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お酒との上手な付き合い方 その1 [酔いの状態とは?]

2012年12月24日 23:58

   ZJ_06_21.jpg

この時期から、忘年会、正月、新年会、歓送迎会と、お酒を飲むシーズンが続きますね
ついつい飲みすぎたり、二日酔いで次の日までダウンなんてこともあるのではないでしょうか^^

そこでこの時期だからこそ、お酒との付き合いかたについて、もう一度改めてみていこうと思います。

お酒と上手に付き合っていれば、健康でいられるし、まずい失敗もなくなります。
知っていることも多いかもしれませんが、復習と戒めのために読み進めてくださいね



 ◇ お酒と身体について…


お酒を飲んだとき、身体の中ではどうなっているのか?
意外と知っているようで知らないことも多いと思いますので、まずはここから見ていこうと思います

まず、お酒(アルコール)を飲むと、食道を通り胃に達します。

その胃でアルコールの20%が吸収され、残りの80%が小腸で吸収され、血液を介して肝臓に運ばれます。

肝臓に運ばれたアルコールは、アルコール脱水素酵素(ADH)という酵素によってアセトアルデヒドという物質に変わります。
さらにアセトアルデヒドは、アルデビド脱水素酵素(ALDH)の働きで酢酸になります。

そして酢酸は、血液にのって全身をめぐり、筋肉や脂肪組織などで水と二酸化炭素に分解されて体外に排出されます。

  base01.jpg
           [アルコール健康医学協会より引用]

しかし、肝臓のアルコール処理能力には限界があり、1時間で体重1kgにつき100ml程度(個人差あり)といわれています。

処理しきれなかった分のアルコールは再び血液中に戻り、分解されるまで体内を再循環します。

この分解の時間には個人差があり、この分解されずに血液中にアルコールが残っている時間がいわゆる“ 酔っている状態 ”というわけです。

ほとんどが肝臓で分解、処理されますが、最終的には摂取したアルコールの2~10%は、そのままのかたちで呼気・尿・汗として排泄されます。

一般に日本酒180mlのアルコールが分解されるまでには約3時間かかると言われていますが、飲み過ぎると肝臓の分解処理能力を超えてしまい、それだけ分解されるのに時間がかかるので、アセトアルデヒドが体内に残るために二日酔いや悪酔いの原因になってしまいます



 ◇ 酔いの状態

酔っている状態というのは、さっき一緒にみていきましたね^^

体内に入ったアルコールが肝臓で分解されず、循環している状態 でしたよね。

間違いではないのですが、もうすこし詳しくみていきましょう

この血液に入った分解されていないアルコールは血液内を循環し、当然「脳」にも到達します。

脳には、血液がそのまま流れ込まず、余計なものが入り込まないように、血液脳関門という関所みたいなものがあります。
この血液脳関門は、脂肪でできた膜なのですが、アルコールは脂肪に溶けることができるのでそのまま脳に入り込むことができるのです。

すると、アルコールが脳の神経細胞に作用し、麻痺させます。

つまり “ 脳が麻痺した状態というのが酔った状態 ”というわけです

酔ってくると、陽気になったり、ろれつが回らなくなったり、千鳥足になったりするのは、脳が麻痺しているからなんですね^^


脳の麻痺なんて聞くと怖く感じますが、ほろ酔い程度なら関係ありません。

しかし、飲みすぎとしまうと、ふらついたり、吐き気を催したりする酩酊(めいてい)状態になり、そして最悪の場合が、いわゆる急性アルコール中毒です。

脳の麻痺状態によって、酔いの程度が決まってくるのです。

では、どのように酔いの程度が決まってくるのかというと脳内のアルコール濃度によって決まってきます。

とはいえ、脳内のアルコール濃度を測ることは不可能なので、かわりに血中のアルコール濃度を測って「酔い」の程度を判定します(2つの数値はほぼ同程度を示すのでこの方法が可能です)。

血中アルコール濃度と酔いの状態は次のように分類されています

血中アルコール濃度と酔いの状態
                     [アサヒビールより引用]


    ≫≫ 次回へつづく


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お酒との上手な付き合い方 その2 [お酒の適量とは?]

