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お腹の調子が悪いときの養生法

2011年07月04日 23:21


   養生訓 - 第3巻より

 食べすぎ、食あたりのときは、飲食を絶ちなさい。あるいは、食をいつもの半分から三分の二、減らしなさい。また、早く温かいお湯に浴しなさい。

 また、このようなときには、魚や鳥の肉、魚や鳥の塩漬け、生の野菜、脂っこいもの、粘っこいもの、堅いもの、餅、団子、菓子類などを食べてはならない。


   養生訓 - 第3巻より

 朝食がまだ消化していなければ、昼食をとってはいけない。菓子などの間食をとってもいけない。昼食がまだ消化していなければ、夕食を食べてはならない。前夜の夕食がまだ滞っていれば、朝食をとってはいけない。もし、前の食事が消化していなくても、次の食事がとりたいときは、量を半分に減らし、酒や肉は絶つべきである。

 およそ、食べすぎ、食あたりを治すのに、飲み食いしないのに勝る方法はない。飲食を絶てば、軽い症状なら薬を用いなくても治る。

 養生の方法を知らない人、とくに婦人は食が滞っているにもかかわらず、早めに食事を勧めるから、病が重くなってしまう。粘っこい重湯など、ことに害になる。みだりに勧めてはならない。

 病気によっては、とりわけ食べすぎや食あたりなどは、一日、二日食べなくても害はない。 “ 邪気 ” が滞って、腹が満ちているからである。


    口語 養生訓   -  原著:貝原益軒  訳註:松宮光伸



食べ過ぎや食あたりなどによって、胃腸の調子が悪くなったという経験がみなさんにもあると思います。

そんなとき、薬を頼るのもひとつの方法ですが、貝原益軒先生の言う 『 絶食 』 という考えはとても大切です


食べすぎなどで胃腸に負担がかかり過ぎているところに、さらに飲み食いすることはより負担を増大させることになります。

消化不良・食欲不振・胸焼け・軽い嘔吐や下痢・胃のつかえ感・腹の張りなどの軽い症状であれば、絶食をして、体を温めてやるという方法をとってあげれば、良くなる方向に向かってくれます^^

しかし、どうしてもなにか食べないと落ち着かないという人もみえると思います^^;

そのような人は、もし食べるのであれば、お粥やスープ・柔らかいものを少しだけ食べるようにしてあげればいいと思います。

ただ、あくまで“少量”ということを守ることが大切です。

下痢や嘔吐で体内の水分量が減っている人や多量に発汗した人は、水分補給が必要になりますが、それでも飲みすぎは胃腸への負担となるので注意しなくてはいけません。


また、今回はあくまで軽い症状ときの対処法です

ひどい腹痛や下痢の場合は、すぐに病院へ行くようにしましょう!

胃潰瘍・虫垂炎・胆石・腸閉塞・虚血性大腸炎など重大な病気から起こっている場合もあります。

ひどい場合は自己判断せず、病院で処置を受けるようにしたほうが安全です。

ただ、腹痛の場合、飲み食いをすると余計痛むので、やっぱり絶食して病院に行ってください。

そして、良くなるまで暴飲暴食は絶対にやめて、少食に努めるようにすることも大切です^^




訳注者の松宮光伸さんが、「節食や絶食のほうが治癒を早めて効果的なことは、決してすくなくない。犬や猫は絶食して体調を回復させるが、人間も少し見習う必要がある。」 とおっしゃっています。

私も同感です。

つい私たちは、暴飲暴食してしまい、そしてそれを薬で回復させようとします。

養生の仕方ひとつで、軽い症状なら自己治癒力で治っていまいます。

ぜひ、今回の 『 絶食・節食 』をひとつの養生法として覚えておきましょう



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