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食-0 はじめに・・・

2011年04月04日 23:58


私たちは、生まれてから死ぬまで、なにかしらのエネルギーを摂取して生きています。
特別なことがない限り、ソレを私たちは 『 食 』 という形で摂っています。

365日ほぼ欠かさず、なにかを食べ、なにかを飲んで生きているのです。

なら、「食」 に関心を持ち、知り、気をつけることは、自身の 『 健康 』 に直結するはずです

なので、カテゴリ - 『 食にまつわるetc。 』 と題して「食」に関係する色々なことを採りあげることで、健康になるための情報を発信していこうと思います



「食」とは、[ 物を食べること・食事 / たべるもの・食物 ] という意味を持っているため、非常に広い・また多岐にわたる内容を扱うことになります。

食べ物の旬や調理方法を皮切りに、食に関する考え方・食べ合わせ・栄養学・食品添加物・化学調味料・農薬・加工食品・食育・食文化・薬膳・病気別の食べ方・食の豆知識などなど、書ききれないくらい、本当に幅広いです

その中でも、健康に関することを中心に少しずつ採りあげていくつもりです^^


「食」は、健康に大切な要素である≪睡眠・食事・運動≫の3つのなかのひとつです。

普段なにげなく食事を摂っていますが、いま一度、この機会に「食」というものに目を向けてみてはいかがでしょうか?

毎日とる「食」に関心を持てば、あなたを変えてくれるかもしれません。

そんな「食」にまつわることをこれから一緒にみていきましょう


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食-0.5 参考文献・映像など

2011年04月07日 00:01

『食にまつわるetc。』 を書くにあたり、参考にしようとするもの・参考にしたものをこのページに載せていこうと思います 

書籍・雑誌・新聞記事・映画などなど、色々と参考にするつもりです。
リンクの関係上、載せられないものもあると思いますが、紹介できる限り載せていきますね^^

原則、所持しているもの・読んだもの・観賞したものを載せています。

もし、オススメの書籍・映像があったら、教えてほしいので、どしどしコメントしてくださいね





随時、増加中。。。


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食-1 いただきます。

2011年04月13日 23:03


突然ですが、ご飯を食べる前の「いただきます」の意味をいままでに習いましたか?

「いただきます」には、アイヌや浄土真宗の考えからとか、神前から下げた供え物を頭の上にいただいてから食べたからとか、色々な説や語源がありますが、あまりにも一般化・習慣化されてしまったため、正しいことはわからないらしいです。

ただ、多くの人は家庭や学校において、『 食材となったいきもの・食材を作った人・食事を作った人に感謝を表すため 』 と習ったのではないでしょうか。


この「いただきます」について色々と言われていますが、私は 「命を、頂く。」 ということへの“感謝” だと思っています。

生き物を殺して、植物を採集して、それを食べることで私は生きている。という感謝とその分を生きるという覚悟を思っているということが大切なのです。

また、「ごちそうさま(ご馳走様)」は、食材の調達や調理に走り回るという意味から、材料を作った人の苦労、材料をとった人の苦労、そして作ってくれた人の苦労への感謝を表します。

「ごちそうさま」は、「いただきます」と同様に「命を、頂いた。」という“感謝”も込めた大切なことです。



飽食の時代といわれている日本では、食べ物への感謝の気持ちが足りないひとが増えています。

食べる動物・植物のことや農家のことを考えれば残すなんてことはありえないと思うのですが、平気で残す人を見るとうんざりします。

なぜ残すことができるのか。

牛や鶏が殺され精肉されているということや農家の人が一年がかかり、またはそれ以上の年数をかけて作られていることを考えていないから残せるのか。

料理を作った人の気持ちを考えることができないのか不思議でなりません。


どうしても現代では、自分で狩猟・収穫しなくて八百屋やスーパーなどに行けば、食材が手に入ってしまいます。

これを悪いことだとは言いませんし、自分で牛を捌け、農業をしろということではないですが、その食材ができるまでのことを知っていなくてはいけないのだと思います。

精肉されたものが売っているので、動物の生命を奪うことで生産されているという事実を認識してないため、牛や豚が大切に何年もかけて育てられ、そして屠殺され、流れな作業で捌かれ、精肉されているということを知らない人も多いのです。

