鍼灸あれこれ-0   はじめに…

2010年04月12日 22:45


私の人生の目標のひとつとして

 『 鍼灸の普及 』

というものを掲げています。



今の10~30代の人に「職業は鍼灸師です。」と言うと、「なにそれ??」のような反応をされることが多くあります。

地域差・育った環境・病気や怪我の有無などによって、鍼灸を知らない&治療されたことがない人がいるというのは当たり前ですが、あまりにも知らない人が増えているので悲しみと危機感を覚えずにはいられません。

鍼灸は素晴しい医療のひとつです。

しかし、鍼灸の認知度がここまで下がってきたのは、ここ50年くらいかもしれません。
関西では小児鍼が盛んだったり、親が子どもに文字通り「お灸をすえて」いる地域もありますが、全体的に認知度が下がっていることは明白です。



なので、私はこのブログで『鍼灸』についての情報をすこしでも発信していきたいと思っています!

あまりにも未知で、どんな治療をするのか・料金はいくらくらいなのか・どんな病気に効くのかを知らないかたも多くみえると思います。
素朴な疑問や情報を少しでも多く、そしてわかりやすく伝えていきたいと考えています。

知るということは大切です。
知らなければ、治療の選択にも入ってきません。

なるべく多くの人に鍼灸というものを知ってもらうきっかけになれば、うれしいです^^



さて、ここでひとついっておかなければいけないことがあります。

それは、鍼灸が絶対にイイというスタンスをとる気はないということです。

悲しいことですが、業界にいると、鍼灸師で医師を馬鹿する人や医師で鍼灸を認めない人をたまに見かけます。どっちも人の身体や心というものを扱っているのに。
そして、鍼灸or現代医学のみを盲目的に信奉している人もみえます(ほんとにまれですが)。

鍼灸も現代医学も、どっちもメリット・デメリットがあります。

このブログに鍼灸のいいところだけを書くことは簡単です。

しかし、本当に鍼灸を普及させるためには、メリットもデメリットも効果のあることも事件事故も書く必要がある。と私は考えています。
偏った知識の提供だけでは、患者さんをより不幸させてしまいます。
それがなによりも怖いです。

鍼灸のメリット・デメリットを知り、現代医学・鍼灸・その他の治療法をうまく使い分け、病から健康(身体)を守ることが大切である。というスタンスをとっていきたいと思います。
  A1.jpg
また、なにが正しいかは時代によって違うこともあります(天動説や水銀治療など)し、私の知識が間違っていることがあるかもしれませんので、そんなときは「間違ってるよ。」とか「こっちの情報はどうなの?」などのように指摘してもらえると嬉しいです^^;
&質問も待ってます


目指せ、鍼灸の認知度100%!!

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鍼灸あれこれ-1  鍼ってどんなもの?

2010年04月22日 01:04


鍼灸をやっていて、よく次のようなことを訊かれます↓
「鍼は痛いんじゃないの?」と。

鍼灸治療を受けたことがない人で「はり」と聞くと、なぜか注射器や縫い針を思い浮かべる方がよくみえます。
確かに、「鍼」を見たこともないわけですからしょうがないと思います^^

なので、まず鍼をみてもらいます( ・∀・)ノ

Z4.jpg

どうですか?
かなり細く作られていることがわかっていただけたでしょうか。
大体縫い針の3分の1くらいです。

詳しく説明すると上から順に・・・
① 鍼体長  8分 (20㎜)- 鍼体経 0.16mmφ 材質-銀
② 鍼体長 1寸3分(40㎜) - 鍼体経 0.18mmφ 材質-銀
③ 鍼体長 1寸6分(50㎜) - 鍼体経 0.18mmφ 材質-銀

④ 鍼体長 1寸3分(40㎜) - 鍼体経 0.18mmφ 材質-ステンレス
⑤ 鍼体長 1寸3分(40㎜) - 鍼体経 0.16mmφ 材質-ステンレス
⑥ 鍼体長 1寸3分(40㎜) - 鍼体経 0.18mmφ 材質-ステンレス
⑦ 鍼体長 1寸6分(50㎜) - 鍼体経 0.20mmφ 材質-ステンレス
⑧ 0.4のシャープペンの芯 (比較対象)
⑨ 100円ライター (比較対象)

鍼にはこのほかにも、鍼の長さ・太さ・材質などが違う、様々な鍼がありますし、この写真の鍼は一般的な鍼で、他にも色々な形の鍼もあります。
また、鍼の先にも工夫がしてあり、痛みが起こりにくい形に研がれています。

注射器や縫い針とはまったく違うことがわかっていただけたでしょうか^^



では、本題の「鍼は痛いんじゃないの?」という質問に対しては・・・

「鍼は痛くありません!」

とお答えします。

日本の鍼は痛みを起こしにくいように工夫されていますから、ほとんど痛みを感じないことが普通です。
人間の体ですから100%痛くない。とは言い切れません(部位や患者さんの感受性にもよるところがあります)が、注射のような痛みは皆無です!