2012年12月27日 22:51

前回「お酒との上手な付き合い方 その1」よりつづき↓


 ◇ 血中アルコール濃度と適量

前回の話で、酔いの状態は血中アルコール濃度を調べればわかるといいましたが、いきなり“血中アルコール濃度”と言われてもわからなかったですよね^^;

血中アルコール濃度とは、胃や腸から吸収したアルコールが血液中にどれだけ含まれているかを表したものです。
この血中アルコール濃度が高いほど、酔いがまわっているといえますね。

では、血中アルコール濃度がどのくらいなら「適量」であるといえるのでしょうか?

それは、血中アルコール濃度が0.1%までの量がお酒の適量。とされています

アルコール血中濃度が0.1%と言われてもピンときませんが、前回の図で見ていただいたように、血流がよくなり・リラックスしたり・陽気になる、いわゆる“ほろ酔い”の状態のことをいいます。

言われれば当たり前ですが、“ほろ酔い気分”でスパッと止めれたらそりゃあ適量ですよね。
そこでなかなか止めれないから苦労するのですが…^^;

しかし、一口にほろ酔い気分と言っても人によって大分感じ方が違ってくるはずです。

そこで、ひとつ客観的に自分のアルコール血中濃度がわかる簡易算出方法があるので紹介しておきます↓
血中アルコール濃度・簡易計算

これは、体内にすべてのアルコールが吸収され、分解されずに血液・体液中に拡散していると仮定した場合のラフな算出方法です。

例えば、体重75㌔の男性が5%の500mlの缶ビールを3本飲んだとすると…
   (1500ml×5%)÷(833×75㌔)=約0.12
となるので、少し適量の0.1%を超えていることになります。

血中アルコール濃度が0.1%までの量がお酒の適量ということはわかっていただけたとは思いますが、まだややこやしいですし、計算式も分かりにくいですよね^^;

そこでもう少し参考にしやすい、具体的な話をしていきます。。。


 ◇ お酒の単位と適量

血中アルコール濃度が0.1%までの量がお酒の適量。と言われ、簡易的に分かる公式を教えてもらったとしても、いまいちよく分からないといった方のほうが多いのではないでしょうか?

お酒飲んでるときにこんな計算式覚えてないし計算できないよ!という心の声が聞こえる気がします…^^;

そこで、もっと簡単な目安として出てくるのが“ お酒の単位 ”というものです

アルコールのほとんどが肝臓で分解・処理されると「お酒との上手な付き合い方 その1」で言いましたが、その肝臓が1時間に処理できるアルコールの量は 体重60㎏の人で7g と言われています。

酒の1単位は、体重約60kgの人が30分以内にお酒を飲み、約3時間で分解することができるお酒の量。としています。

つまり、酒の1単位とは、アルコールに換算して20~25gぐらいということになります(7g×3時間)。

これをお酒の種類別にみるとこうなります↓
お酒の1単位
                   [サッポロビールのHPから引用]

社団法人アルコール健康医学協会では、一般的にお酒の単位は、1~2単位が適量であると勧めています。

純アルコール量にして約40~50gであり、このくらいの量であれば血中アルコール濃度が0.1%以下に収まり、ほどよくお酒を楽しむことができるというわけです^^

なお、正確なアルコール量を導くには次の式を利用してください↓

  純アルコール量(g) = 酒量(ml)×度数(%)×0.794(g/ml)÷ 100
          
大雑把に、 『 飲酒量(ml)の8割に度数(%)を掛け合わせて100で割る 』 と覚えると便利です

( 例としてビールの中瓶1本と日本酒1合飲んだ時は…(500×0.8×5+180×0.8×15)÷100=(2000+2160)÷100=アルコール41.6gとなります )


ただし、このお酒の単位はあくまで“ 目安 ”であり、肝臓のアルコール分解能力は、生まれつきの体質や体重によって変わってくるので、お酒の1単位といっても個人差がでてきます

もともとお酒に弱い人や体重の軽い女性 と いわゆる酒豪やザルなどといわれるような人とでは、同じ1単位でも身体への影響は大きく異なります。

また、お酒を飲むときの体調によっても変わってきます。
体調が悪いときに飲んだりすると酔いが回るのが早い、という体験が一度はあるかと思います。

さきほども書きましたが、酒の1単位とは、体重60kgの人が30分以内にお酒を飲み、約3時間で分解することができるお酒の量ということなので、当然分解能力の低い人・時は3時間以上かかり、同じ1単位でもお酒の量を少なくみる必要があるのです