“人は見たいと欲する現実しか見ていない” とは、ユリウス・カエサルの言葉ですが、もしいま食育を叫ぶなら、口に食べ物が入るまで過程をもっと発信していくべきだと思います。

そうすれば、本当の意味で「いただきます」「ごちそうさま」と思えるはずです


最近の親の中には「給食費を払ってるんだから、うちの子にはいただきますを言わせるな!」ということをいう親がいるらしい。

怒りを通り越して呆れてしまう内容ですが、確かに「いただきます」は日本における食事前の挨拶であり、英語などにはないので、「いただきます」を言うかどうかに対しては文句はいえないです。

ただ、食事を摂るということは、命を頂くということであるということは、しっかりと教えないといけない

言葉にすることは大切ですが、重要なのは「いただきます」を言った言わないではなく、“命を頂く”“命を頂いた”ということへの感謝をちゃんと持って食べ物を食べる ということなのです!




私たちは、生まれてから死ぬまで、なにかしらの命をとっていると言えます。

ならば、それに対して感謝の念を持たなくてはいけないです。

これから[食にまつわるetc。]ということで“食”について書いていくうえで、「いただきます」「ごちそうさま」については外せない、始めに書くべきことだと思いました。

色々な記事をこれから書いていこうと思います。

そのとき、この「いただきます」「ごちそうさま」ということは習慣化されていますが、もっとも大切なことで、もっとも覚えておいてほしいことです。

“命を頂く”“命を頂いた”ということへの感謝、食材を作った・食事を作った人への感謝をもって、“食”についてみていきましょう


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ポリフェノールとはなんぞや? その1

2011年06月28日 23:30

効果・効能など、なんでもいいですが 『 ポリフェノール 』 と聞くと、なにを思い浮かべますか?

   「ワインやチョコに入っているもの?」
   「確か抗酸化作用があったはず。」
   「よくわからないけど、なんか体にいいもの(笑)!」

といったかんじでしょうか。。。
あらためて聞かれると漠然とした“健康にいいもの”というイメージしかないのではないですか^^

普段からよくポリフェノールという言葉は見聞きするけど、「ポリフェノールって、どんなものでどんな効果があるものなの?」とつっこんで聞かれると、なかなか答えられない人の方が圧倒的に多いと思います。

そんな意外とよく知らない 『 ポリフェノール 』 について簡単にわかりやすく採りあげていきますね





さて、ポリフェノールとはいったいなんなのか?

葡萄やチョコ(カカオ)に含まれていること知っている人も多いと思いますが、実はポリフェノールというものは、ほとんどの植物に含まれているものなのです!

意外に思うかもしれませんが、ポリフェノールは植物にはなくてはならないもので、その種類は5,000種以上に及びます。


では、どんなモノでどんな役割を果たしているのかというと、花・果実・野菜などの植物の光合成によってできる色素や苦味の成分であり、植物細胞の生成や活性化などを助ける働きを持っていると言われています。

これだとわかりにくいかもしれませんね^^

簡単に言えば、ポリフェノールは植物の “ 日傘 ” の役割をしているのです


太陽から出ている紫外線は、多く浴びてしまうと体が酸化に傾き、有害なものになります。

動物は本能的に紫外線を浴びすぎないように日陰に入るようにするなど、紫外線から逃れるように行動します。

人間は、UVカットの化粧品や服飾品などで守っています。

しかし、植物は根を下ろしているため、動くことができません。

そこで、有害な紫外線から逃れるために光合成によってポリフェノールという日傘を作り出しているのです。



最初にも書きましたが、このポリフェノールというものはほとんどの植物に存在している成分で、数多くの種類があります。

つまり、植物が違えば、入っているポリフェノールも異なるのです!

