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乳幼児揺さぶられっ子症候群を知っておこう!

2011年12月28日 22:40

みなさんは 『 乳幼児揺さぶられっ子症候群(SBS) 』 というのをご存知でしょうか?

これは、主に首のすわっていない新生児~生後6ヶ月未満の乳児の身体を激しく揺さぶることで、脳が頭蓋骨にぶつかり、、頭蓋内に出血を起こす病気の総称 です

英語では、[ Shaken Baby Syndrome (シェイクンベイビーシンドローム) ]と呼ばれ、1980年代には虐待の一つの指標として考えられるようになり、日本でも2002年に母子健康手帳に注意書きが記載されました。

子育てに熱心なお母さんの間では認知度がだいぶ高くなってきましたようですが、まだまだお父さんの間では認知度が低いようです。。。

そこで、こんな記事がありました↓

 乳幼児揺さぶり防げ DVDとガイド本反響

  三重のNPOが作成

 首のすわっていない乳幼児らが強く揺さぶられて脳を損傷する「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」の危険性を訴えようと、三重県桑名市のNPO法人が中心となり、豪州の予防教育用DVDの日本語吹き替え版と活用のための独自のガイドブックを作った。母親らを対象にしたマニュアルは少なく、医療機関や子どもの虐待防止に取り組む団体などに無償提供したところ、全国から問い合わせが相次いでいる。

 DVDは、豪州東南部のニューサウスウェールズ州にある「州立ウエストミード子ども病院」が制作。内容は4分間のアニメーションで、泣きやまない赤ん坊と困り果てた母親の姿を通じてSBSの発生事例や対応策を紹介する。

 SBSになるのは0~3歳の乳幼児が多く、6歳ごろまでは注意が必要とされる。育児に悩む親が衝動的に揺さぶってしまうことが多いため、DVDは「焦らず深呼吸を」などと助言している。

 日本語版の作成は、桑名市で子育て支援に取り組むNPO法人「MCサポートセンターみっくみえ」代表の松岡典子さん(54)が一昨年9月、オーストラリアで開かれた「国際子どもの虐待防止学会」でDVDを見たことがきっかけ。「深刻な問題を視覚的に分かりやすく伝えていて画期的だった。ぜひ日本で紹介したいと思った」と振り返る。

 海外ではこのDVDの啓発効果が認められ、すでに二十数カ国語に翻訳されていたが、日本語版がなかったため、松岡さんは三重県内外の医療関係者とプロジェクトチームを組織。社会福祉法人から助成金を受け、翻訳や吹き替え作業にあたった。

 今年8月にDVD、11月にはDVD活用ガイドブックが完成。松岡さんは「赤ちゃんが泣きやまないことや近所からの苦情に多くの親が悩んでいる。子育てを理解し、社会全体で支援することが、事故を未然に防ぐために必要」と話す。DVDの問い合わせは、みっくみえ=電0594(21)4935=へ。

 ※ 乳幼児揺さぶられ症候群 … 乳幼児が激しく揺さぶられた際に、脳が頭蓋骨にぶつかり損傷することで起こる。日常の育児で抱いてあやすのは問題ないが、首のすわっていない乳幼児は特に危険性が高く、脳性まひなどの後遺症を負ったり、最悪の場合は死に至るケースもある。厚生労働省研究班の調査では、2007年度に児童相談所などが把握した全国の被害児数は疑い例も含めて118人で、うち8人が死亡した。

 ※ みっくみえのHPはこちらからどうぞ

      - 中日新聞 より引用 -



こういった活動は、すごく大切なことだと思います^^

興味のある方は、一度ホームページの方に行ってみてはいかがでしょうか?




・・・と、すべてをこのHPに委ねてもいけませんから、もうちょっとこのブログでも「揺さぶられっ子症候群」について、紹介しておきますね


さて、この揺さぶられっ子症候群は、上記の文章にもありましたが、脳にダメージを受けるので、脳性まひや言語障害、視力障害、けいれん・発作などの後遺症を起こす原因になり、最悪、死んでしまうこともあるのです。

揺さぶられっ子症候群は、子どものその後の成長に深刻な問題を与えることにもないかねないのです。。。


揺さぶられっ子症候群になり得る行為は、次のような行為が紹介されています↓

・ 頭を2秒間に5~6回揺する
・ 体を10秒間に5~6回の割合で激しく揺する
・ 体を20分間左右に揺する
・ 「高い高い」で空中に投げ上げてキャッチを繰り返す
・ 両手で抱え、急激に持ち上げゆっくり下ろすことを繰り返す
・ 揺り篭に入れたまま、6歳の兄が大きく・早く何度も揺すった

新生児の体を強く揺すった場合のほか、あやし喜ばせようとして豪快に振り回したり、あるいは車移動の際、新生児用ではないチャイルドシートに長時間座らせるといった行為でも、発生の危険性が高まるとされています。


このように書くと、とても怖く感じたのではないでしょうか?

