひとつだけの働きをしています。
◇ 酵素の種類と特性さて、生き物というものは、
外から物質を摂取し、色々な物を素材として、自分の体を作ったり活動のエネルギーを得るという行為を行っているもの、と言うことができます。。。
この生き物の大切な行為に関わる主役が
「 酵素 」です。
そして、酵素は働きによって、、、
食べたものを消化・吸収するのにかかわる酵素
→ 『 消化酵素 』
細胞分裂をしたり栄養をエネルギーに変えたりするなど新陳代謝にかかわる酵素
→ 『 代謝酵素 』
、、、のふたつに大きく分けることができます。
これらの酵素は、使うとなくなる消耗品です。どんどん使えば使うほど、失われていきます。
だから毎日栄養をとって、酵素を生み出し、また酵素を使うといったサイクルができるようにしなくてはいけないのです。
また、
体には一定量の酵素しか作ることが出来ません。
食べ過ぎたりして消化に多くの消化酵素を使用すると、代謝酵素が不足して体調を崩す、なんてこともあります。
◇ 酵素の不足を補うときの落とし穴酵素は、健康に生きていく上でとても大切なものだが、食べなければ酵素も不足していくということは、わかっていただけたと思います^^
じゃあ、なにをもって不足を補っていくかという話しになるわけですが…
“酵素とは”にも書いたように、酵素はタンパク質です。
じゃあ、
タンパク質を摂れば補えるかというと、そんな単純な話しではありません。
肉や魚をはじめ、そのほかの食べ物に含まれるタンパク質は、口・胃・小腸などで、20種類のアミノ酸に分解されてしまいます。
飲み込んだタンパク質(酵素)がそのままの形で体に取り込まれれば、確かにいろんな生命活動を助けてくれるのかもしれませんが、実際にはバラバラに分解されてからしか取り込めないので、実は酵素を口から飲んでも残念ながらほとんど効果を期待できないのです。
消化酵素を摂取したからといって、消化酵素が補えるなんてことはないわけです。
じゃあ、どうすればいいのかというと、、、
バランスのいい食事を摂ることです^^
偏食がひどいと、摂れる栄養素にも偏りがでて、酵素も偏ってきます。
アミノ酸も20種類ほど種類があり、食べる食品によって含まれる種類や量も違うので、ひとつのものばかり食べていてはいけないということです。
バランスのいい食事を摂っていれば、自然と補給できているのです。
あともうひとつは、
発酵食品のようにすでに分解が済んでいる食べ物 = 消化のいい食べ物を食べることです。
分解が済んでいるということは、それだけ消化酵素を使う必要がないので、少ない消費で多くの補給ができるということになります。
最近ブームの、酵素ドリンクや酵素サプリ。
絶対に悪いというものではないですが、しょせん食事の補助。くらいに思っておいてください。
普段の食べているものを見直すことをしたほうが、酵素ドリンク以上の価値があります。
酵素のことを知って、それを意識して食事をすることはいいことですが、あまり酵素酵素と、とらわれすぎないようにしましょう^^
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