代表的なポリフェノールとしてはこのようなものがあります
代表的なポリフェノール

聞いたことのあるものもチラホラあったと思います^^

ポリフェノールはこれらの総称なのです。



ここまで、ポリフェノールについてざっくり説明してきました

では、このように植物が作り出すポリフェノールを我々、人間が食べるとどのような効果があるのでしょうか?



 ≫≫ その2へつづく


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ポリフェノールとはなんぞや? その2

2011年06月30日 23:27

 ≫≫ その1よりつづき




では、このように植物が作り出すポリフェノールを我々、人間が食べるとどのような効果があるのでしょうか?


前回説明したように、ポリフェノールというものは総称で、実際にはさまざまな種類がありましたよね。

実はポリフェノールと一口に言っても、その種類によって効果が違います。

例えば … 
  アントシアニンは、肝機能向上・視力向上・疲れ目解消。
  カテキンは、殺菌作用・血中コレステロールの低下・高血圧予防。
  エラグ酸は、美白効果・発がん性物質の発生低下。
  ケルセチンは、アレルギー症状の緩和・血圧低下。
                                   … などなど

「ビタミン」という総称の中でも、ビタミンAやビタミンC・ビタミンKなどがあり、それぞれ持っている効果が違うのと同じなのです^^

「ポリフェノールが体にいい」 と言われても、食べるものによって効果は異なるわけです。



しかし、ポリフェノールには、すべての種類に共通した “ ある効果 ” があります。。。

それが 『 抗酸化作用 』 です


人間というものは、常に「老い」という方向へ向かっていっています。

この「老い」とは、「歳をとるにつれて身体の機能が衰えること」とされていますが、その原因は  「活性酸素によって身体の細胞や組織が酸化して変質し、機能が衰える」 のではないかという 『 活性酸素説 』が注目され、定説化しつつあります。

 (とはいえ、老化の原因のすべてが活性酸素のせいだとは言い切れないです。色々な因子によって起こると考えるのが妥当ではありますね。)

つまり、老化とは酸化することなのです
(りんごの皮を剥いて放置しておくと茶褐色になり、腐っていくのと同じようなものなのです^^)


そして、この体の酸化を促しているのが、『 活性酸素 』 という物質です。


私たちは呼吸をして酸素を摂取していますが、その中の約2%が体内に侵入した細菌やウイルスなどの敵から体を守るために、活性酸素になります。

活性酸素と聞くと、無条件に体に悪いものと思っている人がみえますが、体に大切な物質です。

しかし、物事には限度というものがあって、活性酸素もその量が増えすぎてしまうと正常な細胞や遺伝子・血管までも攻撃してしまうのです!

この攻撃が“酸化”であり、遺伝子が傷つけば癌の原因になりえ、血管が傷つけば動脈硬化につながります。


その活性酸素が体内に次のような影響を与えることがわかっています

 ・ 遺伝子を形成する核酸を酸化させて変質させ、がん細胞などを発生させる
 ・ 細胞膜に含まれる不飽和脂肪酸を酸化させて、過酸化脂質を作り、細胞や組織を破壊する
 ・ 老化色素と言われるリボフスチンを作り、細胞の動きを止める

他にも、200種類以上の弊害を体に与えるとも言われています。

また、活性酸素は、ストレス・紫外線の浴びすぎ・飲酒・喫煙・激しい運動・暴飲暴食などの要因によって大量に産生されてしまいます。


このように体に悪影響を及ぼす活性酸素を防ぐのが・・・(え~長らくお待たせしました^^;)

  ポリフェノールがもつ 『 抗酸化作用 』 なのです

さまざまな種類がありますが、共通してポリフェノールには高い抗酸化作用があります。

詳しい説明は省きますが、ポリフェノールは活性酸素の発生を食い止めたり、安全な物質にリサイクルしたり、体内にある抗酸化酵素の働きを助けたりしているのです


また、抗酸化物質には、緑黄色野菜や果物に含まれているビタミンCやカロチノイド、ピーナツなどに含まれるビタミンEなどもあり、水溶性と脂溶性の2つに大きく分けられています。