アルコール度数の高いお酒を水割りや炭酸割りなど薄めて飲んだり、量を控えめにしたりするなどして、自分の体質や体調に合わせて調節してくださいね。



   ≫≫ 次回へつづく


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お酒との上手な付き合い方 その3 [飲酒の前・中・後]

2013年01月08日 23:58

前回「お酒との上手な付き合い方 その1その2」のつづき↓


 ◇ 飲酒の前・中・後

お酒を飲んだとき、体の中ではどうなっているのか、適量はどのくらいか、といったことを今まで見てきましたが、今回は具体的な飲むときに注意することをとりあげていこうと思います

お酒を飲むときの前・中・後に分けて、体に優しい、また二日酔いになりにくい飲み方にせまっていきますね^^


 ≪ 飲酒前 ≫

空腹の状態でお酒を飲んだらすぐに酔った。という経験をしたことはありませんか^^?

よく言われていることですが、やはり空腹時にお酒だけを飲んで、しかも食べ物を摂らないのは身体に負担をかける行為になります

胃や小腸の中がカラッポの場合、アルコールはすぐに吸収され、急激にアルコール血中濃度が高くなってしまい、急性アルコール中毒になりやすくなってしまう危険もあるのです。

胃腸や肝臓への負担をやわらげるためにも、まず胃と肝臓をアルコールから守る成分を食べて、“飲み”に備えることが大切になります。。。

そこで飲酒前のオススメの食材・食品を紹介しておきます

 ◎ ウコン … もうすっかりお馴染みになったウコン(ターメリック)。胆汁の分泌を促進し、肝臓全体の解毒作用を高める効果がある。簡単に摂ることができるサプリも多数。

 ◎ 乳製品 … 牛乳やチーズなどは胃腸の粘膜を保護する効果があります。胃の蠕動運動を適度に保ち、アルコールの刺激で胃壁が荒れるのを防ぎます。また、乳脂肪がアルコールの吸収を遅らせることで肝臓に負担をかけにくくなります。

 ◎ シジミ … シジミに含まれているタウリンが肝臓の解毒作用を促し、アセトアルデヒドの分解も促進します。また、メチオニンというアミノ酸やビタミンB12、グリコーゲンには肝機能を高める作用があるので、味噌汁やサプリなどで日ごろから摂取しておくといいです。

 ◎ 柿 … 柿に含まれるタンニンやカタラーゼという酵素によって、アルコールの代謝促進や二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解促進に効果があります。


また、睡眠不足・過労・ストレスなどは肝臓の働きを弱めるため、あまり体調がすぐれないな。と思ったら、飲む量を今日は控えるという覚悟も飲む前に必要ですね^^



 ≪ 飲酒中 ≫

飲むことばかりに一生懸命になっては体に負担がかかるばかり…。

「食べながら飲む」ことが、悪酔い・二日酔い防止の鉄則になってきます。

食べながらお酒を飲むと、胃の粘膜の上に食べ物の層ができるので胃が守られ、食べ物と一緒に小腸に送られたアルコールはゆっくり吸収され、肝臓への負担も少なく、アルコール血中濃度の急激な上昇も起こりにくくなります。

それだけではなく、アルコールによって失いやすいミネラルやビタミンが補給でき、アルコール代謝を助ける成分を食べることで、より負担を少なくすることができます。

そこで、お酒を飲むときのオススメな食べ物を紹介しておきます

 ◎ 肉類・魚介類・枝豆・豆腐・チーズ … これら高タンパク質の食品は、肝臓がアルコールを代謝する際に必要な成分であり、アルコール代謝酵素の活性を高めたり、肝細胞の再生を促進する、まさにお酒の肴にふさわしい食品。ただし、カロリーには注意を^^;

 ◎ サラダ … お酒のときに不足しやすい食物繊維が摂れ、アルコールによって失いやすいミネラルやビタミンが補給できます。また、アルコール代謝に不可欠であると同時に、アルコールによって腸管からの吸収が阻害されてしまうビタミンCが多いサラダを選んで、食事でしっかり補いたい。

、◎ レバー・ナッツ類 … 代謝酵素を活性化するビタミンB1、B2は飲酒によって失われてしまうので、これらの補給できるレバーやナッツなどもつまみに加えるといいです。