さて、実は、これでは答えとしては90点といったところでしょうか。

では、残りの10点分は?というと・・・

・ 施術者の腕によっては痛いこともある
・ 施術の手技・流派によっては痛いことも
・ 「響き」と「痛み」を混同している人がいる

この3つも書いておく必要があるので説明していきますね^^b


まず、『施術者の腕によっては痛いこともある』ですが、当然、鍼をうつのが下手な人が鍼をすると痛いです。

鍼灸学校に入ったばっかりで、鍼をし始めたときは、それは痛かった(笑)
しかし、治療者も数々の練習・色々な手技で、痛みのない治療をしようと日々努力していますので、まず耐えられないほどの痛みを感じることはありません。むしろ、鍼は心地よく、気持ちイイものです^^


そして、『施術の手技・流派によっては痛いことも』と書きましたが、中国などでは痛くなければ効かないという考えがあるようで、痛みを伴う手技を使うことがあります。

中国の鍼は日本の鍼に比べて太いので痛いということもあります。
(中国鍼を使われる鍼灸師でも痛くない人もみえるし、痛くないとイヤだと考える患者もいるので、詳しくは中国鍼を使う鍼灸師に尋ねてください)

また、TVで、ブスブスと痛いところに鍼を刺しまくっているのをみかけることがあります。
メディア的には派手なほうが視聴率がとれるから、そのような治療をしている人ばかりをとりあげやすく、「鍼は痛いんだ」という誤解を与えていることもあります。
しかし、多くの鍼灸師は、細い鍼でなるべく痛くないように施術しています。
TVで報道されるものの中には、極端な鍼灸師をとりあげているということもあることを覚えておいてください。


最後に、『「響き」と「痛み」を混同している人がいる』です。

鍼を刺されたときに、独特の感覚(ズ~ンとした重い感覚・電気が走ったような感覚など)を感じることがありますが、これを「響き」といいます。
このような感覚を「痛い」と感じられるかたがみえます(特に初めてのかたや怖がっているかたなどで顕著です)。
響きと痛みを混同していたかたも慣れてくると、または違いを教えられると、響きと痛みはまったく違うことに気づかれます。
ちなみに、響きがないと治療効果がないということはありません。
響きがなくても治療に効果はありますので心配しないでください。





長々とここまで書いてきましたが、『 鍼 』について少しは知っていただけたでしょうか?

繰り返し述べますが、鍼は痛くありません。気持ちイイものです。
また、痛ければ効くというものでもありません。

いままで、鍼は痛いと思っていた人やどんなもので治療しているのか分からなかった人の参考になれば嬉しい限りです!


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鍼灸あれこれ-2  灸ってどんなもの?

2010年04月27日 21:58

前回、鍼について書きました。

『「鍼」「灸」あれこれ』なので、次は「灸」を書かなあかんでしょ!
・・・ということで、今回は灸について話です^^



「灸」(orやいと)は、よもぎの葉を乾燥させた艾(もぐさ)を使って、治療点に温熱刺激を与えることで気血の流れを調節し、生理状態を変化させ、疾病を治療するものです。

さて、「お灸」または「やいと」というと、どんなイメージをもっていますか?

お灸をされたことがないと、熱いとかお仕置きのためとか痕が残るとか悪いイメージを思い浮かべるかたもみえるかもしれません。
また、落語の灸の話(強情灸)や、俳人松尾芭蕉が足三里にお灸をしながら諸国をまわったことや四国巡礼のときにお灸をすえた話などを聞いたことがある人はまた違ったイメージをもっているかもしれませんね。

一昔前まで、お灸はとても身近なものでした。
病気の予防・治療として、子供から老人まで灸をされていましたし、近所にお灸の上手いおじいちゃん・おばちゃんが一人はいたものですが、いまではそんなところは少ないかも知れません。



では、ここで一度灸をしているところを紹介します。
百聞は一見に如かずです↓(注:ちなみにこの動画に出てくる人は私ではありません)


この動画の灸のすえ方は、比較的一般的なやり方です。

見てるだけだと熱そうに見えますが、熱くなる前に火を消しているので、ぽっと温かい程度で気持ちいい・心地よいと感じます。
熱くても「チッ」と一瞬熱いと感じるくらいです。