一般的に水溶性のものは血液や細胞間で活躍し、脂溶性のものは細胞膜で活躍しており、通常ビタミンCは水溶性部分のみ、ビタミンEは脂溶性部分のみでしか抗酸化効果を発揮できません。

しかし、このポリフェノールは、ビタミンCやビタミンEなどとは異なり、細胞間の水溶性部分、脂溶性部分、細胞膜でも抗酸化効果を発揮することができるのです



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このように、ポリフェノールは素晴らしい効果をもっていることがわかっていただけたと思います^^

しかし、正しく摂取しないと、せっかくのポリフェノールの効果も薄れてしまいます。

最後に、「ポリフェノールの上手な摂りかた」について説明しておきますね



まず、ポリフェノールの特徴として、効果時間が短いという特徴があります

ポリフェノールは水に溶けやすい性質があるため、摂取後30分ほどで体内で働き始めます。

しかし、体内に蓄積される物質ではないので、どんなにたくさんの量を摂取しても2、3時間ほどしか効果が持続しないのです。

なので、効果を持続させるために毎日、摂取することを心掛けることが大切になります!

ただ、このとき2、3時間おきに必ずポリフェノールを摂取しなければならないと神経質になる必要はありません^^

一日3回の食事のメニューや、飲み物で工夫してみたり、サプリメントを使用してみるなど、毎日忘れずに摂取する習慣をつけることのほうが大切です。。。


また、ポリフェノールは熱に強く、壊れにくいと言われているので調理法はあまりこだわる必要はありません。

が、野菜や果実の場合、皮や種に近い部分にポリフェノールが集まっているので、皮を薄く剥くほうが良く、皮ごと食べたり、生よりも煮ることでポリフェノールを有効に摂取できるので、料理の際、気をつけてみてください。


最後に、当たり前ですがいくら体にいいからといって、同じ食品ばかり食べていてはいけません

また、ポリフェノールが含まれているものだけを食べるというのも大間違いです。

バランスのいい食事を腹八分で食べるということを前提といた上で、どうポリフェノールを採るかを考えるようにしてくださいね^^


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以上に 『 ポリフェノール 』 については終わりです。。。

意外と知らなかったことも多かったのではないでしょうか^^

活性酸素は、現代社会では避けにくい要因によって大量に発生します。

健康的な生活を送るために、一度ポリフェノールを見直し、うまく活用してみてはいかがでしょうか?



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発酵食品の世界を訪ねて。。。

2011年08月17日 23:10

この中にいくつ発酵食品があるでしょうか?

毎日の食卓で、私たちはどれくらい発酵食品を食べているのか、ご存知でしょうか^^?


納豆漬物・ヨーグルト・チーズは有名な発酵食品であり、よく食べられている食品ですよね。

調味料として使われる、味噌・しょうゆ・かつお節・酢・みりんも発酵食品。

晩酌として飲んでいる、日本酒・ビール・ワインもすべて発酵食品なのです^^

この他、各地域・各家庭によって、さまざまな発酵食品が食べられています。

私たちが普段何気なく食べているも “実は発酵食品だった” なんてことがあるくらい、発酵食品は私たちの食生活には密着したものなのです^^


この「発酵食品」というものを、太古、5000年もの昔から私たち人類は活用してきました。

微生物のことや発酵のメカニズムは解明されていなくても、人間の知識・経験則で利用されてきたのです。

(数多くの失敗や犠牲を乗り越え、おばあちゃんの知恵袋のごとく色々な発酵食品が作られていったのでしょう^^)

そして、世界各国でさまざまな発酵食品が生み出され、その食文化が脈々と受け継がれてきました。


その中でも、特に日本は “発酵食品の宝庫” とも言えるくらい、他の国と比べて発酵食品の文化が発達しています!