 ◎ 水 … アルコール代謝や尿で意外に体の中では不足しやすい。お酒の飲んだ量だけ水分を補給すると、脱水を防ぎ、酔いが早く回るのを抑えれます。


ただし、いくら肝臓や胃腸にいいものを食べていても、飲みすぎては意味がない。。。

自分の適量以上に飲んでしまっては、胃の粘膜を保護し、肝臓の機能を高めても、アルコールには勝つことはできません

お酒の適量については、お酒との上手な付き合い方・その2にまとめたので、もう一度読んで自分の適量内に控えておきましょう^^

また、急いでお酒を飲べば、肝臓の処理能力をすぐに上回ってしまうので、ゆっくりと時間をかけてお酒を楽しむことも大切です
時間をかけて飲めば、肝臓の働きに余裕が生まれます。



 ≪ 飲酒後 ≫

お酒を飲んだあとは、アルコールの代謝を促進することと、アルコール分解の途中で生じたアセトアルデヒドの分解を促すことを心がけましょう

そこで飲酒後のオススメの食材・食品を紹介します

 ◎ 果物 … 果物に含まれる果糖にはアルコール分解を助ける効果があります。またアルコール分解で血糖値が下がっていくことで起こる“アルコール性低血糖”も防ぐ。オレンジジュースなど、柑橘系の果汁が入ったものがオススメ。

 ◎ 珈琲やお茶 … カフェインの利尿作用によって、アセトアルデヒドや老廃物を早く体外に追い出すことができる。ただし、脱水に注意が必要で一緒に水もすこしとっておくことが望ましいです。

 ◎ 梅干し … 梅に含まれるクエン酸には、肝臓の働きをよくし、活発にしてくれる効果があります。また肝臓の解毒作用を高める働きがあるので、二日酔い解消に効果もあります。

 ◎  卵 … 卵のタンパク質は、人間の体内では作れない必須アミノ酸をすべて含み、肝機能の強化に働きかけます。

 ※ おかゆ … お粥の中に肝臓によい梅干し・卵・シジミなどを入れれば、手軽に摂ることができるので、オススメです!食事の〆としてもいいですしね^^


また、お酒を抜くために汗を流すのがいい。という話を聞いたことがあるかもしれませんが、飲酒直後の運動は絶対にNGです!!

肝臓への血流が減って機能が低下するばかりか、脱水により血液も粘り、心臓にも負担がかかり、命を落としかねないので止めましょう。



お酒を飲むなら、楽しく後腐れなく飲みたいですよね^^

ちょっとした注意で、悪酔い・二日酔いを防止することができます。

ぜひ、お酒を飲むときはこれらのことに気をつけて飲んでみてくださいね


     ≫≫ 次回へつづく


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お酒との上手な付き合い方 その4 [分解スピードと飲酒運転]

2013年01月19日 22:08

前回「お酒との上手な付き合い方 その1その2その3」のつづき↓


 ◇ アルコールの分解時間 と 飲酒運転


   image_unten_01.gif
ここ数年で飲酒運転の取締りが厳しくなり、飲酒運転に対するイメージも変わってきました。
本人が飲まないようにするのは当たり前ですが、飲むときの仲間が運転してきている人には飲ませなかったり、お店側の努力によって、確実に飲酒運転の数は激減しました。

しかし悲しいことですが、いまだに「まぁいいや」の精神で飲んでいる人がいて、悲惨な交通事故に繋がっています。

アルコールは脳の機能を麻痺させます。
それによって理性が失われ、気持ちが大きくなりがちで、なんとなく「大丈夫だろう」という意識になったり「明日も車が必要だから」などと自分に都合のよい理屈をつけて、ハンドルを握ってしまいがちです。

そして、車の運転には的確な判断と機敏な動作が求められますが、お酒を飲むと注意力や判断力が低下します。
アルコールの作用で危険に対して反応が鈍くなったり、操作ミスをおかしやすくなり、事故につながります。

アルコールの量がどんなに少なくても、脳には確実に影響が及んでいます。
一滴であっても飲酒は飲酒であり、お酒を飲んだら絶対に運転してはいけません。


…と、まぁここまでは“ 当たり前 ”の話です(当たり前のことでなくてはいけません)。

そこで今回は、アルコールの代謝時間と飲酒運転の関係についてみていこうと思います


さて、みなさんは「飲んだ翌朝に運転したら飲酒運転で捕まった」という話しを聞いたことはありませんか?

