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ヒアルロン酸・コラーゲンは本当に効果のあるもの?

2010年01月27日 01:01

いままで、東洋医学の話や少し固い話が続いたので、ここでちょっと他のジャンルを採り上げようと思います( ^0^)ノ



さてさて、『 ヒアルロン酸コラーゲン 』。

今、この単語を見ない日はないと思うほど世の中にありふれています。
薬局やテレビ・化粧品売り場・雑誌・飲食店 etc etc…。
様々なサプリメントや化粧品にこれらが使われて、多くの人が使っています。


しかし、この 『ヒアルロン酸』 ・ 『コラーゲン』、本当に効果はあるのでしょうか?


まずは、少し変わった視点から考察していこうと思います


みなさんはよくテレビのCMで、このヒアルロン酸やコラーゲンを使った商品のCMを見ると思います。
例えば、某サプリメント「皇〇」のCMでは、「60歳では、ヒアルロン酸が20歳の時の25%しかありません!」とよくうたっています。
これは、確かに正しいし、このような論文もあります。

しかし、サプリメントをとったからといって、20歳の時の量まで戻ったという話を聞いたことがありますか?

聞いたことは無いのではないでしょうか。

ダイエット系のサプリメントのCMでは、「体重が〇日で10kg落ちた・体脂肪が減った・足回りや腹囲が10cmDOWN!」などなど、まるで言わなければ損といったばかりにCMしています。

このような効果があったというCMを流さないヒアルロン酸のサプリメントのCMは、とてもおかしいのです。
まるで、効果がないことを暗にいっているようなもの。

これでは、ただ不安を煽るコメントをしているだけになってしまっています。


また、出演している人のコメントも見ていきましょう。

「効果には個人差があります。」というものは、サプリメント系のCMでは当たり前で、広告の性質上必要なものです。
しかし、効果がないのでは?というスタンスで、このCMを見てみると面白いことがわかります。

それは、具体的な症状の変化については言っていない。 ということです。

「えっ、言ってるよ!」という方もみえると思いますが、まずこのことに関しては言っていないと思います。

例えば、「これを飲んでから調子かイイんですよ。」とか「杖なしで歩けるようになりました。」とかはよく聞きます。
しかし、膝のこうゆう症状だったのが、こう良くなったという言い方はしていません。

たとえ本人はインタビューの時言っていても、編集の段階でカットされているのかもしれませんが、このような言い方しているところを見たことがないということは、効果がないじゃないかと言われたときの逃げ口実のためとしか思えないのです。



さて、ここまで、CMという視点からヒアルロン酸・コラーゲンの効果についてみてみました。

あくまでこれは、私の考察ですので、嘘だといわれても困ります(笑)

まだまだ「そんなはずはない!!効果はあるはずだ。」という方もみえると思います。


なので次は、科学的な視点からみていきたいと思います



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ヒアルロン酸・コラーゲンは本当に効果のあるもの? - 2

2010年01月31日 17:48

前回 は、ヒアルロン酸・コラーゲンについて、CMといった視点からみていきました。
納得できないな~、という人もいたのではないでしょうか(^_^;

なので、今回は、科学的・医学的な視点から『ヒアルロン酸』についてみていきましょう。


・・・しかし、そもそもヒアルロン酸とはなんなのでしょうか(笑)

ヒアルロン酸は、グリコサミノグリカンの一種で、非常に高分子の多糖類になります。といわれても訳が分からないですよね。

では、身体のどこにあるかというと、筋肉・軟骨・皮膚・関節・脳、血管などの広い部分に存在います。
なので、「美容にイイ」とか「年をとったら関節のために必要」とか言われているわけです。



さて、大きく分けて、ヒアルロン酸の使い方は3つに分けられます(身体に対してです)。

  ① 関節内や皮下など、手術による使用
  ② 化粧品などの皮膚への使用
  ③ サプリメント・食品など、口からの摂取


ひとつずつ、効果があるのかみていきましょう。


① 関節内や皮下など、手術による使用 ですが、これについては、効果にばらつきがあるようです。

まず、関節炎などに対しての使用では、患者の訴える症状によって効く人・効かない人が出てきます。
あまり言われてませんが、身体に入れることによる副作用がまれにあります。
発赤や痛みなどのアレルギーを起すことがあるので、医師との相談が不可欠になります。


② 化粧品などの皮膚への使用 ですが、これは効果が認められています。

今では、多くの化粧品に使われていますが、ヒアルロン酸は粘性が高く、身体の水分維持に効果があるので、皮膚の細胞間の水分をうるおすことで、肌のハリや艶に効果があるのです。