また、この動画はあくまで灸のすえ方のひとつに過ぎません。

お灸にはいろいろなやり方があります。
ここでは詳しくは説明しませんが、透熱灸・打膿灸・直灸(点灸)・隔物灸・台座灸(温筒灸、円筒灸)・棒灸・灸頭鍼・薬物灸・箱灸などがあり、患者さんの状態に応じて使い分けています。

灸は、身体の感受性や病気の状態など患者さんにあわせて、艾の種類・大きさ・硬さ・壮数・温度などを決めています。

例えば、身体が弱っている・敏感な人には柔らかく熱さを緩やかにして壮数を少なくすることで気血を補ったり、急性の病気・痛みが強いときには、熱く刺激の強い灸をして余分な気血を抜き、調節します。





ここまで、「 灸 」について説明してみましたがいかがだったでしょうか?

灸は、自然治癒力を高め、健康のためにはとてもいいものです。

子供などを強く叱る意味の言葉としての「灸を据える」などの言葉がひとり歩きして、灸はやけどが残るほど熱いものといった悪いイメージが広がりましたが、それは間違いです!
決して、そんなことはありません。
心地よく・気持ちいいもので、いまでは、世界中で「MOXA」と呼ばれ使用されています。

ぜひ、「 鍼 」だけでなく「 灸 」のほうも体験してみてください^^





ちなみに、灸には家庭で出来るものもあります。
コレです↓
長生灸 200壮長生灸 200壮
(2003/05/19)
山正

商品詳細を見る

せんねん灸.オフ.伊吹260点せんねん灸.オフ.伊吹260点
(2002/12/24)
せんねん灸

商品詳細を見る

ホームページ: 長生灸 / せんねん灸 
一般的な家庭灸はこの2つでしょうか。
私としましては、長生灸のほうが香りがよく、けむりの量が少ないよう気がするので、長生灸をオススメします(HPはせんねん灸のほうが見やすくわかりやすいですが(笑)

お灸をするのには「きゅう師」という資格がいりますが(余談ですが鍼灸師ははり師ときゅう師の2つ資格があって鍼灸師なのです)、この家庭灸は誰でも出来ます。

今後、この家庭灸を使った内容(治療など)も書いていく予定です



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鍼灸あれこれ-3  料金ってどうなってるの?

2010年05月29日 22:52

kane01.gif


みなさんが鍼灸院に行こうと思ったとき、けっこう気になるのが料金かも知れませんね^^

今回は、そんな 「鍼灸院の施術料金」 についての話です!


さて、施術料金はいくらくらいなのか?

地域差などもありますが、 平均3000~5000円 です。

鍼灸院によっては、2000円くらいのところもあれば、1万円以上とるところもありますが、だいたい3000~5000円くらいだと思っていただければいいと思います。

また、初診料は0~2000円が一般的です。
そのほか、回数券や子供割引などのサービスがある鍼灸院もあります。


鍼灸の施術料金は実費ですが、保険を取り扱っている鍼灸院もあります。

詳しくは次回採りあげるつもりですが、神経痛・リウマチ・腰痛症・五十肩・頸腕症候群・頚椎捻挫後遺症の6つの症状が、鍼灸治療の保険適応疾患になります。
(これ以外の疾患は残念ながら現在の制度では保険適用外です…)



治療時間に関してですが、60分いくらという店がありますが、それは治療者としてどうなの?と思ってしまいます。
治療者自身が心の中で目安にしている時間はあるかもしれないが、時間で料金を決めるのはどうかと思います。

私のところは、1回の治療で平均1時間くらいで、短ければ30分・長いと2時間くらいと患者の症状・体調・体質などによって変わってきます。
治療の時間は、目安はあっても患者によって前後するものです。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」という孔子の言葉は鍼灸ではよく聞きます。

つまり、やり過ぎはそれがどんなに良いことでも、むしろ不足ぎみと変わらない
という意味ですが、体調的に30分ほどの治療時間が限度の患者を、60分までだからといって60分間治療するのは、「過ぎたるは及ばざるがごとし」で患者を思っての治療ではありません。
悪くしてしまう可能性もあるのです。

我々は経営者でもあるから時間で決める治療について理解できるところもない訳ではありませんし、多くの時間治療して欲しいという考えをもった患者さんもいますが、人を治療するという観点からはまったく外れていると思います。

・・・っと話がずれてしまいました^^;

施術値段について詳しいことは、直接鍼灸院に電話する・ホームページで調べるなどが確実です^^




「へぇ~、そのくらいの値段なんだ。」と思われた方も見えるかも知れません。
意外と鍼灸院の施術料金については知られていないのです。

なぜかというと、看板や広告・チラシなどに料金を載ることは法律で禁止されているから!