四季があり、高温多湿である日本だからこそ、さまざまな発酵食品ができたといえます^^

そんな発酵王国である日本に生まれたのだから、発酵食品を一度は食べたことがあるはずだし、発酵食品の恩恵を間違いなく受けているはず

しかもいまでは、世界の食品を食べることができるので、色々な発酵食品を食べる機会もあるのです。
(世界一くさい食品であるシュールストレミングも発酵食品^^)



これから採りあげていきますが、発酵食品というのは体にイイこと尽くめ

少し意識して摂るだけで発酵食品の恩恵にあずかることができ、健康に過ごすことができます^^

発酵食品の王国である日本に住んでいながら、発酵食品のことを知らずに過ごすのは、とてももったいないことだと思いませんか?

これからそんな “ 発酵食品の世界 ” を一緒に訪ねていきましょう



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発酵食品の世界-1  発酵とは?

2011年08月21日 23:11

発酵食品は、私たちの食生活の中に ふか~~く 浸透しており、無くてはならない存在です

気づかぬうちに毎日口にしており、多くの恩恵を受けているはず。

発酵食品の歴史は古く、人類の食文化にとって、火の使用と同じくらい発酵というのは重要な発見だったと思います。

まずは、そんな 『 発酵食品 』 の基本について説明していこうと思います

 


さて、ではまず “ 発酵食品 ” とは、いったいなんなのでしょうか?

辞書で調べると、発酵食品とは 「 酵母・カビ・細菌などの微生物やそれらの酵素の働きを利用して作られた食品 」 とされています。

これで正しいのですが、もう少し補足して説明すると・・・


“ 発酵食品とは、 酵母・カビ・細菌などの微生物やそれらの酵素が、人間にとって有益な物質を作り出してできた食品 ” のことなのです。


この 「 人間にとって有益な物質 」 というのがとても大切なポイントになります。

微生物の力によって食品・食材が変化しても、それが人間にとって有害であったら 「 腐敗 」 ということになり、人間にとって役に立つ有益なものであれば 「 発酵 」 ということになるのです

つまり、「腐敗」 と 「発酵」 も微生物によって起こる現象ですが、その結果が人間にとって有益であるかどうかで分類されているのです。


牛乳を例にすれば・・・

牛乳を常温のところに2・3日放置しておけば、だんだん嫌なニオイがしてきて 「腐って」 きますよね?

これを飲めば、大抵下痢や嘔吐などを引き起こし、大変な目に遇います。。。

いわゆる人間にとって有害なものです。

これは、腐敗菌という微生物が牛乳に入り、牛乳が 「腐敗」 した訳です

では、牛乳に乳酸菌が入るとどうなるでしょうか?

同じように常温のところに放置しておくと、ぶよぶよとした半固形状のものへと変化していきます。

ニオイも嫌なにおいではなく、独特の芳香になります。

これがヨーグルトの原型であり、食べても体に害は無く、逆においしく体によい有益なものです。

つまり、乳酸菌が牛乳に入り、牛乳が 「発酵」 してヨーグルトになったのです

大豆も同じで、煮ただけの大豆を放置して腐敗菌がつけば腐りますが、そこで納豆菌が入っていれば、納豆という発酵食品になるわけです。


また、発酵食品は、同じ食材でも発酵した食材は腐りにくいという特徴をもっています。

これは、発酵菌によって、腐敗菌をはじめとするその他の菌の増殖が抑えられ、腐敗しにくくなるからです。

つまり、発酵食品は保存がきくです。

いまよりも食べ物の保存が死活問題だった古人にとって、発酵させるということは生きていく上で欠かせないことだったはず。

詳しいメカニズムがわかっていなくても世界中で作られている理由のひとつは、この保存性の高さであり、人間にとってとても有益なことだったのです。




発酵食品は、微生物たちが作り出したおいしくて体にいい有益なものです

微生物の働きを人間がうまく活用して、食の幅を広げ、保存性まで高めてきた知恵の結晶ともいえます。

ぜひ、この人間にとって有益な発酵食品を食べて、その恩恵をめ~~いっぱい受け取っていきましょう



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