これはアルコールの代謝処理能力以上にお酒を飲んだため、翌朝になっても体にアルコール成分が残っているのに、次の日になったから大丈夫だと思って車を運転したからです。

お酒との上手な付き合い方 その2」ですこし出てきましたが、アルコールを分解する能力は体重によって左右されます

勘違いしやすいのですが、お酒に強いか弱いかを決めるのはアセトアルデヒドを分解する酵素があるかないかが関係しているのですが、アルコールを分解する“量”というのは、お酒に対する強さと直接的には関係がなく、体重に比例するのです。

アルコールの分解スピードには個人差がありますが、だいたい体重1kgに対して「1時間に0.1g」分解することができます

つまり、肝臓が処理できるアルコールの量は、体重60~70kgの人で1時間に5~9gくらいとなります。

(そのため、女性は体重が軽く、また体内の水分量が男性よりも少ないので、一般的に女性は男性よりも分解が遅いとされています。)

これは、体重60kgの人の場合 、1単位(ビール中瓶1本、日本酒1合、焼酎0.6合)のアルコールが体内から消えるまでに約3時間かかる計算です。

体格・体質・性別で異なりますが、2単位では約6~7時間、3単位では、約9~10時間、4単位では、約12~13時間も体からアルコールがなくなるのに時間がかかってしまうのです!

例えば、飲み会で二次会や三次会に行き、午前0時までお酒を飲んでいたとします。
次の日、朝9時に車に乗ったとすると9時間たっていることになりますね。

ビール中瓶1本(1単位)、ワイン1本(4単位)飲んだとすると、アルコールが身体から抜けるまでには約15時間もかかってしまい、翌日の午前中ではお酒が抜けていないことになります。
この状態で車に乗れば、アウトです。。。

つまり、「飲酒した量だけ、代謝には時間がかかる」のです

アルコールは肝臓で約90%代謝され、残りの約10%は呼気や汗、尿として排出されますが、この割合は入浴や運動をしても変わりません。
たくさん汗をかいたからといって、10%以上のアルコールが汗として排出されることはないため、アルコールの代謝は待つしかありません。

また、たくさん飲酒した翌朝、酔いがさめたという感覚になったり、軽く飲んだ場合に仮眠してすっきりしたとしても、睡眠によって早く抜けるというわけではないため、実際にはアルコールが体から抜けていないことも多いのです。
酔いの感覚と体内にアルコールが残っているかどうかは別の問題です。

いわゆる、ハシゴ酒をした場合や飲みすぎてベロベロになった場合などは、翌日の運転にも注意が必要なのです


もう一度言いますが、お酒の強さとは別に、飲酒した量だけアルコールの代謝分解には時間がかかります。

お酒に強いと自信がある人ほど過信は禁物です。

アルコールの分解の仕組みを知り、飲む量をしっかり自己管理して、いまどれだけ時間がたって分解されているかを気にするようにしましょう^^


     ≫≫ 次回につづく


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お酒との上手な付き合い方 その5 [お酒の強さ]

2013年01月22日 22:50

前回「お酒との上手な付き合い方 その1その2その3その4」のつづき↓

 ◇ なぜ、お酒に強い人・弱い人がいるのか?

お酒をいくら飲んでも吐き気がなく顔も赤くならない人もいれば、一方でお猪口一杯でも顔が真っ赤かになったり心臓があぶったりする人もいます。

同じお酒でも、いったいこの差はどうして起こるのでしょうか?


それはズバリ・・・“アルコールを分解する酵素をもっているかどうか” なのです

もう少し詳しくいうと、「その1」で説明したようにアルコールが肝臓の働きでアセトアルデヒドに変わりますが、ここからさらに酢酸に変わるためには酵素が必要になり、この酵素の働きの差がその人のもつお酒の強さに繋がります

アセトアルデヒドは、2型アルデヒド脱水素酵素 (ALDH2) という酵素の働きで、無害な酢酸に変わります。

このALDH2には3つの型があり、酵素の活性が強い人・弱い人、そして活性がまったくない人がいます。

このことを活性型と欠損型(低活性型、酵素活性の全くない非活性型)ともいい、この活性度によってお酒の強さが変わり、お酒に強い人はアセトアルデヒドの代謝速度が速い活性型を持ち、逆に代謝速度の遅い低活性型や酵素活性がまったくない非活性型を持つ人はお酒に弱いのです。