さて、私が書きたかったのが、

③ サプリメント・食品など、口からの摂取 

なのです。  (実は、ここまでコレを書くための前置きに過ぎません(笑)


はじめに書きますが、この口からの摂取というのは効果がありません


では、なぜ効かないのでしょうか。

口から食べたものは、簡単に言えば【 口→のど→胃→小腸→大腸→直腸 】の順で通ります。
この間に、実はヒアルロン酸をバラバラに分解してしまう個所が2つもあるのです。

まず、口から入れた段階で、唾液(アミラーゼ)によって分解されてしまいます。
そして、小腸に入ると、今度は膵液(アミラーゼ)によって、カプセルなどによって口で分解されずに残ったものも、ここで完全に分解されてしまうのです。

そのため、肌にイイとか関節に効くというのは、ありえないのです。

そもそも、このヒアルロン酸がそのまま、関節軟骨にいくことはなく、分解された時点でそれはヒアルロン酸とはいえません。
それにも関わらず、わざわざ高分子のヒアルロン酸を低分子に加工していることを謳う商品などは、効果がないことを謳っているようなものです。

この『経口摂取による関節や美肌に対してのヒアルロン酸』というのは、疑似科学(科学的に正しいと誤認されているが、実際にはそうではないもの)として見られており、生化学者の大半が否定しています



昨今、様々なサプリメント・健康食品に使われていますが、

  『 ヒアルロン酸は、口から摂っても効果がない 』 

ということを覚えておきましょう

(ヒアルロン酸の他にも複数の種類の栄養素などが入っているものに関しては、他の栄養素の効果もあるので、一概に言えないのであしかえらず・・・)




またまた長文になってしまいましたが・・・(スミマセン(>_<))

次は、『コラーゲン』について書いていきますのでお楽しみに~


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ヒアルロン酸・コラーゲンは本当に効果のあるもの? - 3

2010年02月02日 00:19

前回のヒアルロン酸に続き、今回は『コラーゲン』を科学的・医学的視点からみていきましょう( ^_^)ノ


では前回を踏襲して、まずは、そもそもコラーゲンとはなにか? から説明しますね。

コラーゲンは、タンパク質の一種で、皮膚・血管・腱・骨・内臓など全身に存在し、からだを構成するタンパク質の約30%を占めています。
細胞と細胞の間を満たすクッションであり、肌の張りはコラーゲンで保たれているのです。


これも大きく分けて、コラーゲンの使い方には3つあります。

  ① 手術での使用
  ② 化粧品などの皮膚への使用
  ③ サプリメント・食品など、口からの摂取


では、ひとつずつ効果があるかみていきましょう。


① 手術での使用 ですが、整形手術や止血剤以外ではあまり使われていないようです。

しかし、コラーゲンに対してアレルギーのある人も多くいるので、過剰反応を起こすか医師と相談する必要があるので注意しましょう。



② 化粧品などの皮膚への使用 について、あまり知られていませんが、コラーゲンの効果はあまりありません!

いまでは、「ぷるぷるのコラーゲン入り」など、あの手この手とあらゆる方法でコラーゲン入りをアピールする化粧品が多くあります。
効果がない!などと一言で言ってしまっては語弊がありますから、説明しますと、

この時のコラーゲンは皮膚表面の保湿剤としての効果のことであり、皮膚自体がツルツルになったり、モチモチ肌になるわけではないのです。

乾燥肌の人が保湿剤として使うなら効果があるが、張りのある肌が欲しいという肌自体の改善を求める人には効果はありません。



③ サプリメント・食品など、口からの摂取 、これも実はあまり効果が期待できません

コラーゲンとは、前述したようにタンパク質の一種なので、当然口から入ればアミノ酸やペプチドまで分解されてしまいます。
ヒアルロン酸のところでも書いたように、口から入ったものは消化分解されてから、身体に吸収される。

なので、体内のコラーゲン量が不足したからといって、コラーゲンを摂ればそのままコラーゲンになるということはないのです。

これは、「毛髪を食べたら、髪の毛が生える。」ということがないのと同じことを意味しているのです。


では、もう少し詳しく説明していきますね。

もともとコラーゲンというものは、あまり上手く消化されないので、そのまま排泄されやすい栄養素でもあります。

その上、うまく消化されたコラーゲンはアミノ酸になると書きましたが、このアミノ酸は体の中にありふれたアミノ酸で、必須アミノ酸と呼ばれる体内では生成できず、体の外からわざわざ摂取しないといけないアミノ酸でもないのです。