でも、実際はそこまで不安になる必要はないようです^^;

腕で首を支えた状態で抱きかかえてあやしたり、揺り篭にいれ適度に揺す分には問題ないそうです。

また、自動車についても、新生児用チャイルドシートを適切に使用して、運転が長時間になるなら休憩を挟むなどすれば、発症は抑えられます。

揺さぶられっ子症候群が心配で、あやすのも不安に感じる人もいるかもしれませんが、普通にあやすくらいなら全然大丈夫です

乳幼児の発育にとって、抱きかかえてあげることや高い高いなどをしてあやすことは、とても大切なことです。

赤ちゃんは安心しますし、脳にいい影響を与えます。

もし、ダメなら病院に「高い高いはぜったいダメ!」と書いてあるはず。

そんなことはないので、「首がまだすわっていない」ということを頭に入れておいて、頭や首をしっかり支えながら普通にあやす分にはまったく問題はないのです^^


ただ、もし注意するとしたら、以下の3つだと思います。。。

 ・ 「泣きやまないから」といって、体を前後に強く揺することはやめる
 ・ 赤ちゃんをキャッチボールするように投げる遊びや、天井に向って高く投げるなどの遊びはやめる。
 ・ チャイルドシートは月齢に合ったサイズのものを正しく装着し、長時間の運転では休憩を取る。

泣きやまないと、イライラしてつい強く揺さぶりがちです。

生後2~3ヶ月は泣くことのピークで、きっかけは何なのかわからず、あやしても抵抗することが多いです。

一度、深呼吸して心を落ち着かせて対応してあげましょう。

また、お父さんはかわいいから、喜ぶからということで、ダイナミックなあやしかたをする場合があります。

むしろ、お父さんの方が、揺さぶられっ子症候群について知っておくべきでしょう

もし、揺さぶり方が強かったら、この「揺さぶられっ子症候群」のことを教えてあげましょう。




もともと乳幼児揺さぶられっ子症候群は、虐待のひとつです。

本当に身体を激しく行った場合におこるものなのです。。。

ですから、普通のあやしかたでは起こりにくいです。

あくまで「乳幼児揺さぶられっ子症候」というものを理解しておく・知っておくことが大切で、あまり心配しすぎないようにしながら、我が子を可愛がってあげればいいのではないか。と私は思いますね


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発酵食品の世界-5  【 納豆 】

2011年12月25日 00:33

日本の食卓を豊かにする納豆

日本の伝統的な発酵食品 “ 納豆 ”

蒸した大豆を納豆菌によって発酵させたもので、独特の匂いとクセのある味が特徴的ですよね^^

昔から日本の食卓を飾り、東日本を中心に全国で食べられています。

しかし、「あの匂いとネバネバがどうしてもダメ…」 という人も多いのではないでしょうか?

かく言う私も、つい3ヶ月ほど前まで好んでは食べませんでした(急に好きになり、いまでは大好きで毎日食べているわけですがw)。

そんな好き嫌いが分かれる納豆ですが、実は非常に栄養があり、健康&美容にとてもイイ効果をもたらします

納豆が好きな人も嫌いな人も、いま一度 “ 納豆 ” の素晴らしさをみていきましょう

(※納豆には色々な種類がありますが、ここでは糸引き納豆と考えていただければけっこうです)



 ◇ 豊富なタンパク質

「畑の肉」と言われる大豆を発酵させた納豆は、タンパク質をとっても豊富に含んでいます。

しかも、大豆を発酵することにより、タンパク質の消化吸収率も格段にアップしているのです^^

私たちの身体の内、約2割がたんぱく質などのアミノ酸でできています。

アミノ酸は生命の源であり、おもに筋肉や消化管、内臓、血中のヘモグロビン、髪や皮膚のコラーゲンなど、からだの重要な組織をつくり、ホルモンや酵素などの生成にも必要です。