   活性型を持つ人   → 分解能力が高い  → お酒に強い体質

  低活性型を持つ人  → 分解能力が低い   → お酒に弱い体質

 全くない非活性型の人 → 分解能力がほぼない → お酒に極端に弱い体質

このALDH2のタイプは、遺伝子によって決定されます。

自分がどの型を持っているかは、親から受け継ぐ遺伝子の組み合わせによって決定しており、生まれ持った酒の強さは変わる事がありません。


また、調査によると日本人の約44%は、生まれつきALDH2型の活性が低いか欠けており、世界でもお酒に弱い人種です^^;
日本人の37~38%が低活性型、6~7%が非活性型であるといわれ、日本人が欧米人に比べてお酒に弱いといわれるのにはこのことが関係しています。

この遺伝的性質は悲しいかな、日本人などのモンゴロイド特有のもので、アフリカ系やヨーロッパ系の人種には低・非活性型の人はいないのです…↓
世界のALDH2欠損率
[出典:樋口進編『アルコール臨床研究のフロントライン』]


そして、酵素の有無が大きな要因ですが、性別・年齢・体格などでもお酒の強さが多少異なります。

遺伝のほかに、体内の水分量や体重の差による個人差もあるのです。

「その4」でも出てきましたが、同じALDH2の型の場合、アルコールを分解する能力は体重によって左右されます。
なので、体格の良い人のほうがガリガリの人よりも一般的に肝臓も大きいため、代謝速度が速く、お酒に強いですし、体重が軽い女性は男性よりも弱いといえます。

また、女性は体内の水分量が男性よりも少ないことので、血中アルコール濃度が高くなりやすいという理由からも弱いといえます。

また、アルコールは脂肪に溶けにくいので、体脂肪率の高い人は低い人より体に占める水分の割合が低くなり、血中アルコール濃度が高くなるため、お酒に弱いです。(女性の方が体脂肪高いので弱いといえます。)

そして、高齢になればなるほど、若者に比べて体内の水分量が少なくなるため、お酒に弱くなるし、アルコールを分解する能力も衰えていきます。
にもかかわらず、若い頃と同じペースでお酒を飲むことが多いので注意が必要になってきます。。。



このお酒の強さの体質は生まれつき決まっているものであり、努力で飲めるようになることはありません。

自分の体質を理解し、適量を知って飲むようにしましょう^^


    ≫≫ 次回につづく  


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お酒との上手な付き合い方 その6 [お酒に弱い人は強くならない]

2013年01月28日 01:15

前回「お酒との上手な付き合い方 その1その2その3その4その5」のつづき↓


 ◇ お酒が飲めない人がお酒を強くしようとしてはダメ!!!


「お酒に弱い人も、続けてお酒を飲んでいればお酒に強くなるよ。」という話しをよく聞きますよね。

しかし、これは 完全に間違い です!!

お酒が弱い人が強くしようと飲みすぎれば、むしろこれは寿命を縮める行為になりかねません。

お酒に弱い人がお酒に強くなるということはありません

今回はそこんところを詳しく説明していこうと思います。


さて、そもそもお酒に強いかどうかはなにで決まるのか。

前回の[お酒の強さ]のところで説明しましたが、ようは アルコール(アセトアルデヒド)を分解する酵素を持っているかどうか なのです。。。

この酵素には、活性型・低活性型・非活性型の3つのタイプがあり、日本人の37~38%が低活性型、6~7%が非活性型であるとされており、遺伝で自分のタイプが決まります。

つまり、お酒の弱い人はもともと体の中に酵素がない、または分解能力が低く、遺伝によって有無が決まっているので訓練などで増やすことはできないのです


それを踏まえた上で、特に今回絶対お酒を強くしようとしてはダメといっているのは、この酵素が遺伝的にまったくないタイプの人のことです!