つまり、体内にあるコラーゲンは普段食べている食品で十分作ることができます。

体内コラーゲンにならないから、コラーゲンを摂らなくてもイイ。と言っている訳ではありません。
摂取した一部は、栄養になるわけだから摂ることは大切なのですが、わざわざコラーゲンを摂ろう!!と考える必要はないということなのです。
「関節軟骨のために。」とか「肌の張りを保つために。」とか「コラーゲン入りの鍋が身体にイイ。」などのように、わざわざとる必要はないのです。




 私たちは普段肌や関節などの調子が悪い時、「なにか栄養素が足りていないのでは?」という、欠乏心配症になってしまっています。

そこに付け込むように健康食品・美容関係の会社は、さも効果があるような広告・CMをして、巧みに商品を売りつけようとしてきます。
そして行政も、効果がなくても身体に悪い影響が出てこなければ、取り締まることはできないと思うので、世の中に効果がなくても色々な商品が出回ってしまったのです。

それらに騙されず、なにが本当に効果のあるものなのかを知り、自分で選択して使うことがもっとも大切なことです。


これで、『ヒアルロン酸・コラーゲンは本当に効果のあるもの?』も終了です。
どれも長文になりましたが、みなさんの役に立てれば幸いです( ^ ^)/


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さて、「そうは言っても、どうやって調べたらイイんだよ!?」という声が聞こえてきそうです(笑)
いちをこのサイト↓を載せておくので、情報のひとつとして活用されるとイイと思います(^_^)

【国立健康・栄養研究所】 「健康食品」の安全性・有効性情報

また、タメになるサイトがあったら載せておきますね~。
(タメになるサイトを知っていたら、コメントにリンクをお願いしますm(_ _)m)



飲むだけで痩せる?

2010年12月01日 22:23

 「飲むだけでやせる」誇大広告
 消費者庁が悪質業者名を公表へ


 健康食品に「飲むだけでやせる」などと誇大な広告表示をしている業者に対し、消費者庁は1日、健康増進法を厳密に運用し、悪質な場合は業者名を公表する方針を明らかにした。

 消費者庁によると、今年6~8月、インターネット上で誇大広告をしている業者約300件に対し、同法に基づき改善を指導してきた。これらの業者が今後、従わない場合は、勧告し公表する。同法がこうした表示に対応するよう改正されたのは平成15年だが、勧告、公表した例はないという。

 誇大広告がインターネット上などにあふれ、体調不良や「効果がない」といった消費者相談が絶えないため、方針を決めた

 また、消費者庁では、商品を著しく優良と誤認させる表示を取り締まる景品表示法の運用も強化。厚労省とも連携して、医薬品のような効能をうたう健康食品も監視していく方針。

  - 産経ニュース より引用 -

 

現在、情報社会化して、ありとあらゆるものがインターネット上で売られています。
当然そのなかには、悪質なものや違法なものも溢れているわけです。

今回、消費者庁がそんな悪質・違法なものを扱う業者名を公表していくそうです


インターネットみていると「飲んだらやせる」とか「これを飲めば膝がよくなる」などなど、ほんとうに誇大広告がたくさんあります。
また、それを信じて買う人も多いわけですから、今回の方針は当たり前だと思います。

(どうせなら、販売停止命令とか罰金刑など具体的な刑罰もしてほしいところですが・・・

民主党なのでちゃんとやってくれるか不安ですが、このような対応はインターネット社会が日進月歩で進んでいく今日、しっかりと行っていってほしいものです^^

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子ども と サプリメント

2010年12月15日 23:56

先日、薬局に行ったとき、『 子供用サプリメント 』なるものが置いてあり、びっくりしました。
(かなり前からそのようなものはあるそうですが、私はいままで気づいていませんでした(苦笑))

現在ではサプリメント(栄養補助食品)の業界も子どもにまで目を向けているようです。


さて、私などは「サプリメントにはメリットもデメリットもあり、あくまで補助食品にすぎない。」と考えているのですが、みなさんはどうでしょうか?