タンパク質が豊富ということは、アミノ酸も豊富ということ。

納豆は、健康を保つうえでは欠かせない食品なのです

また、納豆は植物性タンパク質で、動物性タンパク質である牛肉や豚肉とは違い、脂質が少なく、コレステロールもほとんどありません。

そういった意味でも納豆は、安心して食べることができると言えますね


 ◇ 血栓を防ぐナットウキナーゼ

数ある大豆食品の中でも納豆だけがもっている酵素 “ナットウキナーゼ”。

ナットウキナーゼには、血液中の血のかたまりである血栓を溶かす効果とともに、血液の流れをサラサラにして固まりにくくする予防効果があります。

つまり、血栓が原因となる脳卒中や心筋梗塞、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立つのです^^


 ◇ 肌の調子を維持するビタミンB2

皮膚、爪あるいは頭髪をはじめ体全体の正常な健康状態の維持に不可欠なビタミンB2。

納豆には、ビタミンB1、B2、B6、Eなどが豊富に含まれていますが、とりわけこのビタミンB2を多く含まれており、なんと煮豆から納豆になると約5倍にも増えているのです!

納豆を食べれば、肌の調子を整えることができる。というわけです

また、水に溶けやすいビタミンB2ですが、納豆は水で洗うこともないので無駄なく摂取できることもありがたいですね^^


 ◇ 骨を丈夫にするポリグルタミン酸・ビタミンK2

大豆には、カルシウムが豊富に含まれているが、あまり吸収がよくありません。

その点、納豆には、あのネバネバに含まれるポリグルタミン酸というものがあり、カルシウムの吸収を良くしてくれます。

それだけではなく、納豆に含まれるビタミンK2は骨タンパク質の働きや骨形成を促進することから、ポリグルタミン酸とビタミンK2との相乗効果で、骨を丈夫にしてくれるのです


 ◇ 身体の酵素・ホルモンに関係する亜鉛

納豆には、カルシウム・マグネシウム・リン・亜鉛・鉄・銅などのミネラルが豊富に含まれていますが、とくに注目したいのが亜鉛です。

亜鉛は、100種類を超える酵素に関与しており、その酵素の役割は、免疫の補助、傷の治癒、精子形成、味覚感知、女性ホルモンの機能維持、小児の成長などなど、多岐にわたります。

その中でも、亜鉛は、ビタミンCと協力してコラーゲンを生成し肌の健康を維持したり、黄体形成ホルモンや卵細胞刺激ホルモンの働きを強め、生理痛や生理不順を防ぎ、免疫細胞の活性化や活性酸素を除去する酵素のサポートを行ったり、味覚を正常に保つ、など健康には欠かせません^^

亜鉛はカキやレバーなどの食材に多く含まれていますが、いかんせん毎日食べにくい。

納豆なら毎日食べやすいというのも、ありがたいです。。。


 ◇ 腸内バランスを整える納豆菌たち

納豆には、1gに10億個以上という納豆菌がいます。

納豆菌は、あの強力な胃酸にも耐えて腸内にたどりつくことができ、善玉菌が増えるのを助け、悪玉菌を減らし、腸内環境を整えてくれます

健康な人には善玉菌が多い状態で一定のバランスが保たれていますが、食事や環境などで悪玉菌が増え、腸内のバランスが乱されると、下痢や便秘などの消化整腸作用も乱れてきます。

それは腸内だけにとどまらず、悪玉菌がつくる腐敗物の生成が増えれば、有害物質も増え、肝臓の負担にも負担がかかり、肌や各組織にも悪い影響を与えます。

納豆菌には、そんな悪玉菌の繁殖を抑え、腸内の善玉菌の働きを活気づけ、腸内環境を整え、腸内をきれいに掃除することができます。

納豆菌の抗菌作用は強く、あのO-157などの病原性大腸菌・サルモネラ菌などの雑菌やウイルスの働きを抑えることもできるのです。

抗生物質のない昔は、赤痢、チフスなどの伝染病に対し、納豆が一種の薬として使われていたとか…、旅先でへんなものを食べてしまった場合でも、すぐに納豆を食べれば、お腹をこわすこともないとか…。

また、納豆に含まれるヘミセルロースという食物繊維の一種は腸の働きをよくして便秘にも効果があります。

納豆は、腸内においては、すっごく有益な食べ物なのです


 ◇ 女性にとくに有益な大豆イソフラボン

大豆に含まれると言う大豆イソフラボン。当然、納豆にも多く含まれています。

大豆イソフラボンは、女性ホルモンによく似ており、弱い女性ホルモン作用を示すことから更年期障害や骨粗鬆症の軽減が期待できます

また、抗動脈硬化作用や乳がんや前立腺がん等の予防にも効果があることが、疫学的な調査で明らかになっています。

女性が大豆を摂取する手段のひとつとして、納豆はとてもイイです^^





クセのある味に、あの独特の香り。。。

好きな人にとっては、たまらないでしょう^^

しかも、こんなにも多くの健康&美容にイイ効果があると知ったら止めれませんよね^^


人の味覚・嗜好は変わるもの。

子供のころ、嫌いだったために、食わず嫌いになっているだけかもしれません。

いま一度、この納豆の素晴らしさを体験してみてはいかがでしょうか


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衣類 と 健康

2011年12月21日 22:01


みなさんは、今 “ 服 ” を着ていますか?