「按摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」(あはき法)によって、広告には制限が設けられているのです。
施術所の名前や場所・施術日・施術時間・保険取り扱いの有無などは看板や広告に載せても問題ないのですが、料金は法律で禁止されています。
(違反すれば、30万円以下の罰金があります・・・。)

いまのところ、ホームページやブログなどのインターネット内はグレーゾーンで、違反にはならない状態です。



「あれ、フリーペーパーやチラシなどでよく値段をみるよ?」といいたい方もみえるかもしれませんね。

そのような場合は、法律違反とわかっていて(または知らずに)のせているか か 無免許 か 民間の資格 のどれかでしょう。

国家資格である鍼灸師・柔道整復師・マッサージ師が載せた場合、法律違反です。
保健所などに通報されれば、警告や罰則・罰金があります。

カイロプラティックやリラクゼーション・足ツボ耳ツボ療法・整体・アロマなどは民間の資格なので、法律の範囲外です(鍼灸師・柔道整復師・マッサージ師を対象にした法律なので)。

マッサージ師でなくてマッサージをやっていても「うちはリラクゼーションだ!」といえば、マッサージ師の資格がなくてもやれるのが現状です。

いまこれを読んでいるあなたがリラクゼーション店や癒しサロンにアルバイトで雇ってもらえば、マッサージ師の資格がないのに自主研修や仲間内の資格などでやれてしまうのです。
いまでは、マッサージ師の資格は有名無実になってしまっています(厚生労働省ちゃんとしろよ…)。



色々書いてきましたが、施術料金についてわかっていただけたでしょうか^^

鍼灸院ごとに若干の差はありますが大体3000~5000円くらいなのです。

すこしでも鍼灸院に行くことへの抵抗感が薄れたと思っていただけたなら、嬉しい限りです

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鍼灸あれこれ-4  健康保険は使えるの?

2010年12月06日 17:00

鍼灸院の施術料金については前回書きましたが、それは実費の話でした。

今回は、保険の話です!



さて、健康保険で鍼灸の治療を受けることができるのでしょうか?


結論から言うと、健康保険で鍼灸の治療を受けることができます

しかし、健康保険の適用疾患が決まっていたり、同意書がいったりとなかなか複雑なことになっています。

順を追って説明していきますね



まず、健康保険で鍼灸を受けられる疾患は次の6つです↓

  ・ 神経痛
  ・ リウマチ
  ・ 頸腕症候群
  ・ 五十肩
  ・ 腰痛症
  ・ 頸椎捻挫後遺症(むち打ち症)


鍼灸では、この6疾患しか適用ではありません。
風邪や便秘・食欲不振・高血圧・頭痛などなど、このような疾患は健康保険の適用にはならないのです。

簡単に6疾患の症状を説明すると…

・ 神経痛は、病気の範囲が広いので、身体のあらゆる場所の慢性的疼痛に適用され得ます。

・ リウマチは、かなり限定された疾患ですから、病院にてリウマチと診断されたものに限ります。

・ 頚腕症候群は、かなり解釈の広い疾患です。頚部(首)、肩関節、上肢(腕)の筋肉や靭帯から発生する痛みなどはほとんどこの病名の範囲にあります。症状としては頚、肩、腕の痛み、こり感、しびれ感、重だるさなどです。

・ 五十肩は、これも限定された病名です。40代~50代、60代にみられる肩関節の疼痛疾患(年齢は絶対の条件ではない)で、特徴的な症状は、腕に痛みがあり、上がらない(挙上困難)、帯を腰の後ろで結ぶ動作が出来ない(結帯動作困難)、髪の毛を頭の後ろでさわれない(結髪動作困難)。また夜間に肩関節から腕が痛み眠られない人もいます。

・ 腰痛症は、頚腕症候群と同じく範囲の広い疾患です。特に筋肉、靭帯による疼痛に対し鍼灸は著効を示します。症状は腰の痛み、重だるさ、下肢への関連痛等ほとんどの老化による痛みはこの病名でくくられるものです。