国立健康・栄養研究所が幼稚園・保育所に通う幼児の保護者を対象に実施した調査(2009年)(回答者数1,533名)によると、幼児の保護者の15%がサプリメントを子どもに与えているという結果が出ています。

幼児の保護者を対象にしただけなので、小中高生をあわせると多くの子ども達がサプリメントを使用しているのかもしれません。


しかし、本当に子どもにサプリメントは必要なのでしょうか?
いくつかポイントを挙げながら、見ていきましょう


まず第一に、『毎日の3食の食事で子どもに必要な栄養分は十分摂取できる。』ということです。

大人もそうですが、3食きちんとした食事を摂れば多くはサプリメントを必要としません。

「今の子ども達は食事の摂り方が変化したからサプリメントは必要です。」「今の子どもはストレスにさらされているから…。」「今の野菜は栄養が少ないから…。」などのように不安を煽る広告や宣伝をしていますが、それよりもまず食生活を見直すことのほうが重要です!

食生活がちゃんとしてれば、十分育つための栄養素が摂れるわけですから。

事実、毎年厚生労働省が行っている「国民健康・栄養調査」によれば、今の子ども達に、早急な対策が必要な栄養素不足はみられないと言われています。

サプリメントをすぐに活用する必要はないのです。
食事からの栄養摂取量とは関わりなく、サプリメントを利用している方もいるので、ぜひ食生活をまず見直すことから始めて欲しいです


また、偏食・少食を気にする親も多いかと思います。

しかし、この時期では食事の量や好き嫌いに個人差があることは普通なので、あまり心配しすぎないことです。

栄養素というものは、ひとつの食品からしか摂れないということはありません。
ひとつの食品が食べれなくてもその他の多くの食品から摂れるので、好き嫌いにより栄養が気になるなら他の食品から食事を作るようにしてみてはいかがでしょうか?

病的なやせ、発達の遅れ、栄養不足による病気がなく、元気に過ごしているならば、食事の量が周囲より少なく好き嫌いがあっても問題ではありません

病気ならば、医師がちゃんと対応し、それにあった薬・栄養素を処方してくれます。



次に、『子どもがサプリメントを摂ることのデメリット』についてですが。。。

ひとつは、摂取した物質の影響を受けやすいということです。

子どもは大人のように体が出来上がっていません。
大人では大丈夫でも子どもにとっては有害に働く可能性もあるのです。

サプリメントの安全性・有効性のテストというものは、ほとんどが大人で行ったもので、子どもを対象にして行ったものは極めて少ないのが現状です。
特に、有効性については成人や中高年で得られたものが大部分であり、子どもは検証されていないことが多いのです。

また、ビタミンやミネラルには過剰症というものがあります。

サプリメントはなんでもかんでも多く摂ればいいというものではありません。
摂り過ぎることでおこる症状もあるのです。

子どもは影響を受けやすいので、利用にはなおさら気をつけなければいけません。


もうひとつのデメリットは、正しい食生活を覚えないということです。

この時期は、食生活を学ぶ大切な時期で、将来の人生の食生活を左右するとも言えます。

安易になサプリメントの利用は、子どもが食に対する興味・関心を持つことを妨げ、健全な食生活を送る上での障害になりかねません。
子どもが「今日はサプリメントだけでいいや。」ということになるかもしれないのです。

判断力が未発達な子どもの時期では、用法・用量を気にせず、好き勝手にお菓子感覚で食べてしまうこともありえます。
もし与えるにしても、十分な教育をしないと、過剰症など体にとって悪影響に働く可能性があるので注意しなくてはいけません。



最後は、『利用する際の注意点』です。

これだけ数多くのサプリメントが売られ、様々な不安を煽る情報が飛び交っているので、ついついサプリメントを与えてしまう気持ちもわかります。
なので、もし利用する際に注意することを知っておくことも必要だと思います


 ① 国が安全性・有効性を科学的に評価した保健機能食品なのかどうか。

インターネットでは、海外のサプリメントなどもあり、種類も膨大です。
しかし、これらのなかには、ちゃんとした科学的な分析や検証をされずに販売されているものも多くあります。

そこで、選ぶときのポイントとして「保健機能食品」なのかどうかを確認するようにしてください。

保健機能食品には、科学的根拠を提出し表示の許可を得た特定保険用食品(=通称トクホ)と特定の栄養素を含み基準を満たしていれば表示が可能となる栄養機能食品とがあります。(→詳しく知りたい方はこちら(Wiki)