「いいえ」と答えられると、コッチがびっくりしてしまいますが、ほとんどの人が衣類を身にまとっているのではないでしょうか^^


私たち、ヒトの歴史とともに衣類というものは常にありました。

サルから猿人類、そしてヒトとなる過程で、全身を包む体毛はどんどんと薄くなり、それに伴い、気象条件から身体を保護するために“ 服 ”というものが出ていました。

世界中にヒトが広がるとともに、風雨、日光、寒冷、乾燥といった気象条件から、または作業服・防護服といった体表を傷つけないために、さまざまな種類の衣類が生み出されたのです。

しかし人類の歩みとともに、その最低限の機能から、「自己表現の手段」「権力の誇示」「職業・地位・集団所属の表示」「宗教的意味」 などなど、機能だけでなくそれを身につけることへの動機・意味を持つようになりました。。。


さて、私たちはそんな「衣類」を毎日身に付けています。

熱帯地方にいるほぼ全裸の民族でさえ、まったく何も身に付けない例はほぼなく、首長や呪術者などは他とは違うことを服装で示していることもあります。

私は、こういった服を着るなど、毎日行うことに普段の “健康” というものが反映されていると考えています


医療分野では、こんな話をよく聞きます。

「始め、来院してきたときは地味な服装だったのが、治療して快方に向かうと、色が入った服やキレイな服を着てくるようになる。」

事実、私も治療していてそう感じることがよくあります^^

病気がつらいから服装にまで気が回らない。ということもありますし、鬱気味で気分がノらない。という人もみえるかもしれません。

理由はなんにせよ、そのような傾向がみられることも確かです。


また、入院中の患者さんにメイクをして、綺麗な服を着せてあげると、元気になる。ということもあります。

病気が治るということではないが、幸せな気持ちにさせるということは病気を持っている人にはとても大切なことです。

服にはそんなことができる力もあります。


サラリーマンが背広を着る、医者が白衣を着る、警察官が制服を着るなどなど、服を着るという行為によって自分の気持ちを切り替えるor切り替わるという効果も服にはあります。

リハーサルをしていた役者さんが、本番前になり、本番用の衣装を着た途端、そこに迫力・オーラ・リアリティが出てくるといいます。

服というものを身に纏うことによって、こころを動かすことも出来るのです。


その他にも、「ボーダーを着る女は、95%モテない」という行動心理学(ほんとかどうか本を読んで^^) や 「赤色の服は、活力・情熱・意志力を生み、温かく感じる」というカラーセラピーなどでも、服と心理面の関係を指摘しています。



“ 服 ”というものを、私たちは何気なくただ着ています。

しかし、そこには心理や感情、健康が深く関わっています。

服は毎日着るものだけに、身体や心理面に反映しやすいのです。

もし、あなたになにかがあった場合、一度、自分の着ているものを健康の面から見てみてはいかがでしょうか?

現状がわかるとともに、自分を自分の思う方向へ変えることができるかもしれません。

人類とともに発展してきた“服”には、かならず身体に影響を与える力があるはずなのだから。。。


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拒絶反応防止は実現するのか

2011年12月16日 23:53

iPS細胞から大量の血小板 京大・東大が新手法 

  輸血必要な疾患 拒絶反応防止に

血小板が作られる過程 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から、大量の血小板を作り出すことに、京都大と東京大のチームが成功した。再生不良性貧血や白血病など、輸血が繰り返し必要な疾患の治療に役立つ技術として実用化を目指す。11日の米国血液学会で発表する。

 血小板は血液細胞の1つで、血管が傷ついたときに止血する機能がある。江藤浩之京大教授(再生医療)らは、これまでにiPS細胞から血小板を作る技術は開発していたが、効率が悪く臨床応用には難しいレベルだった。

 今回は、ヒトのiPS細胞から分化させた細胞に、特別な2種類の遺伝子を働かせることで、血小板のもととなる未熟な巨核球細胞ができた。この巨核球細胞はほぼ無限に増えて細胞株を作ることに成功した。成熟した巨核球1個から30個ほどの血小板を作ることができた。