・ 頸椎捻挫後遺症は、いわゆるむち打ち症の後遺症です。




そして、この6疾患で健康保険を受けるためには、医師の同意書(医師の診断の結果、保険で鍼灸治療を受けることを認めた書類)が必要になってきます。

鍼灸では、健康保険で治療を受けるまでの流れは次のようになっています↓

 ① 健康保険適用の症状がある場合、健康保険を取り扱っている鍼灸院で同意書の用紙をもらいます。

 ② 病院へ行き、症状を説明して医師に同意書をかいてもらいます。

 ③ 同意書・保険証(医療受給者証)・印鑑を持って、①の鍼灸院にいけば、その日から保険治療をうけることができます。


健康保険で治療を受けたい場合は、このようになっています。
意外と面倒くさいんですよね^^;

鍼灸師は、医師や柔道整復師(接骨院)のように自分で保険適用にすることが認められていないので、このような仕組みになっています。

なかには、同意書をかいてくれない・鍼灸治療を認めない医師もいますから、すんなりと受けれないこともありますし、同意する医師が鍼灸の保険についてよく理解しているとは限りません(むしろ理解している人のほうが少ないです)ので、より面倒になってしまうこともありますから理解していてください。


また注意点として、鍼灸の場合、治療期間中に同じ病名で保険医療機関で治療を受けたならば、保険は適用されません!

つまり、同じ病名では、病院や接骨院で同時に保険治療は受けられません。

例えば、病院・医院・接骨院などで「五十肩」の治療を受けた場合、鍼灸院で同じ病名である「五十肩」の保険での治療はできません。
あとで料金を請求されてしまいます。

俗にいう、二重診療・治療のハシゴをすることはできないので注意が必要です!


詳しくは、健康保険取り扱いの鍼灸院でお尋ねくださいm(_ _)m




このように、疾患の制限や同意書の問題などはありますが、健康保険で鍼灸の治療を受けれることが出来ます!!

健康保険で鍼灸の治療が受けたい人は、ぜひ覚えておいてくださいね


最後に、デメリットとまでは言わないけど、すこし覚えてもらいたいことを書いておきます。

健康保険で治療を受けると当然治療代は安いです。
その分、治療内容や時間などが、実費で鍼灸治療を受けている患者さんと異なるように設定している鍼灸院もあります。
健康保険で行える治療内容は制限されており、実費の場合ほど治療は自由ではないです(とはいえ鍼・灸はちゃんと受けれるので安心してください。それ以外ができないということです)。
また、治療費の高い実費で受けている患者さんへの配慮として、治療時間を短くしている治療院もあるので、初めに値段や時間などを聞いておくといいと思います。



以上、健康保険による鍼灸の治療について書いてきましたが、わかっていただけたでしょうか^^

鍼灸治療は素晴しいものですから、ひとりでも鍼灸を受けるきっかけになれば幸いです

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鍼灸あれこれ-5 どんな症状に効果があるの?

2013年10月21日 23:31


「鍼や灸をしてもらおう」と思うときは、どんなときですか?

腰痛やぎっくり腰・肩コリ・五十肩・神経痛・関節炎などの疾患が多いのではないでしょうか^^

たしかに、鍼灸治療はこれらの症状によ~く効きますが、実はそれだけではありません。

鍼灸治療というものは、ほんとうに幅広い症状に対応しているのです


例えば、WHO(世界保健機構)では、次に掲げる疾患について鍼灸治療が有効であることを認めています。

 WHO適応症完成

WHOでは、これだけのものが認められています。

あくまで現代医学の視点から認められているものがこれだけであり、現代医学の概念や用語に当てはまらない“病名がつけられない症状”“不定愁訴”も鍼灸治療の対象になってきます

腰痛や肩コリで鍼灸院にきた患者さんに、問診していくうちに頭痛・高血圧・消化不良など、ほかにも症状があって、治療していくうちにそれらの症状も良くなっていくのでびっくりされる方はよくみえますね^^


東洋医学は独自の発展をしてきたので、現代医学にはない病名もたくさんあります。

西洋医学が入ってくるまでは、日本も中国も韓国も鍼灸治療のみで、患者の訴えるすべての病気に対応していました。

古典などの文献をみていると、ほんとうに色々な症状に対する治療方法が載っています。
それだけ当時の鍼灸師(当時の医師)たちが、さまざまな患者の訴えに鍼灸で立ち向かっていった証拠でしょう。

現代医学でいうところの検査数値には出ない症状も、鍼灸治療で効果があるということはよくあります^^


もちろん、鍼灸だけですべての病気が治せるなんていう奢った考えはありません。

現代医学の得意なところ、東洋医学の得意なところがそれぞれあるわけですから。

どっちかだけではなく、うまくどっちも使って健康を保つのが一番です。

ただ、鍼灸治療というものは、みなさんが思っているよりも多くの症状に効果がある。ということだけは知っておいてくださいね



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