このタイプの人は、ほんの少しのアルコールでも分解できないので、飲んだ直後から動悸(どうき)・めまい・吐き気・頭痛など二日酔いの症状が現れてしまいます。

心当たりのある人は、すぐに自分のことだと分かるはずです(私がそうなんですが^^;)。

このタイプの人が、人並みに飲めるように毎日飲んで強くしようなんて行為は、寿命を縮める自殺行為です。

よく、飲んでいる内に強くなってきたと言う人がみえますが、それは飲み続けている内に体のアルコールへの反応が鈍くなってきている“ 危険な状態 ”なのです。


アルコールとアセトアルデヒドというのは、もともと発癌性物質であり、体にとっては毒そのものです。

それを肝臓が「解毒」してくれるおかげで、私たちは気持ちよくお酒を飲むことができます。

しかし、この解毒する酵素がない人は、アルコールやアセトアルデヒドがそのまま血管のなかを巡り、体の各所へ毒を届けているのと同じになってしまうのです

事実、酵素を持っていない下戸の人は、飲める人に比べて、口腔・咽頭・食道癌のリスクが10倍以上も高いです。
また、肝癌、膵臓癌、乳癌のリスクも軒並み高くなっています。

飲めない人が飲めるようになってきたというのは、ただ単に“ 肝臓や体がアルコールに対して麻痺して分からなくなっているだけ ”なのです!!

当然、分解する酵素はあるけど弱いという人も、飲み過ぎるとすぐに分解できないため、体のなかをアルコールやアセトアルデヒドのまま巡ってしまうので、同じようなことになりやすいです。

分解能力が弱い人も決して強くはならないので、自分の適量を知って、その範囲で飲むことが大切になってきます。


社会に出れば、お酒の付き合いもあるでしょうが、飲めない人はお酒を強くしようとは思わないでください。。。

お酒に強くなることはありませんし、寿命を縮めます。

もし付き合いでそうも言ってられないという人は、他人への気配りや、その場の雰囲気に溶け込んだり、盛り上げたりする方法を習得する方に力を注いだほうが絶対にいいです。

無理をせず、自分の体質に合ったお酒の付き合い方をするようにぜひしてください



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下戸と心筋梗塞の関係性

2014年09月28日 23:05

お酒に弱い人、心臓も? 心筋梗塞、重症化の傾向

 お酒に弱い体質の遺伝子型を持つ人は、心筋梗塞(こうそく)になったときに心臓のダメージが大きくなりやすいとする研究結果を、米スタンフォード大のチームがまとめた。ヒトのiPS細胞を使った実験で確かめたという。論文を米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシン電子版に発表した。

 お酒に強いか弱いかは、悪酔いの原因となる物質アセトアルデヒドを分解する酵素をつくる遺伝子の型に左右される。遺伝子に変異があって、その酵素をうまくつくれないタイプの人はお酒に弱くなる。こうしたタイプは東アジアの日本人や韓国人、中国人に多い。

 チームは、東アジア系でお酒に弱い遺伝子タイプの5人と、そうではない5人の皮膚の細胞からiPS細胞をつくり、心筋細胞に変化させて性質を調べた。この酵素は心筋梗塞になったときに出てくる活性酸素の解毒にもかかわっていて、お酒に弱いタイプでは心筋細胞でもこの酵素がうまく働かず、細胞が死にやすくなっていることがわかったという。

 お酒に弱い人は心筋梗塞などが重症化しやすい傾向にある、と臨床医の間では経験的に受け止められていた。これまでのマウスの実験では、この酵素に心筋細胞を守る働きがあるかどうかははっきりしていなかった。

      - Yahooニュースより引用 -


iPS細胞ってこんなところにも使われているんですねぇ……

っと、最初から脱線してしまいましたね^^;


お酒の飲めない人について [お酒に弱い人は強くならない] でも詳しく書きましたが、下戸の飲酒は非常にリスキーです。。。

酵素を持っていない下戸の人は、飲める人に比べて、口腔・咽頭・食道癌のリスクが10倍以上も高く、肝癌、膵臓癌、乳癌のリスクも軒並み高くなっています。

そして、今回の研究結果でお酒に弱い人では、心筋細胞でも酵素がうまく働かず、細胞が死にやすくなっていることがわかりました。

アセトアルデヒド分解酵素を持っていない&少量しかない人は、お酒を飲まなくてもこういう危険性があるんですね…。

もう下戸の人にとっては恐いニュースです^^;

私もお酒がまったく飲めない人なので、心臓については気を払っておいたほうがよさそうですね…


 [[ 目次 / 全記事はこちらから ]]

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