 マウスを使った実験では、正常な血小板と同様に全身の血液中を流れ、止血作用を持つことも確かめられた。

 血小板は献血で集められ、輸血に利用されている。輸血を繰り返すと免疫拒絶反応が起こることが問題。患者自身やさまざまな抗体タイプの人からiPS細胞を作り、さらに巨核球細胞株を用意すれば拒絶反応が防げるという。

 江藤教授は3、4年以内の臨床試験を目指すといい「細胞株は凍結保存もでき、必要な時に必要なだけ血小板が供給できる。献血者が減る中で有効な技術になる」と話している。


 ※ iPS細胞 … 神経や筋肉、血液などさまざまな細胞や組織になる能力があるとされる新型万能細胞。皮膚の細胞などに遺伝子を導入して作る。山中伸弥京都大教授が2006年にマウスで、07年にヒトでの作製を報告し、再生医療や創薬分野で実用化への期待が高まる。山中教授は今後約8年で血液疾患などでの臨床試験の実施を目指しているが、がん化の懸念もあり安全性の向上が課題とされる。

          - 中日新聞 より引用 -



なんか最近、「iPS細胞」のことばかり採りあげているような気がします(笑)

まぁ、それだけ研究と臨床が進み、ちゃくちゃくと実用化に向かっているということでしょう^^


ips細胞は、骨や筋肉・神経・各種臓器への活用が期待されますが、もちろん血液についても大きな関心が寄せられています。

血液関係の疾患には、重症なものが多くあり、治療も困難なことが多いです。

そういった意味でも、今回のように自分の血小板などが使えれば、それだけ治療中の身体にかかる負担が軽減できるのは間違いないと思います。

「がん化の懸念もあり安全性の向上が課題とされる。」と、本文には書いていますが、今後どんどん活用されていくはずです。

安全第一ですが、これからの再生医療からは目が離せません^^


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宇宙に思いを馳せて

2011年12月11日 23:34


宇宙の話は、大好きだ。


銀河、星座、太陽系、アポロ計画、スペースシャトル、宇宙ステーション、宇宙飛行士、すばる望遠鏡、はやぶさ、ブラックホール、ビックバン、ダークマター 。。。

ジャンルは関係なく節操もない。

宇宙関係の話は、僕をワクワクさせてくれる。

詳しく知っているわけでもないし、詳しく語ることもできないが、こういった宇宙の話を見聞きするのが昔から好きなのだ^^


世の中には、地球のことが満足にできないのに宇宙を調べる必要があるのか?という人もいるが、それは考えがズレているのではないかと思ってしまう。

物事を不思議に思い、調査し、探求し、行動できるということが、猿ではなく、ヒトがヒトになりえた理由だと思う。

地球を管理する(?)とか、戦争・貧困をなくすとかの話と、一緒にするのはちょっと違う。

確かに社会というものがある以上、費用やコストの話にいくかもしれないが、古代人が夜空を眺めてそこに何かしらの意味を見出してきたように、ただ“ 宇宙 ”というものを知りたいと思う行為は、人間にとって必然の行為なのだ。


・・・まぁ、そんな話はさておき。。。 

2011年12月10日。
 
月全体が地球の影に隠れる 「 皆既月食 」 を見ることができました。。。

皆既月食
アストロアーツより拝借)

日本全国で欠け始めから終わりまで全過程を見ることができる絶好の機会。

名古屋は曇り気味でしたが、雲の流れが速かったので、雲の切れ間切れ間から意外と観察することができた^^


そして、今回の皆既月食をみて、久しぶりに “ 自分は今、宇宙という空間に存在しているのだ ” と思った。


地球と月の距離は 38万4400km も離れている。

想像がつかない人もみえるかもしれないが、確かに太陽というものを中心に地球と月はくるくると回っているのだ。

そんな広大な宇宙空間を浮かぶ太陽と地球と月が一直線になり、、地球の影が月を覆っていく。

今回は、そこに宇宙というものを感じてしまった。

“ 自分が今、存在し、確実に立っているであろう地球の影が、宇宙空間のなか何万キロも先にある月を、今覆い隠しているという事実 ”

不意にそう思い、そこに感動してしまったのだ。

なにを当たり前のことを。と思うこともあるが、今回は宇宙というものを感じざるを得なかった。。。


宇宙の話は、大好きだ。

果てしなく大きく、解らないことだらけだから、死ぬまでワクワクできるような気がする^^

今度は僕をどうワクワクさせてくれるのだろうか・・・


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