この特定保険用食品と栄養機能食品は、国が「これは正しく使用すれば効果が実証されています」と評価したものなので、これを目安に選ぶようにしましょう。


 ② 商品の表示を確認する。

サプリメントも“食品”ですから、ちゃんと表示を確認する必要があります。

製造者・販売者・栄養成分・原材料名・利用方法・輸入元・消費者相談室などの連絡先・・・などをしっかりと確認する必要があります。

少しでも疑問に思うところがあったら、買うのをやめたほうがいいでしょう。


 ③ 過度の広告には注意。

業者も売るために、あらゆる広告をうってきます。
そのなかには、ウソも多く含まれているので、気をつけなければいけません。

例えば、「天然」や「自然」といった言葉は、安全性を証明するものではありません。

このような言葉を使って、製品が安全であるかのように誤認させるような広告があることも事実です。
天然・自然のものにも毒素を含むものもあるし、特定の成分を過剰に濃縮して含有しているものもあり、食べた経験がある成分であっても、こうしたものが必ずしも安全であるとは言えません。

また、「~と言われています」という表現はまず効果が期待できないことが多いでしょう。

伝聞調といいますが、○○さんが言っています・○○医師が効果があると言っていますなどのように、誰か、何かから効果があると伝え聞いたといっても、あくまで噂・評判であり、ウソではない=虚偽記載にはあたらないのです。
こうした伝聞調の広告は、知っているとなにかとよく目に付きます。
選ぶときのポイントにするといいですよ

(その他、健康食品の虚偽誇大広告にだまされない方法はこちらのQ.1-6(「健康食品」の安全性・有効性情報のサイト)をご覧下さい)





「子供用サプリメント」というものは、子供が自分から買うことは少なく、圧倒的に親が与えることのほうが多いものです。
だから、親が注意しなくてはいけません。

サプリメントは、あくまで補助食品。

これは大人も子供も同じです。

まずは、食生活を見直し、毎日の食事を気をつけることが基本になります。

それから、正しいサプリメントの知識を知り、どうするか考えていくようにしてください



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こういったダイエット広告もあるのでご注意を。

2013年08月08日 01:08


ダイエット系商品のCMや広告ではよくある「 ビフォー・アフター写真 」。

いわゆる、何週間続けたらここまで痩せたといって、ダイエット前後の写真を比べたものです。
みなさんも一度は見たことがあるはず^^

今回はそんな中でも、男性が肉体改造に成功したかのような「ビフォー・アフター写真」の裏側を暴露した動画を紹介しますね


一時期有名になったこの動画、“英語”なので先にネタをばらしてしまいます^^


○○商品を使って、ぶよぶよに太った肉体から、とても逞しい鍛えれられた身体に変貌している。。。

よく見るCMの設定ですが…

実はこれ、逞しい身体の「アフター写真」を先に撮るっているのです

しかも、これはたったの5時間でビフォーとアフターを撮っているから驚きです。

この動画によるとこの写真を種明かしはこうです↓

 美しいマッチョ姿を撮影するため、まずはジムで、上腕二頭筋や胸筋などを鍛える。適度に鍛えたあとは、日焼けサロンへ行き、健康的な肌の色を手に入れる。

 その後、家へもどって撮影をするのだが、その際に注意すべきは、筋肉を綺麗に見せるための照明を用意すること。さらに、撮影直前にもう一度、筋肉を動かして最高潮の状態へもっていく。俗に言うパンプアップ。

 最後にオイルを塗って撮影すれば、ムキムキ「アフター写真」の完成。。。

 次に、「ビフォー写真」を撮る準備。塩分や油を多く含むものを食べ、のどが渇いたら、炭酸飲料を2リットルとチョコレートミルクを飲む。炭酸飲料は、「ダイエット」と謳っているもののほうが、胃を膨らませるにはより良いとのこと。

 できるだけ動かないようにして、2時間ほど休んだら、撮影開始。さっきまで鍛えていた筋肉が目立たないように気をつけながら撮る。

 さらにフォトショップで「アフター写真」に多少の加工を施し、あたかも本当に肉体改造に成功したかのようなビフォー・アフター写真を完成させたのです。


 それがコチラの動画です↓ (種明かしの部分は1分20秒くらいから)



こんな手段で撮られているのか!という驚きが隠せませんよね^^

最近はフォトショップ進化して、写真だけなら違和感無く思うがままに編集も出来てしまうから怖いですよね。

今回の動画は、あくまでこういった撮り方がされていることがあるということを教えているだけで、すべての商品がこうやって撮られているわけではありません

ただ、ダイエット系の商品の広告をすべて鵜呑みで信用してはいけない。ということがわかるいい動画だと思いますね^^

みなさんも、あまり広告に踊らされすぎないように注意してくださいね。


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そもそも酵素ってどんなもの?

2013年08月14日 23:44


最近、本屋さんにいけば酵素コーナーが出来上がっているくらい、酵素ブームが続いていますね。

でも、意外となんとなく「健康に良さそう」というイメージだけが先行してしまっている気がします。

私もあやふやな所があるので、この機会に“ 酵素 ”について見直していこうと思います


 ◇ 酵素とは

まず、酵素とは … 生物のあらゆる生命活動に関わる物質の総称 です。

これだけではあんまりなので、もう少し説明していきますね^^

酵素というものは、生命の存在するところには必ず存在し、生命の営みには不可欠な存在なのです。

単細胞生物も、微生物も、植物も、動物も、みんな酵素を持っています。
逆をいえば、生物は酵素がなければ生きていけないということです^^

生物が、食べた物を消化する段階から吸収・輸送・代謝・排泄に至るまでのあらゆる過程に関係していて、身体が物質を変化させて利用するのに欠かせないのです。

多くの酵素は、基本的にタンパク質でつくられており、酵素の働きに応じて色々なタイプが存在しています

内臓、筋肉、血管、血液、脳などあらゆる場所で、それぞれの働きに必要な色々な酵素が活躍しています。

酵素という言葉から酸素とかのようにひとつの物質を思い浮かべる人もいますが、いろいろな種類のものがあり、それぞれが異なった役割を持っているのです。

現在、約4000の酵素に名前が付けられて登録されており、それらひとつひとつが、たったひとつだけの働きをしています。


 ◇ 酵素の種類と特性

さて、生き物というものは、外から物質を摂取し、色々な物を素材として、自分の体を作ったり活動のエネルギーを得るという行為を行っているもの、と言うことができます。。。

この生き物の大切な行為に関わる主役が「 酵素 」です。

そして、酵素は働きによって、、、

  食べたものを消化・吸収するのにかかわる酵素
     → 『 消化酵素 』

  細胞分裂をしたり栄養をエネルギーに変えたりするなど新陳代謝にかかわる酵素
     → 『 代謝酵素 

、、、のふたつに大きく分けることができます。

これらの酵素は、使うとなくなる消耗品です。
どんどん使えば使うほど、失われていきます。

だから毎日栄養をとって、酵素を生み出し、また酵素を使う
といったサイクルができるようにしなくてはいけないのです。

また、体には一定量の酵素しか作ることが出来ません

食べ過ぎたりして消化に多くの消化酵素を使用すると、代謝酵素が不足して体調を崩す、なんてこともあります。


 ◇ 酵素の不足を補うときの落とし穴

酵素は、健康に生きていく上でとても大切なものだが、食べなければ酵素も不足していくということは、わかっていただけたと思います^^

じゃあ、なにをもって不足を補っていくかという話しになるわけですが…

“酵素とは”にも書いたように、酵素はタンパク質です。

じゃあ、タンパク質を摂れば補えるかというと、そんな単純な話しではありません

肉や魚をはじめ、そのほかの食べ物に含まれるタンパク質は、口・胃・小腸などで、20種類のアミノ酸に分解されてしまいます。

飲み込んだタンパク質(酵素)がそのままの形で体に取り込まれれば、確かにいろんな生命活動を助けてくれるのかもしれませんが、実際にはバラバラに分解されてからしか取り込めないので、実は酵素を口から飲んでも残念ながらほとんど効果を期待できないのです

消化酵素を摂取したからといって、消化酵素が補えるなんてことはないわけです。


じゃあ、どうすればいいのかというと、、、バランスのいい食事を摂ることです^^

偏食がひどいと、摂れる栄養素にも偏りがでて、酵素も偏ってきます。

アミノ酸も20種類ほど種類があり、食べる食品によって含まれる種類や量も違うので、ひとつのものばかり食べていてはいけないということです。

バランスのいい食事を摂っていれば、自然と補給できているのです。

あともうひとつは、発酵食品のようにすでに分解が済んでいる食べ物 = 消化のいい食べ物を食べることです。

分解が済んでいるということは、それだけ消化酵素を使う必要がないので、少ない消費で多くの補給ができるということになります。




最近ブームの、酵素ドリンクや酵素サプリ。

絶対に悪いというものではないですが、しょせん食事の補助。くらいに思っておいてください。

普段の食べているものを見直すことをしたほうが、酵素ドリンク以上の価値があります。

酵素のことを知って、それを意識して食事をすることはいいことですが、あまり酵素酵素と、とらわれすぎないようにしましょう^^



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